降水量をmm(ミリメートル)で表すのはなぜ?単位の意味も調べてみた!

気象

降水量をmm(ミリメートル)で表すのはなぜかの理由?

 

降水量をmm(ミリメートル)で表すのはなぜかの理由は?

 

まず天気予報を見ていると雨の量を知らせていますね。

 

気象情報などで降水量をミリと表現しているのですが、正確にはmm(ミリメートル)という表し方をします。

 

 

まず、長さを表す単位のmm(ミリメートル)をどうして、なぜ雨量を測る単位に使用されているのか、あなたは疑問におもいませんか?

 

その理由は、大きなプールとコップを比べてそれぞれたまった数値を立方メートルで示すとします。

 

ですがプールとコップでは比較のしようがなくなってしまうからです。

 

 

こういった場合単位の面積当たりの水量を計測することになります。

 

しかし雨は均等に降るので、プールの大きさでもコップの大きさでも面積あたりのたまる水の量に変わりがないということです。

 

面積あたりの量が変わらないので、例えば1時間あたり5mmの雨が降った場合、全て同じ5mmということです。

 

また降水量100mmの雨を100センチメートル四方の表面積の容器で受けとめるとたまった水の深さは10センチメートルになります。

 

 

水の容積は100センチメートル×100センチメートル×10センチメートルになり100000立方センチメートルになります。

 

100000立方センチメートル=100リットルとなります。

 

実際に容器にたまった水の量、つまり体積は底面積×水の深さになります。

 

普段降水量と呼んでいるものは、単位面積あたりの降水量ということです。

 

単位面積はm(メートル)となりますが、日常的にmは少し大きな数値の表し方になるのでmm(ミリメートル)で表しています。

 

こちらも例ですが、降水量1mmの雨はどのくらいかというと、1時間で深さ1mmの雨が降水量になります。

 

目安は、降水量1mm未満の場合気象庁では小数点以下は切り捨てになるので、1mm未満の場合は0(ゼロ)という表記になるのです。

 

しかし小数点以下を切り捨てをしているので、まったく雨が降らないといったことではないです。

 

タカ
タカ

つまり0.9mmでもゼロという表記になるというわけです。

 

 

なお、降水量1mmは、雨が降っている感じをうけることができる量になります。

 

傘がなくてもがまんできるような量で、傘をさす人と、ささない人に別れるレベルの量です。

 

目安としてはアスファルトの色が変わる程度の雨の量が降水量1mmになります。

 

降水量2mmの場合は、本格的に雨が降っている感じで、傘などの雨具が必要になるレベルの雨です。

 

降水量10mmは、地域によっては大雨洪水警報や大雨警報などが発令される場合があります。

 

この雨の強さは気象庁のホームページで詳しく記されています。

 

確認しておいて大雨に備えておくことも必要になります。

 

気象庁のホームページ

 

1時間あたりの降水量によって雨の強さを表す用語が決まっています。

 

降水量10mm以上だとやや強い雨になります。

 

さらに降水量20mm以上だと強い雨・降水量50mm以上で非常に激しい雨という表記がされます。

 

降水量をmm(ミリメートル)で表すのはなぜ?|まとめ

 

降水量をmm(ミリメートル)で表す・使う理由は、測定する際にためる容器の面積が異なると比較ができなくなるためです。

 

そのため、単位面積あたりの水量で表します。

 

単位面積あたりの水量は深さmになりますが、使いやすいようにmmで表記されていることになります。

 

 

単位の呼び方はミリメートルが正しいのですが、わかりやすくミリで表すことが多いです。

 

気象予報などは、専門的な用語がたくさんあるので、素人にはわかりづらいという難点があります。

 

なお、降水量とはについてや、数値別の降水量については詳しくは下記のページでも説明しています。

 

 

測り方や単位の意味は、容器に雨を1時間溜めて、その深さを元に計算式を用いて導き出されるものです。

 

1時間にどれだけの雨が降ったか、これを表面積で体積を割った数字が降水量です。

 

また降水量によって、どのくらいの雨なのか理解しておくと便利です。

 

雨具が必要なのかどうかなどわかるので日常生活に活かすことができます。

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