降水量30mm(ミリメートル)とはどのくらいの雨?予想される被害の目安と対策!

気象

降水量30mm(ミリメートル)とはどのくらいの雨

 

降水量30mm(ミリメートル)とは、雨がどれくらいなのかを解説する前にまず、

 

その測り方について簡単にお話ししますね。

 

雨が降った際に、どのくらい降ったのかを示すものとしてミリメートル(mm)が使われます。

 

 

数値が高いほどそれだけ多くの雨が降ったことを意味しています。

 

降雨状況や予想を表現するのに使われているものです。

 

日頃から降水量を注意深く観察していれば、mm(ミリメートル)の数値によって雨の激しさを知ることができます

 

このmm(ミリメートル)で降水量をあらわすのはなぜなのかについてはこちら。

 

 

また、この降水量とは?なんのことなのかについてはこちらで解説しています。

 

 

数値が高いほどそれだけ多くの雨が降ったことを意味しています。

 

この数値ですが、最近の降水量の数値は異常とも思えるほど高いですね。

 

これも、CO2による地球温暖化の影響なのか?

 

詳しくは、SDGsのページで紹介しています。

 

 

降雨状況や予想を表現するのに使われているものです。

 

日頃から降水量を注意深く観察していれば、mm(ミリメートル)の数値によって雨の激しさを知ることができます。

 

ここで注意しなければならないのは降水量は時間を区切って発表されることです。

 

一般的にお天気ニュースなどで見るものとしては1時間あたりの数値です。

 

しかし、降雨の激しさを知るためには10分間隔の数値が使われます。

 

また、長期間の雨の場合には1日あたりの数値が使われます。

 

さらに雨が降り始めたあとの累計も発表されます。

 

 

このため単に降水量を見るのではなく、それがどの間隔の数値であるのか気をつけなければなりません。

 

なお、降水量の単位は過去には0.1ミリメートル単位でした。

 

現在は、0.5ミリメートル単位で計測され発表されています。ただし、予想の場合では1ミリメートル単位となります。

 

では、30mm(ミリメートル)の雨はどの程度かといえば、計測する時間の単位によって変わります。

 

 

一般的な1時間あたりであれば、大雨注意報が出るほどの雨です。

 

バケツを置いておけば、1時間に3センチメートルの高さまで水が溜まる量で大したことがないように思われがちです。

 

タカ
タカ

しかし、これが広範囲の地域に降り排水口や河川に流入することになります。

 

局所的な場合には、排水機能の良い地域であればそれほど問題にはなりません。

 

ただし、広範囲な雨はさまざまなところから雨水が流入してきます。

 

 

そのため、排水口が溢れたり、道路に水が流れ込むといったことも考えられます。

 

気象庁の予報用語では30mm(ミリメートル)以下は「強い雨」それ以上は「激しい雨」と表現されています。

 

人の受けるイメージでは、どしゃ降りやバケツを引っくり返したように降るとされます。

 

傘をさしていても濡れることがあり、また木造住宅など建物内にいても雨が降っている音に気づくほどです。

 

車を運転していれば、ワイパーを速くしても見えづらい状況も30mm(ミリメートル)の降水量になります。

 

 

ただ実際には1時間あたりで30ミリメートル降ったといっても、その時間も関係してきます。

 

短い時間ならば、身に危険を感じる雨になることもあります。

 

特にゲリラ豪雨と呼ばれるものでは1時間あたりの単位が小さくても実際にはそれ以上に感じる激しい雨が降ることもあります。

 

降水量30mm(ミリメートル)の雨で予想される被害の目安

 

降水量30mm(ミリメートル)とは、1時間あたりに30mm(ミリメートル)以上のことです。

 

「激しい雨」、「バケツをひっくり返したように降る」と表現されます。

 

 

また降水量20mm(ミリメートル)以上になると傘をさしていても濡れるほどです。

 

なお、降水量20mmについてや、その他の降水量については下記ページで詳しく解説しています。

 

 

木造家屋などで寝ている人の半数ぐらいの人が雨が降っていることに気づくとされています。

 

また30mm(ミリメートル)以上ではたいていは道路の排水が追いつきません。

 

こうなると水が溜まりレインブーツでないと濡れてしまいますし道路に水が溜まることにより自動車の運転にも影響します。

 

 

高速走行をするとブレーキがきかなくなるハイドロプレーニング現象があらわれます。

 

このため場合によっては高速道路などで速度制限が行われることもある状況です。

 

道路が川のようになることや、それにともない排水が追いつかない地域では床下浸水が考えられます。

 

しかし、排水に関してはその地域や状況によって変わってくるものです。

 

 

排水設備が上手く行っている地域では局所的、または河川や大きな排水管が近ければ、雨水が溜まる程度です。

 

そのため、時間が経てば自然排水されるので被害が出ないこともあります。

 

しかし、極めて広範囲で降雨した場合には溢れる恐れがあります。

 

特に谷になっているところは水が流れ込みやすい場所のため、より被害が出やすくなる可能性があるものです。

 

 

もっとも勾配があって河川や排水管が問題なく機能していれば浸水することはありません。

 

すでに大量の雨が降っていたり、河川や排水管の能力が低下している場合には上手く排出することができないです。

 

このため、低地では浸水することが考えられます。

 

実際のところ1時間あたりの30ミリメートルの降水量というのは日本であればどこでも経験する可能性がある雨量です。

 

このため建物や道路、排水設備などはこれらに対応できるように作られています。

 

 

このため、それほど大きな危険が発生する可能性は小さいものになります。

 

このようなことから被害を予想するさいには家の付近や通勤通学路を把握しておくことです。

 

住んでいる地域の地形排水がどのように行われているのかを確認しておくことが大事です。

 

タカ
タカ

降り出した段階で行えることは限られており、結局は自然に水が排水されるのを待つしかありません。

 

このため降った場合の状況を予想すると同時にその対策を行っていくことです。

 

被害を出さないまたは最小限にするためにも大切なことです。

 

降水量30mm(ミリメートル)の雨の対策と必要な物

 

降水量30mm(ミリメートル)とは、日本では主に夏に起こる夕立やゲリラ豪雨などがあります。

 

それに台風なら、それほど珍しいものではなく誰もが経験する雨量です。

 

 

しかし、1時間あたりに限らず30mm(ミリメートル)の降水量というのは、被害が出てくる可能性がある数字です。

 

被害が出てから対応するのは難しく、危険も伴いますから事前の対策と必要な物(グッズ)の準備が必要です。

 

タカ
タカ

基本的な対策としては、まず排水を良くすることです。

 

これは自宅に限らず地域で取り組むべきものです。

 

自宅で出来ることとしては、雨樋(あまどい)や下水管の掃除などです。

 

 

また地域でも同様で排水溝やマスの掃除を行うことがポイントです。

 

大雨によって溢れる(あふれる)さいには雨水だけでなくゴミが流れ込みそれによって詰まることでも起こりえます。

 

そのため、実は掃除は重要なことなんです。

 

タカ
タカ

これらは降雨が多くなる夏の前に行うことが効果的で、地域によっては行事として行っているところもあります。

 

一方で雨が降ってからの対策としては、水が入る可能性があれば土嚢(どのう)を用意しておくことです。

 

こうしておけば、浸水を最小限に食い止めることができます。

 

 

土嚢に必要な物としては、昔であれば土嚢袋と砂や土などです。

 

都市部では自治体が用意してくれることもあります。

 

そうではない場合には自前で用意する必要があります。

庭があれば土はそこから調達する方法もあります。

 

土嚢袋に関しては、ホームセンターでも売られており簡単に手に入れることが可能です。

 

 

そのための道具も売られています。

 

また砂や土が不要の吸水性土嚢袋も販売されています。

これは中身に吸水ポリマーなどを入れることで、水を吸い膨らませることで土嚢とするものです。

 

安価なものだと使い捨てですが、乾燥させることで再利用できるものもあります。

 

また、モップや雑巾、バケツなどの道具があるとスムーズに対応することができます。

 

このように水が侵入してしまった場合には、排水するために必要な物を準備しておきましょう。

 

降水量が30mm(ミリメートル)程度であれば、排水が上手く行っていればそれほど大きな被害が出るものではありません。

 

タカ
タカ

ただし、もともと浸水しやすい地域では、事前に対策と浸水後の対応をするための道具を揃えておくことです。

 

こうしておけば、はやく日常生活に戻ることができます。

 

また、30mm(ミリメートル)の雨が降る場合の外出時は傘で大丈夫なのか?

 

 

さらに、風が強ければ傘はほとんど役に立ちません。

 

雨の中でもどうしても出かけなければならない場合には、レインブーツとレインコートが必要です。

また夜間の行動のためには強力な懐中電灯もあると便利です。

 

車で移動するさいには路面状況がわかりにくいです。

 

こうしたことからも、ゆっくりと道を確かめながら走る必要があります。

 

なお、非常時のことを考えて、防災袋やリュックを日ごろから持ち出しが容易な場所に仕舞っておくことが大切です。

 

また、それをいつなんどき、女性の方々や小さな子が持つケースになる可能性もあります。

 

その時点での成り行き次第といったことも関係してきます。

 

≪防災安全協会認定 3WAYキャリーリュック採用≫ ものずごい防災セットシリーズ

そういった時にキャスター付きで背負うことも転がすことも持つことも可能です。

 

このような便利な防災セットは非常にあり難いですね。

 

これなら重量のある際には転がして行け、道が悪い所なら背負うことだって可能です。

 

降水量30mm(ミリメートル)とはどのくらいの雨|まとめ

 

降水量30mm(ミリメートル)とはどのくらいの雨なのか、予想される被害の目安と対策の記事についてはご理解いただけましたか。

 

この章では、ここまでお話ししてきた内容をまとめた要約を載せていきます。

 

 

30mm(ミリメートル)の雨はどの程度かといえば、計測する時間の単位によって変わります。

 

ですが、一般的な1時間あたりであれば、大雨注意報が出る程度の雨です。

 

気象庁の予報用語では30mm(ミリメートル)以下は「強い雨」それ以上は「激しい雨」と表現されています。

 

人の受けるイメージでは「どしゃ降り」とされます。

 

降水量が30mm(ミリメートル)以上の雨とは先にも書いたように「激しい雨」と表現されます。

 

 

また、「バケツをひっくり返したように降る」とも表現されますね。

 

予想される被害の目安は、30mm(ミリメートル)以上ではたいていは道路の排水が追いつきません。

 

そのため、水が溜まりレインブーツでないと濡れてしまいます。

 

道路が川のようになることや、それにともない排水が追いつかない地域では床下浸水が考えられます。

 

 

特に谷になっているところは水が流れ込みやすい場所のため、より被害が出やすくなる可能性があります。

 

このようなことから被害を予想するさいには住んでいる地域の地形や排水がどのように行われているのかを確認しておくことが大事です。

 

なお、降水量が30mm(ミリメートル)での対策と必要な物ですが基本的に対策としては、排水を良くしておくことです。

 

自宅で出来ることとしては、雨樋や下水管の掃除などです。

 

 

また地域でも同様で排水溝やマスの掃除を行うことがポイントです。

 

水が入る可能性があれば土嚢(どのう)を用意しておくと浸水を最小限に食い止めることができます。

 

土嚢袋に関しては、ホームセンターでも売られており簡単に手に入れることが可能です。

 

そのための道具も売られています。

 

また30mm(ミリメートル)の雨に傘はほとんど役に立ちませんから、レインブーツとレインコートの準備が必要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました