風速40m(メートル)とはどのくらいの威力か、これは数字だけだとイメージしにくいものです。
予想される被害の目安や対策を頭に入れることで、実際に遭遇した場合の対応ができるので数字からイメージできる知識の理解を深めたいところです。
少なくとも、物が飛んだり乗り物も影響を受けるのは間違いないです。
全く知識なく無防備に風速40m(メートル)の風が吹いているときに外に出ると危ないので外出を控えるのが基本です。
しかし、どうしても外出せざるを得ない状況もありますから、そういう状況に備えて数字から風の威力をイメージできるようにしておきましょう。
風速40m(メートル)とはどのくらいの威力
風速40m(メートル)とは、1秒間に40m風が進むという意味で、威力に例えると小石が飛ぶほどです。
どのくらい危険かといえば、自動車のような重量がある物でも浮いたり、倒れたり、雨戸や屋根なら簡単に壊れてしまいます。
特に、老朽化している家屋は破損のリスクが大きいです。
風速40m(メートル)の到来が予想される状況においては早めに対処が必要です。
実は、風速が15m~25mくらいの風でも看板が外れたり、瓦屋根や煙突の倒壊といった恐れがあります。
送電線は、風の威力で激しく揺れだします。
そのため、電柱が引っ張られてダメージを受け古い物だとヒビが入ったり、最悪のケースだと倒れることにもなります。
40mの半分程度の風速でも、上から物が落ちてきたり、風で飛ばされてしまうことがあるというわけなんです。
それが40mとなれば立っているのも難しく、子供のように体重が軽い人であれば飛ばされてしまう可能性もあるでしょう。
ちなみに大人でも、風速が20mを超えると真っ直ぐ立ったり歩くのは難しくなります。
気象庁の表現では、風速40m(メートル)とは猛烈な風と呼ばれ、過去には風を受けて鉄骨が変形したケースもあります。
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ブロック塀のように、風が直撃しやすい構造物については倒壊する可能性が十分に考えられます。
トラックだと横転してしまうほどなので、固定されているといってもブロック塀が倒れるのは不思議ではないです。
建物の壁面は外装がダメージを受け、一部が剥がれ落ちたり下地が見えてしまうこともあり得ます。
このように、威力が強力な風速40m(メートル)とは非日常の世界で、どこから何が飛んできてもおかしくないです。
どのくらいの威力かを一言で表現するのはなかなか難しい風です。
強いて表現すると、軽自動車くらいの重さだと走行中に浮くくらいの風の威力だといえます。
風のみでも音が大きく、言葉による意思疎通(いしそつう)の難易度が上がりますし、雨も混じれば混乱することすらあるでしょう。
雨は横殴りどころか荒れ狂う感じで、さらに台風の直撃となると河川の水位も気になってくるはずです。
単なる強い風ではなく、ありとあらゆるものが少なからず影響を受けますから目に見えないからといって油断しないように要注意です。
風速40m(メートル)とはつまり、数字が与える印象以上の威力があるということです。
軽く考えていると被害を受けたり、それが容易に拡大します。
一度直撃してしまえば、過ぎ去るまでもう打つ手は少なくなるので、前もってできる範囲で十分な対策を済ませておくことが肝心です。
重量物でも動いたり倒れる、軽い物なら風圧で変形したり外れるケースもあります。そのことを知っておくだけでも危機管理の心構えが違ってきますね。
風速40m(メートル)で予想される被害の目安
風速40m(メートル)で予想される被害の目安は、ビニール袋や傘は飛ばされ空中から降ってくることが1つに挙げられます。
ビニール袋程度ならまだマシですが、傘も飛んでくるとなると途端に危険性が上がります。
また、小石も飛ばされたり飛来しますから、この威力の風が吹いてからはやはり家から出て見回りをしたり外出を控えるべき風速に間違いないです。
小さかったり軽い物は外れて飛ぶ恐れがあり、道路標識のようにしっかりと固定されている物でも外れたり傾至り倒れたりすることがあります。
屋外にある物は倒れますから、風の直撃が避けられないブロック塀の近くや植木鉢なども気をつけたいところです。
カーポートへの被害も考えられ、飛来物の直撃でヒビ割れたり、外れて落下することがあり得ます。
飛来物がなくても、風速40m(メートル)の風を受け流すことができなければ変形して破損に至ります。
ビニールハウスやテントなどは、骨組みが変形してしまうので改めて風速40m(メートル)の威力と予想される被害の目安の大きさが分かります。
樹木は枝が折れますし、細い木だと根本に負担が掛かるので、庭木を育てている家庭は猛烈な風に気をつけましょう。
風速40m(メートル)とは、その環境では、もはや乗り物の中でも安心とはいえず、車体や車両が倒れて怪我をする恐れが強まります。
瓦屋根は大部分が飛ばされてもおかしくなく、古い造りや老朽化している家屋は気をつけましょう。
木造家屋は倒れこそしないもののダメージによって隙間や雨漏りが発生したり、住み続けるのが難しくなることもあります。
固定が不十分だと重量のある物でも簡単に外れます。
例えば、テレビのアンテナやトタン屋根、梯子といった物が外れたり倒れる被害が発生します。
工事現場の場合だと仮設足場が外れて崩落する恐れもありますから同様に近づかないようにするのが基本です。
実際のところ、どれくらいの被害になるかは風の通り道や運任せの部分があるので、被害の基準はあくまでも目安です。
ただ、風速40m(メートル)で、想定される事態には停電もあり、それも長期化するケースが予想されます。
倒れた電柱、送電線の破損した箇所などによりますから早く復旧することもあれば、時間が掛かることもあるでしょう。
平均が風速40m(メートル)以下でも、瞬間最大風速は40m、あるいはそれ以上に到達することもあります。
自転車やバイクなどはとても安全には乗れませんし、無理をすると転んで怪我をしかねないので控えることをおすすめします。
つまり、時速換算では140kmくらいになる風が風圧で物を押します。
特急列車並のスピードで車を押し倒すほどの力と考えると、イメージしやすくなるはずです。
風速40m(メートル)での対策
風速40m(メートル)の対策に必要なことは、まずこの威力の風が吹いてしまってからでは外での作業は遅いです。
外は強風のため対策をするには危険すぎ、非常時の避難以外は家から出ないことです。
このとき取らなければいけない対策は、作業ではなくもしものための避難経路の確認を家の中でしておくべきです。
こうしておけば、万が一家で待機しているのが不可能となった場合や緊急時の外出でも役立ちます。
この風で、身の危険を感じる時は、目の前の対策よりも退避や避難が優先されます。
自分の安全を第一に考えて行動する心構えを持ちましょう。
そのため、屋根の補強や雨戸を閉めるなどの対策は風速40m(メートル)になるという予報が出た時点で始めなければなりません。
風邪対策で屋根をいち早く補強するには業者に頼むかブルーシートがおすすめです。
家の周りにある飛びそうな物や倒れそうな物は屋内に入れるか、きちんと固定しておくことです。
プランターや鉢などは、可能な限り玄関や車庫に移動させ、倒れて割れたり植物が傷まないようにしましょう。
庭木も支柱を立てて、そこに紐で固定して倒れないようにする必要があります。
このように移動できる物は室内に入れることと、その他の物は固定するため対策となるグッズも用意しておくことをおすすめします。
さらに、必要となる物の買い出しも風が吹く前には済ませておくことです。
台風でなければ、避難を要するような状況は起こりにくいですが、風速40m(メートル)とは風自体は台風の発生時に吹くことが多いです。
立て掛けている梯子や看板などは、外して横に倒して固定して置くのが賢明です。
他にも、吊り下げている物や風で飛ばされそうな物は、外したり重しを乗せるなどして対策します。
風速40m(メートル)の風となると、外の様子が気になるものですが、窓はカーテンを閉めて離れた方が安全です。
対策はいくらやっても完璧というものはなく、限られた時間内でできることには限りがあります。
なので、やはり近々強い風が吹いてくることが予測できた時点で、いち早く対策をとらなければ間に合わなくなる恐れがあるということです。
しっかり風速40m(メートル)への対策したのに効果がなかった。
このようなケースもありますから過信や安心しないで最悪を想定した準備を進めることがとても大事なことです。
風速40m(メートル)で必要な物
風速40m(メートル)とは、本来であれば屋内に退避して外で作業すべきではありません。
やむを得ない場合は、この風に雨まじりのときなどは、必要な物として雨合羽やヘルメットを用意しましょう。
また目に雨が入ると視界が遮られるので、ゴーグルなどのグッズを用意して装着するのもベターです。
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窓が被害を受けるかどうかは周辺環境次第ですが、飛来物が激しく当たりどころが悪ければガラスが割れます。
単純な飛散防止なら養生テープなどで補強、破損そのものを避けたいのであれば、大きめの板やダンボールを外から貼って直撃しないように保護しましょう。
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一方、屋根は突風の被害が心配で、瓦屋根やトタン屋根ならブルーシートで覆うのがおすすめです。
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また、停電に備えて懐中電灯やラジオ、水や非常食も用意しておくとより安心でしょう。
スマートフォンは基地局が使えないと情報収集に活用できないので、昔ながらのラジオのような情報源を用意するのが得策です。
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風速40m(メートル)とは、被害が拡大しやすく、ひと度発生すれば避難ということもあり得ます。
念の為の防災グッズを用意しておくのは合理的です。
当面の食料やタオルに着替え、作業用の手袋や長靴にマスクなど、何かと必要な物は数多くあります。
備えあれば憂いなしですし、防災グッズは地震や水害発生時にも役立ちますから、備えておいて損をすることはないです。
この時に、直ぐに持ち出せる物が用意されていると安心感が得られますし、自信も持てます。
結び
風速40m(メートル)とはどのくらいの威力になるかご理解いただけたでしょうか?
予想される被害の目安と対策についても、あなたのお役に立てれば幸いです。
ここでは、これまでのまとめを載せていますので、必要時にあらためてご確認いただければと思います。
風速40m(メートル)とは、どのくらいの威力かというと小石が飛び、瓦屋根が飛んだりブロック塀の倒壊が予想される被害です。
危険性は、どのくらいのかというと車のような重量のある物でも転倒したり、雨戸や屋根ならあっけなく壊れてしまいます。
目安と対策は、その基準が家屋の外壁の破損や庭木のダメージで、対策は移動できる物を屋内に退避させるのが原則です。
退避が難しい物については、支柱や紐、テープなどで固定するのが現実的です。
倒れたり外れる心配がある物は外し、外せないならブルーシートなどで保護します。
必要な物は、身の回りにある物で十分と考えるのではなく、最悪を想定する想像力と避難を想定した防災グッズです。
台風のように、雨が降り注ぐ状況もセットの風速40m(メートル)は、日常生活に支障をきたすどころか身の危険が上昇します。
その為、持ち運べるサイズのバックに、水や食料といった物を優先順位を決めて入れて置くのが万が一に備える有力な対策方法となります。
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