ゴールデンウィークとはいえ、北海道のキャンプ場の寒さは馬鹿にできません。
油断すれば風邪などの体調不良になる恐れもあります。
折角の北海道でのキャンプが体調不良となれば台無しです。
この記事では、北海道のゴールデンウィークのキャンプ場が寒い理由や対策も載せています。
またゴールデンウィークでも比較的暖かい北海道のキャンプ場の紹介もしています。
楽しくキャンプ場で過ごすためには正しい知識を身につけることです。
北海道のゴールデンウィークのキャンプ場は寒い?
ゴールデンウィークに入っても、北海道は本州にくらべまだまだ寒いです。
この時期の北海道は肌寒い日も多く、もちろんキャンプ場も寒いです。
ゴールデンウィーク中、天気が良くても風の強い日は寒いです。
風が少し強く吹くだけでも簡単に体感温度が下がります。
比較的に穏やかであれば体感温度はそれほど低くないです。
ただし昼夜の寒暖の差も無視できません。
日中は薄着で過ごせても夜になると大丈夫ではなくなります。
確かに、天気の良い日の日中は厚着をすると汗を掻きます。
ですが、暑いからといって1枚脱ぐと急に寒く感じるので注意しましょう。
これは風がまだまだ冷たい証拠で、汗が蒸発する際に体温が奪われるのが理由です。
風さえ凌げれば多少薄着でも大丈夫です。
汗を掻くことがあるなら風邪を引かないように気をつける必要があります。
北海道でも、天気が良ければ日中の気温は上がります。
しかし日が暮れるにつれ気温も急激に下がりだします。
昼間暖かいからと油断しないことが大切です。
しかも、良く晴れている日は朝も気温が低くなります。
そのため、夜寝るときに薄着だと風邪を引いてしまいます。
朝の気温が下がるのはいわゆる放射冷却が主な理由となります。
放射冷却が起こると地表の熱が奪われることによって天気の良さとは裏腹に寒く感じます。
実は、北海道のキャンプ場や標高の高い地域などではゴールデンウィークに入っても、場所によっては雪が残ることがあります。
他の地域では考えられませんが、ゴールデンウィークも北海道はまだ冬から春に掛けての延長線上です。
つまり、夏が来るのはまだまだ先となるわけです。
標高が高めの場所にあるキャンプ場は特に気温が低めで雪が降る可能性があります。
北海道で5月に雪が降ったときの体験談を交えた記事がこちらです。
北海道でゴールデンウィークにキャンプをするときは装備は万全にしてから足を運ぶことが重要です。
辺りを見渡して雪が残っているようであれば、夜間に冷え込んだり朝も寒いと考えられます。
テントもそうですが寝袋などもしっかり準備することをおすすめします。
余談ですが、標高が100m違うと気温は0.5度以上も違ってきます。
なので、利用を予定しているキャンプ場の標高を確認して、必要と思われる装備を準備するのが良いでしょう。
標高が低いところとキャンプ場ではそれなりに高さの差があるので、そう考えるとゴールデンウィークでも寒いのは当然です。
道産子(どさんこ)はゴールデンウィークのキャンプ場を知っていたり慣れているので油断しません。
着るものや毛布があれば夜に冷え込んでも乗り切れるでしょうが、装備が最小限で暖かくする方法がないならお手上げです。
最悪を想定して計画を立てたり準備を進めることが大事です。
キャンプ場によっては、強い風どころか強風に見舞われる場所もあります。
そのため、服装もそうですがテントを張るのにも気を使います。
標高だけでなく風速も体感温度に影響しますし、秒速1m違うだけで1度も低く感じます。
寒いというのは、数字の上での寒さに加えて体感による部分も大きいです。
体温が奪われ体力が低下しないように注意が必要です。
山のように標高が高いところ、森や林のように風を遮るものがない場所ほど寒いです。
出発前はこんなに沢山の装備が必要なのかと思っていても、いざ現地ではむしろ足りないということにもなります。
それこそゴールデンウィークの5月とは思わずに、北海道では4月の上旬かそれ以前のつもりで対策を講じるのが賢明です。
北海道でゴールデンウィークにキャンプしたときの寒さ対策
北海道もゴールデンウィークから本格的にレジャーシーズンに突入します。
しかし、寒の戻りにより冬の終わり頃のような寒さになる事も珍しくないです。
そのため、できるだけ山の方には行かずに平地のキャンプ場を選ぶようにしましょう。
このように、ゴールデンウィークにキャンプをする場合は暖が取れる環境を整えておくのが基本です。
電源が備わっているテントサイトであれば、自宅で過ごしていると同様にコンセントが使用できます。
ファンヒーターや電気毛布など電気を用いて暖が取れる機器が使用可能になり、突出した暖かさが得られます。
なお、マイナス10度の気温でキャンプはできるのかを調べた記事もありますので参考にしてくださいね。
また、北海道のゴールデンウィークは日中と夜の気温差が大きい時期でもあります。
日中は夏先取りの暑さを感じるのにも関わらず、夜になると冬の終わり頃のように冷え込む事も稀有ではありません。
ゴールデンウィークにキャンプに出かける際には防寒着を1着だけ持っていくだけでは不十分です。
できれば、重ね着ができる服など複数枚着用していき必要に応じて脱着していきましょう。
テントの中で寝るとき、途中で目が覚めてしまわない十分な暖かさを誇る寝袋を用意するのも大切です。
寒さ対策を目的にして寝袋を選択するのであれば冬用を念頭に置くのはもちろんです。
そのうえで合わせて使用可能な温度にも着目しましょう。
また、冷気は暖気よりも低い位置を流れる特性があります。
なので、底冷えをしないように寝袋の下に冷気が遮断できるマットなどを用いるのも安眠できる術です。
北海道でゴールデンウィークでも比較的寒くないキャンプ場
北海道は地形などにより夏は道東や道北の盆地で気温が高く推移する傾向にあります。
ですが、ゴールデンウィークはまだ日差しがそう強い上に空気も暖まりにくい特性上、南に行くほどに気温が高くなります。
そのため、寒くないキャンプ場を求めているのであれば道南から目を向けて探していくのが良いです。
北海道の事例ではまだ冬の名残のような空気感を覚える機会も少なくないです。
道南かつ標高が高くないキャンプ場を探すのもポイントです。
北海道の比較的暖かいおすすめのキャンプ場を載せておきます。
北海道の東大沼にあるキャンプ場が比較的暖かい
そのような道南かつ標高が高くない寒くないキャンプ場として挙げられるのが東大沼にあるキャンプ場です。
東大沼にある点からもわかるように道南はもとより世界的に見ても景勝地として知名度が高い大沼に面する形で存在しています。
無料であるのにも関わらず常にトイレと炊事場が清潔に保たれています。
また、雄大な自然の中で新鮮な食材を調理して舌鼓を打つのにも絶好です。
しかも、キャンプ場の近くには温泉もあります。
キャンプ場で過ごしつつ汗を流したりあらゆる効能がある泉質の湯に浸かりながら身体を温められます。
北海道の熊石にあるキャンプ場が比較的暖かい
日本海側で寒くないキャンプ場を探しているのであれば熊石にあるキャンプ場も良い選択肢となります。
熊石にあるキャンプ場は特に自然が溢れた環境下なので、テントを張る所はふかふかした芝生です。
キャンプ場の中にはアスレチックもある様子から、子供達も体いっぱいで遊べます。
熊石のキャンプ場の近くには温泉旅館が存在しているので温泉に入浴する事ができます。
尚一層自然を感じたいのであれば川の上流を目指してみるのも良いです。
川の上流には岩を大きくくり抜いて作られた自然の岩風呂があります。
自然の息吹を感じつつ皆で北海道ならではの思い出作りができます。
北海道のゴールデンウィークのキャンプ場は寒い?|まとめ
北海道のゴールデンウィークのキャンプ場は、冬を思わせるほど寒いことがあります。
風の強さと寒暖の差、重ね着による厚着やテントの中、テントを張る場所選びがそれぞれ理由と対策となります。
北海道のゴールデンウィークのキャンプ場がまだ寒い理由が分かれば対策ができます。
準備の段階から万全を期すことによって、現地で寒さに怯えたり諦めてしまうこともなくなるでしょう。
対策はいずれも重要性が高く、1つでも忘れたり間違えると寒さに襲われる可能性もあります。
また、標高によっては雪が降ることも想定して、服装もテントも完璧を目指して準備を整えたいものです。
北海道でゴールデンウィークにキャンプする場合は必要性を理解して対策をすることが肝心です。
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