風速2m(メートル)とはどのくらいの強さ?予想される被害の目安と対策!

気象

風速2m(メートル)とはどのくらいの強さ

 

風速2m(メートル)はどのくらいの強さなのかというと時速で言えば7.2kmの風となります。

 

時速7.2kmの風というと、かなり速いのかと感じますね。

 

ですが、風速2mの強さのイメージは無風の中で人が歩いている時に感じる際の抵抗くらいとなります。

 

それぞれのペースはありますが、人は時速4~5kmほどで歩くので、それより若干風の抵抗を受ける程度です。

 

つまり風速2mがどのくらいの強さかというと、普段の歩行よりもやや速いウォーキング程度です。

 

タカ
タカ

歩いている人々が顔でわずかに風を感じるくらいの強さとイメージすると分かりやすいです。

 

体感的には夏に汗を掻いていれば涼しく、冬だと肌寒く感じる程度です。

 

陸上だと、例えば煙が上がっていれば風で少しなびく程度となります。

 

海上でも影響はありますが、水面にさざ波が立つ程度で、僅かに風が吹いていると感じるくらいです。

 

風速が2mの強さの海上
海面に風速2mの強さで小波が出ている様子

 

このように2m(メートル)という風速は非常に弱く、陸上でも海上でも影響は小さいことが分かります。

 

当然ながら車の走行や鉄道の運行、飛行機や船の運航に影響が出ることもまずないです。

 

洗濯物を外に干せば乾きやすくなりますし、固定しておけば飛ばされる心配もないでしょう。

 

風速2m(メートル)の定義と測り方

 

風速2mの定義はその言葉の通り、風が1秒間で2m進むことで、やや風の強い状態といえるでしょう。

 

正しくは、風速2m/s(2メートル毎秒)となります。

 

瞬間風速は平均風速の倍くらいの風が吹きますが、それでも風速4mほどなのでまだまだやや強い風にすら及ばないです。

 

 

 

風速4m(メートル)についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

風速4m(メートル)とはどのくらいの強さ?

 

 

気象庁によれば平均風速10m以上でやや強い風と定義されています。

 

風速2m(メートル)についてはこれを下回る強さです。

 

なお、風速は地上からの高さによって変わるため、計測する際には地上10mの高さにある風速計を用います。

 

また、短い時間で測ると誤差が出てしまうので10分間の平均値を風速の値として表します。

 

気象庁の風速の測り方は風車型風向風速計を使用するのが一般的で、その名前の通り風車の形をした機械を使います。

 

この機器は日本の各地に設置されていて、場所ごとの気象状況を逐一計測することが出来ます。

 

 

ただし、平均値と瞬間値はそれぞれ測り方が異なるので注意が必要です。

 

平均値は地上10メートルで10分間のスピードを測ります。

 

ですが、瞬間値は0.25秒間隔の測定値を3秒間平均して求めます。

 

一般に風速といった場合には平均値のことを指します。

 

風速2m(メートル)で予想される被害の目安

 

風速2mで予想される被害は、目安となるのはビニール袋や紙のように軽い物が飛ばされるなどです。

 

ビニール袋は風を受けやすく、しかも軽いので容易に空中に舞います。

 

紙も同様に浮きやすいので、固定されていなければ風を受け次第飛んでしまうでしょう。

 

 

風速2m(メートル)の強さでもバランスの悪い物が倒れてしまうことは起こりえます。

 

それによって怪我などが発生することもあるので、一定の注意は必要となります。

 

少し軽めの傘であっても問題なく使用することが出来ます。

 

掲示物であればしっかりと固定されていれば問題にならず、雑誌のように厚みがある物も浮かないです。

 

 

風速2mの風は、体を押す程の威力もないので、傘を差していても飛ばされる恐れは全くないと思われます。

 

この風速2mの強さで飛行機が飛ばなくなったり、船の運航を見直すこともあり得ないです。

 

船の運航に影響しない風速2m(メートル)の状況では、波も水面を見れば風が吹いていると分かるくらいのものです。

 

つまりこの風で被害が発生することは考えにくいので、無視しても問題がないケースが大半というわけです。

 

それを下回る風速となれば、風が吹く音すらも小さいです。

 

風が当たっても涼しく感じたりくすぐったさを覚える程度だと考えられます。

 

空から物が飛んできて落ちてくる、足元がすくわれて転ぶといった心配もないです。

 

風速2mより強めの風速5mの強さでも少し風を強く感じますが、脅威になるほどの威力ではないです。

 

風速5m(メートル)とはどのくらいの強さ?

 

 

これが、風速10m以上となれば人が風に押されて歩きにくく感じたり、木々が揺れて風の強さに怖さを覚え始めます。

 

風速10m(メートル)とはどのくらいの強さ?

 

 

これらをまとめると、風速2mの強さで予想される被害らしいものは特にないということです。

 

家の中でも外でも安全に過ごせる強さの風と結論づけられます。

 

このように風速2m(メートル)の強さで生活に支障をきたすようなことはほとんどありません。

 

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風速2m(メートル)の強さで日常生活への被害の目安

 

風速2m(メートル)の強さはそれほど大きくないので日常生活で被害が発生することは稀です。

 

洗濯物が飛ばされることはあるかもしれませんが、ハンカチくらいの軽い物が飛ぶ程度です。

 

水分を吸っていて重量がある洗濯物でしたらその心配もないでしょう。

 

 

風の影響で被っている帽子が浮いたり、キャンプの焚き火の火が強くなったり、スポーツが楽しめないといったことはよく起きます。

 

風の強さによっては、火が強くなることがないとはいえません。

 

ですが、風速2m(メートル)の強さはキャンプなどのレジャーでも無視できる程度の風なので災害のリスクが上がることは考えにくいです。

 

 

風速2mほどの強さでは驚くような火柱が上がることはまずありません。

 

飛距離が出るスポーツをする際には風向きを確認する程度はした方が良いかもしれません。

 

 

ですが、しなくてもプレーに支障はほとんどありません。

 

ゴルフのようなスポーツでは風の影響でボールの弾道に多少出ることもあります。

 

しかし、これも風速2mよりもう少し強い風が吹いてる場合がほとんどです。

 

風速7m(メートル)でゴルフはできる?

 

 

この程度の強さなら、読み方次第で味方につけられる強さの風にもなります。

 

風速2mの風を上手く味方につけることができればボールの威力も増すはずです。

 

一方、テニスのように球速が速いスポーツであれば、更に無視できる程度の風です。

 

 

瞬間的に時速100kmを超える球速のスポーツでは、ボールの威力の方が風速2mの風を上回るからです。

 

このように風速2m(メートル)の強さは危険性やリスクよりも、むしろメリットに感じられることの方が多い風となります。

 

車の走行にも殆ど影響しないどころか、自転車も横風に恐怖を覚えることすらないのが風速2m(メートル)です。

 

なお、風速2mで河川への影響が出ることもほとんどないと予想されます。

 

風速2m(メートル)での対策

 

風速2m(メートル)の対策は、室内では全く何もしなくても問題がないです。

 

室外に洗濯物を干している場合の対策としては、一応しっかりと固定して飛ばないようにします。

 

雨に濡れて体が冷えているのであれば、風が弱くても外にいることはおすすめできません。

 

 

体を冷やさないように拭いたり、着替えるといった対策はするべきでしょう。

 

風速2mくらいの弱い風でも、雨が降っている場合では対策も変わってきます。

 

雨について詳しく知りたいという場合はこちらの記事などがお役に立ちます。

 

降水量とは?わかりやすく説明!

 

 

降水量2mm(ミリメートル)とはどのくらいの雨?

 

 

降水量3mm(ミリメートル)とはどのくらいの雨?

 

 

このように、いくら風速2mが非常に弱い風とはいえ、当たり続ければ気化熱で体が冷えて風邪を引いてしまう恐れもあります。

 

 

体が濡れていなくても、体調が良くなかったり熱っぽい場合は体調の悪化を防ぐ為に同様に風を避けることをおすすめします。

 

特に体調に問題はなく風邪気味でもなければ、体調管理に関する注意は不要です。

 

風速2m程度の威力でも足に不安のある高齢者等の方は転んでしまう可能性はあります。

 

そのため、風のある時は家族に支えてもらうといった対策が必要となることもあります。

 

 

危険性は殆んどないと予想されるものの、万が一に備えて対策しておくことは重要となります。

 

念の為、外で火を使う時は多少気をつけた方が良いですが、風向きなどを厳密に警戒する必要はなさそうです。

 

瞬間風速もせいぜい倍の4mくらいなのですが、吹いた瞬間は少し強く感じるかもしれません。

 

タカ
タカ

ただ、それが何らかの被害に繫がる確率は非常に小さいです。

 

つまり、風速2m(メートル)の強さで発生する被害は想定されません。

 

なので、風対策で何かそれに備えるということも必要性が低いです。

 

飛ばされては困る物については固定するべきですが、重量物に関しては無対策でもOKとなります。

 

この風の強さで、自転車が横転することも考えにくいので、スタンドを使って立てた状態でも問題ないです。

 

ただし平均風速が2mだと問題ない程度ですが、瞬間的に強い風が吹くと置いてある自転車が倒れるようなことは起こりえるので、その限りではないです。

 

自転車をしっかりと固定するといった対策がされていればそういったことも防ぐことが出来ます。

 

車などを駐車する場所に風速2mの風の強さで、車体に傷がつくほどの重量物が飛んでくる心配はないでしょう。

 

風で家のドアが開いたり、風が室内に入り込む強さでもないです。

 

 

また、キャンプをするのも問題ありませんし、テントを張る向きや固定方法の対策に悩むこともないでしょう。

 

風速2m以上の風が吹く場合にはその強さにもよりますが対策が必要なケースも出てきます。

 

 

海上だと、風を遮るものがない分だけ陸上よりも風を強く感じますが、風速2m程度の強さなら問題にならないです。

 

釣りにはむしろ好都合ですし、弱い風を感じながら気持ち良く釣りができるはずです。

 

このように、風速2m(メートル)の強さでの対策は必要最低限で済みます。

 

風速2m(メートル)で必要な物

 

風速2m(メートル)で必要となる物は、室内で過ごす場合は特に何もないです。

 

外に洗濯物を干すのであれば、洗濯バサミのようなグッズを用意して使うのが無難です。

 

もし、物干し竿に掛けているだけなら瞬間的に強い風が吹くこともあるので洗濯ばさみで固定するのがおすすめです。

 

 

風で飛ぶ恐れのある掲示物は固定するグッズが必要となる場合もあります。

 

おおよその風速を計るのに便利なグッズに携帯風速計があります。

 

 

一時的に飛ばされないようにしたいときは重石のように重量がある物があると便利です。

 

ビニール袋は中身が入っていないならこちらも重石になる何かを入れておくべきです。

 

買い物帰りなどで中身が入っているビニール袋でしたら風速2m程度の威力なら飛ばされることはないです。

 

 

帽子は頭にフィットするものなら大丈夫ですし、傘も飛ばされる心配はないです。

 

風速2m(メートル)の風で転んだり怪我をすることもありません。

 

杖のように体を支えたり、万が一の怪我に備える携帯用の応急手当セットも不要です。

 

行動を制限する強さの風ではなく、対策やそれに使うグッズも殆ど必要ないので、自由に活動することができます。

 

風速2m(メートル)とはどのくらいの強さ?|まとめ

 

風速2m(メートル)の風がどのくらいの強さなのかの要点のまとめです。

 

この風の威力は無風の中で人が歩いている時に感じる抵抗くらいです。

 

予想される被害の目安は空のビニール袋やハンカチが飛ばされるかもしれないという程度です。

 

 

この風の強さで対策が必要になる状況は殆どなく限られます。

 

強いて必要となる物をあげるとすれば風で洗濯物が飛ばされないように洗濯ばさみがあればいい程度です。

 

瞬間風速や強くなる風には気をつけるべきですが、平均風速なら警戒する必要は殆どないです。

乗り物に乗ったり、アウトドアやスポーツを楽しむのにも支障はありません。

 

何もしなくても問題になることの方が考えにくいです。

 

飛行機や船にも安全に乗れますから、陸上以外の移動手段も問題なく選択したり活用できます。

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