SDGs(エスディージーズ)は子供に限らず、大人でも理解がむずかしいです。
そのSDGsを子供向けに説明するとなれば、さらにむずかしいのでは?
そこで、この記事を読むことで、SDGsを子供向けに説明できるようになります。
また子供でも今からできることについても、SDGsの3つの目標を例に挙げて説明します。
SDGs(エスディージース)を子供向けに説明
SDGsを子供向けに説明するには、わたしたちの身近なできごとに例えることです。
身近なできごとに例えることで、子供にもとてもわかりやすくなります。
最近はテレビでも聞くことが多くなったSDGsですが、学校で勉強している人も多いです。
このSDGs(エスディージーズ)とは、どうして勉強するくらい大切なのか?
ここからは、SDGsを子供向けに説明する方法はどうすべきか?
そのための詳しい教え方を説明をしていきますね。
わたしたちの「当たり前」は、みんなも同じ?
わたしたちは、暗くなると電気のスイッチを押すことで、部屋を明るくすることができます。
おなかが減れば、おうちの人がご飯を用意してくれます。
家にあるお菓子を食べることで、おなかいっぱいになることができます。
また、学校に行って勉強することもできます。
こんなわたしたちの「当たり前」は、みんなも同じだと思ってしまいます。
しかし、実はみんなが同じわけではありません。
電気を使うことができないおうちや、おなかがすいてもご飯が食べられない人、勉強する学校がそもそもないまちがあります。
2030年までに17個のゴールを達成しよう
SDGsは「誰ひとり取り残さない」という考えから、
持続可能(じぞくかのう)な開発目標として17個のゴールを決めています。
しかし、「50年後、100年後も今の暮らしが続いている」と考えると、
ほとんどの人が「そうじゃないかもしれない」と感じるのではないでしょうか。
「持続可能」というのは難しいように感じますね。
そのため、SDGs(エス・ディー・ジーズ)は2030年までに17個のゴールを達成しようという目標を決めています。
目標をみんなで協力して達成することです。
それが、50年後、100年後の未来も、すべての人たちにとって、よりよい未来に繋がることになります。
その中から、SDGsを子供向けに説明するときに理解しやすい3つのゴールから説明していきます。
SDGs|子供が今からできることは何
SDGs(エスディージーズ)を子供向けに、今からできることは何かを説明する方法は?
50年後、100年後も今の暮らしが続いている?
この50年後、100年後にsdgsの目標17個を達成できるよう、みんなで協力しようというものです。
でも、「みんなで」と言っても今からできることは、1人じゃ何もできないんじゃないの?
このように思った人もきっと多いと思います。
ここからは、SDGsで今からできることを、身近なSDGsのゴールから3つ説明していきます。
【ゴール5】性別で分けるのをやめよう
学校や家、いろんなところで「男の子だから」、「女の子だから」といわれます。
このように、性別で分ける言葉を聞いたことがある人が多いと思います。
例えば、「男の子だからスポーツがすき」、「女の子だからピンクが好き」などです。
性別でその人のことを決めたり分けることは、どの場所にもあふれています。
世界には「女の子だから」という理由で、一生学校に通うことができない女の子が、男の子の約2倍いると言われています。
また「女の子だから」という理由で、料理や洗濯・掃除などの家事や子育てをしないといけないことが多いです。
SDGsゴール5「ジェンダー平等を実現しよう」では、女の子や子供の差別をなくすことを目標にしています。
性別で分ける前に、男の子も女の子もあなたと同じ人間だと考えることで、性別によって分けられることがなくなります。
今からできることとして、「女の子だから」「男の子だから」という理由で決めること、分けることをやめる。
こうして、ジェンダー平等を実現する。
これだけでも、あなたはsdgs(エスディージーズ)のゴールのうち1つを達成することができます。
【ゴール12】すてる食べ物をへらそう
わたしたちは、おなかがすけばご飯を食べることができます。
しかし、食べきれなかった食べ物や、賞味期限(しょうみきげん)がすぎた食べ物は捨てることが多いです。
おうちとお店の両方で、日本では1年間で約570万トンの食べられる食べ物を捨てています。
もっとわかりやすく言うと、日本人1人あたりで捨てられる食べ物の量は、1年間で約45kgとなります。
これは、毎日お茶わん1杯分のご飯を捨てているということです。
【参照】食品ロスとは|農林水産省
これだけたくさんの食べられる食べ物が捨てられるのは、もったいないです。
それだけではなく、たくさんのゴミを集めて燃やすには空気を汚す二酸化炭素(CO2)などがたくさん排出されます。
※買い物をするときは、食べられる量の食品を買う。
※賞味期限を意識して買う。
※作り置きのおかずは冷凍保存をする。
これらのことで、食品ロスを減らすことができます。
SDGsのゴール12達成のために今からできることは、すてる食べ物を減らすように意識する。
そして、実際に食べ物を捨てることを減らすようにすることです。
これで、あなたはsdgs(エスディージーズ)の目標のうち1つを達成することができます。
【ゴール13】使うエネルギーをへらそう
わたしたちは、さむかったり暑かったりしたら、スイッチ1つでエアコンをつけることができます。
そして、暗くなれば電気をつけることもできます。
お風呂に入るときはガスを使ってお湯をはることもできます。
また、ガスを使えば料理をすることもできます。
でも、わたしたちが当たり前に使っているこのガスや電気もCO2と関係します。
それらをはじめ、いろんなエネルギーを作るときにはCO2などの有害なものが排出(はいしゅつ)されます。
このCO2は、地球温暖化の原因になっています。
地球の平均的な気温が上がることで、とても暑い日が増えて、大雨による災害が起こりやすくなります。
日本では、お母さんやお父さんが子供の頃と比べると、気温が上がっていて、大雨による災害がとても増えました。
近年は、地球温暖化の影響なのか、日本各地で気温40度前後となる猛暑が報告されています。
この、気温40度とはどのくらいの暑さなのかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
大雨については、降水量のページで詳しく解説しています。
もしこのまま地球温暖化が進むと日本の夏(6〜8月)の気温は今よりも最高で4.4℃上がるという報告もあります。
そうなれば、大雨の日が増えると考えられています。
SDGsのゴール13「気候変動に具体的な対策を」では、地球を守ることに取り組んでいます。
このような気候変動(きこうへんどう)に対して、2030年までに気候変動から地球を守るために、今すぐ行動しようとしています。
SDGsのゴール13の達成は、わたしたちひとりひとりの努力だけでは、なかなか達成はむずかしいかもしれません。
しかしsdgs(エスディージーズ)の目標達成のために今からできることとして、使うエネルギーを減らすことで、CO2の排出量を減らすことができます。
使わない電気を消す、エアコンの温度設定を適温にする。
お湯を出しっぱなしにしないなど、小さなことから取り組むことができます。
SDGs(エスディージース)を子供むけに説明|まとめ
SDGs(エスディージーズ)を子供向けに説明するには身近なできごとを例に挙げることです。
暗くなると電気があり、おなかが減るとお菓子屋やご飯がいつでも食べられる。
こうして、SDGsの17個のゴールについても子供に分かりやすく3つの説明していきます。
50年後100年後に今の暮らしを続けるための取り組みです。
そしてより良い未来にするために、みんなが協力して2030年までに達成する17個の目標のことです。
わたしたちの当たり前は、みんなの当たり前ではありません。
例えば「性別で分けるのをやめる」、「捨てる食べ物を減らす」、「使うエネルギーを減らす」ことです。
こうして、SDGs(エス・ディー・ジーズ)は子供でも、今からできることに取り組むことができます。
無理をすると続けるのがむずかしいので、無理のないように取り組んでみましょう。
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