降水量4mm(ミリメートル)の雪とはどのくらい積もる?
降水量4mmは雪とはどのくらい積もるかは、1mmあたりの降雪量にあります。
つまり、降水量4mmから推定される降雪量は、約4cmとなります。
これは降水量が1mmの時に1時間に積もる雪の量が、深さ1cm分なのが理由です。
![降水量4mm(ミリメートル)はどのくらい雪が積もる?](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2022/01/yuki-sekisetsuryo-hakaru.jpg?resize=620%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
積もった雪の量がどのくらいか測っている様子
つまり、単純計算で4cmくらい雪が積もると算出されます。
ただし、雪の場合はその質にもよるところが大きいです。
雪の場合に使われる降水量とは、一定時間に降る雪の体積の合計のことです。
なお、この降水量4mmの雪について知るには降水量とは何かを知ると理解しやすいです。
対する降雪量は、一定時間に降り積もる深さをあらわします。
しかし、降水量を単純に降雪量に換算することはできません。
降水量1mmあたりでどのくらい降るか、そこからおおよその数値を算出する必要があるわけです。
このように、降雪量が降水量から算出できないのは単に換算できないのが原因です。
降水量が雪の場合は算出が難しい理由
雪の降水量を測るには、実際のところ雪の質や降り方にもよります。
当然ながら気温が高ければ先に降った雪が次第に溶けます。
1時間が経過しても4cmの深さにならないことは十分にあり得ます。
![降水量が雪の場合は算出が難しい理由](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2022/01/yuki-hakaru-4senchi-nai.jpg?resize=620%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
雪が積もる前に溶け出す地面
降水量が4mmの雪のときよりまだ低いと、雪が溶け出して積もらない確率はもっと高いです。
たとえば、降水量1mmなら、気温も関係しますが雪が積もる前になくなるのは珍しくないです。
降水量とは何か、降水量が1mmならどのくらい積もるかなどは、こちらの記事にあります。
また、水分量が多くて重量が重い雪の場合は、自重で潰れて圧縮されます。
その結果、積もっても厚みが出なければ4cmの深さにはならないです。
降水量4mm(ミリメートル)で1時間に積もる雪の深さは4cmです。
理想的な降り方というのは例えば風がなくて気温も十分に低いときです。
さらに、水分量が多くも少なくもない雪が一定のペースで降ることを指します。
1mmの降水量で1時間に1cmの深さになるのも、こういった理想的な降り方を前提した推定です。
![](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2022/01/yukifuri-chirahora-umi.jpg?resize=640%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
降水量4mmほどの雪が降る写真
降水量4mm(ミリメートル)とは、雨の場合だとかなり濡れる水量です。
なお、雨から雪に変わる理由は何かについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
これを雪に置き換えるとそれなりの量になることがイメージできるはずです。
降水量4mmの雨がどのくらいかについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
雪は空気を含みますから、雨の水滴と違ってボリュームが出ます。
となれば4mmの降水量で深さが4cmになるのもおかしくないわけです。
十分に起こり得る降り方だと推定できますね。
雪は僅かな風でも舞い上がってしまいます。
そのため、現実には推定通りの理想的な降り方にはなりません。
深さも降水量から単純に算出するのは難しいです。
降水量4mm(ミリメートル)の雪で予想される被害の目安
降水量4mmの雪で予想される被害は足元が覆い尽くされます。
雪が降り積もっても路面が即凍結するわけではありません。
しかし、太陽が出て気温が高まり、表面が溶ける場合は別です。
![降水量4mm(ミリメートル)の雪で予想される被害の目安](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2022/01/yuki-taiyo-kion-agaru.jpg?resize=620%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
積もった雪を太陽が照らす様子
積もった雪で、歩きにくくなることが予想される目安の1つとなります。
原因はやはり、雪が一度溶けて再び固まることにあります。
つまり、水分に戻ったものが氷になることにあります。
また、降水量4mmの雪ともなればこれに強めの風がつくと吹雪になる恐れもあります。
降水量4mmの雪で滑りやすいときに予想される被害の目安
降水量4mmの雪の被害の目安は滑りやすくなることによる転倒です。
そのため、転んで体を打ったり怪我をすることが挙げられます。
ただし、降ってすぐに溶けない場合は、深さ4cmの厚みがあります。
![降水量4mmの雪で滑りやすいときに予想される被害の目安](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2022/01/yuki-sekisetsuryo-4senchi.jpg?resize=640%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
玄関前に雪が4センチほど積もっていたときの写真
なので、転んでも必ず怪我をするとはいえないです。
注意が必要なのは、路面が覆い尽くされて形状が分からなくなることです。
また、段差が見えずにつまずいてしまうなどです。
階段は特に、走ると足元を取られて転びやすいです。
転んで怪我をしないように気をつけたいものです。
降水量4mmの雪で頭上に予想される被害の目安
降水量4mmの雪の被害は、降り積もったものが頭上から落ちてくることが予想されます。
必ずしも雪が降り積もってすぐに発生する被害ではないです。
しかし、気温が上がり溶け始めると、滑り落ちて屋根から降ってくることがあります。
![降水量4mmの雪で頭上に予想される被害の目安](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2022/01/yuki-yane-tsumoru.jpg?resize=620%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
屋根に約4センチの雪が積もった写真
頭に落ちてくれば顔が雪まみれになります。
ですが、1時間に4mm降る雪の量なので、それ以上の被害になるかは微妙なところです。
ただし、これは建物が平屋の場合です。
同様に看板などからも雪が落ちてくる恐れがあります。
雪を避けるには頭上にくる看板を避けて歩くなどの対策が必要となります。
降水量4mmの雪で車に予想される被害の目安
降水量4mmの雪でも車の屋根に積もっているものが落ちてくる場合は話が別です。
後続車の視界を遮るようなケースやそれによる被害が予想されるので注意です。
走行中に振動や遠心力で落ちてウィンドウガラスに積もらないなら問題ありません。
![降水量4mmの雪で車に予想される被害の目安](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2022/01/yuki-kuruma-mado-ochiru.jpg?resize=640%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
車のウィンドウガラスに落ちた雪の写真
全く落ちずに積もり続けると、ある程度高く積もったところで一気に落ちます。
これが道の脇に落ちると歩行者に雪が当たる可能性もあります。
逆にいえば自分が後続車なら、いつも以上に車間距離を空けています。
車の屋根から雪が落ちてきても大丈夫なように備えることができます。
他にもフロントガラスに積もって視界が悪くなったり、タイヤが取られやすくなって滑るなどがあります。
車に関する被害が予想されるものとなります。
降水量4mm(ミリメートル)の雪の対策と必要な物
降水量4mmの雪の対策は、深さ4cmでも歩ける靴がまず必要な物になるでしょう。
理由は言うまでもなく、歩きにくいと疲れてしまいます。
表面が凍結していない場合でも雪の下は凍ってることもあるのですり足か歩幅を狭くすることです。
![降水量4mm(ミリメートル)の雪の対策と必要な物](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2022/01/yuki-aruku-chui.jpg?resize=620%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
雪の上をすり足で歩いた足あと
何より屋外で活動するのが難しくなるからです。
理想的なのは雪が中に入ってくる心配がない靴です。
また、底が滑りにくくしっかりと踏み締められる靴がおすすめです。
また雪が積もる気温となると体が冷えるので、風邪を引かないように暖かい格好も必要です。
必要な物は保温性の高い上着や帽子、マフラーに手袋などで、装備が充実するほど快適に過ごせます。
一時的な降り方ならここまでの装備は必要ありません。
なお、雪道でも安心して歩ける『コロバンド』という商品は雪慣れしていない人にはおすすめです。
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![](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/plugins/yyi-rinker/img/arrow-right.png?w=30&ssl=1&quality=100&f=auto)
雪の下が凍っているときにも、革靴に着用するスパイク状の滑り止めが転倒防止に役立ちます。
コロバンドがあれば、出社時にいきなり雪が降っても転倒を防ぐことができますね。
降水量4mmの雪の対策はスコップがおすすめ
降水量4mmの雪の対策には、スコップは用意しておいた方が良いでしょう。
この程度の雪が1時間降っても、一度に大量に運べるスノーダンプまでは不要です。
スコップは誰もが思い浮かべる定番の形状ではないと思います。
![降水量4mmの雪の対策はスコップがおすすめ](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2022/01/yuki-sukoppu-dogu.jpg?resize=620%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
玄関フードに置かれた雪かき道具
雪を掻き出してまとめて運びやすい、角型である程度深さのあるものが望ましいです。
また、一度に大量の雪かきをして運びたいときにはママさんダンプというグッズが便利です。
この縦130cm、横幅50センチほどでプラスチック製のが多く、雪かきが楽です。
![ママさんダンプで雪取り作業](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2022/01/mamasandampu-yukikaki.jpg?resize=620%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
積もった雪をママさんダンプで押している様子
昔からあったスノーダンプは金属製が主流で重たくて扱いにくいものでした。
それを、プラスチック素材にして軽くなりました。
ママさんでも扱いやすくなったというのが由来です。
【参照】ママさんダンプ研究所
雪取りグッズは雪国では一家に一台あるといっても過言でないです。
なお、降水量4mmの雪が1時間程度積もっても、雪の山を崩すような作業ではありません。
なので、先の尖った剣スコップよりはママさんダンプが便利です。
また、少なめの雪なら雪押しタイプのスコップなどが便利です。
こうした雪かきの道具で雪が積もった通行路や階段を綺麗にして歩きやすくすることが重要です。
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![](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/plugins/yyi-rinker/img/arrow-right.png?w=30&ssl=1&quality=100&f=auto)
簡単に雪を払える耐水性のあるホウキもあった方が便利です。
降水量4mmの雪で車を運転する時の対策と必要な物
降水量4mmの雪で車を運転する時の対策は車間距離を意識的に空けてスピードも抑えることです。
理由は雪で車の足元を取られやすいためです。
普段とは違った走行やブレーキの効き方になるからです。
![降水量4mmの雪で車を運転する時の対策と必要な物](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2022/01/yukimichi-kuruma-hashiru.jpg?resize=620%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
雪道を車で走る様子
そこで、車間距離を空けておけばしっかりとブレーキを掛けられます。
スピードを抑えておけば衝突事故が防げます。
路面の変化や注意点といった知識を頭に入れておきたいところです。
車であればスタッドレスタイヤや解氷スプレーが必要です。
滑ったり視界が遮られないように対策します。
降水量4mmの雪ではタイヤの対策と準備が必要
降水量4mmの雪の路面を運転する時はスタッドレスタイヤを履いておいた方が安心です。
つまり必要な物は雪の路面に適したタイヤです。
急な積雪に備えてチェーンを用意しておくのもありです。
チェーンは緊急時に使用する滑り止めの一種です。
![](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/m.media-amazon.com/images/I/51k7wAvj4UL._SL160_.jpg?resize=160%2C133&ssl=1&quality=100&f=auto)
![](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/plugins/yyi-rinker/img/arrow-right.png?w=30&ssl=1&quality=100&f=auto)
チェーンは、スタッドレスタイヤが用意できない時に使用します。
取り付けの手間はあるものの覚えておいて損はないです。
降水量4mm(ミリメートル)の雪を車で運転するなら、タイヤチェーンと共に付け方も覚えておきましょう。
容易に想像できますが、雪は屋根やガラスにも付着したり積もります。
その都度雪を落とせるように道具があると便利です。
屋根の雪はブラシがあると楽に払い落とせるので、適度な長さの柄のブラシが必要な物となります。
場合によってはタイヤ周りの雪を退かしたり、夜作業をすることにもなります。
降水量4mmの雪で車に必要な物(グッズ)
降水量4mmの雪でのワイパーは通常のタイプでも対応できる可能性はあります。
ですが、雪用(冬)ワイパーだとより効果的に視界を確保できます。
積雪や氷結を防ぐスプレーもあると便利です。
そこで、軍手や懐中電灯も用意しておきましょう。
備えあればうれいなしですから、使い捨てカイロや毛布もあれば完璧です。
雪道で怖いのはスリップだけでなく立ち往生もです。
万が一雪で身動きが取れなくなってしまった場合も想定して備えるのが正解です。
降水量4mmの雪が24時間降る場合に予想される被害の目安
降水量4mmも一晩中降り続けるとなると深さはかなりのものになります。
そうなれば小手先の対策では太刀打ちできないです。
単純計算で、降水量4mmの雪が休みなく12時間降れば48cm、24時間では96cmくらいの深さになります。
![降水量4mmの雪が24時間降る場合に予想される被害の目安](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2022/01/yuki-hakaru-48senchi.jpg?resize=620%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
24時間積もった雪を測る様子
これはもう日常生活に支障をきたすレベルです。
流石に24時間のあいだ一定の降り方で雪が積もることはありません。
ここまでくると除雪機が必要になります。
北国と変わらない対策であったり、必要な物を揃えることになるでしょう。
それから屋根に降り積もった雪を落とすことも必要になります。
梯子や落下防止の命綱など、作業用具の備えもおすすめします。
降水量4mm(ミリメートル)雪とはどのくらい積もる?|まとめ
降水量4mmの雪とはどのくらい積もるかといえば、1mmあたり1cmの深さです。
気温にもよりますが、降雪量を計算すると1時間に4cmくらいとなります。
予想される被害の目安は、足元が変化して路面や階段が分かりにくくなります。
![](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2022/01/yukifuri-shito-tsumoru.jpg?resize=640%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
ブルーシートの上に雪が積もった写真
それによって転んだりつまずいて怪我をすることです。
また上から雪が頭に落ちる被害も予想されるので、足元だけでなく頭上にも注意が必要です。
対策は滑りにくい靴を履いたり、帽子を被るなどして被害の発生を防いだり被害を最小限に抑えることです。
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