低気圧の数値の基準はどのくらいからかはあなたも気になるところではないでしょうか。

 

また、その特徴から天気は予想できるのかなど、知っているようで知らないことは沢山ありますね。

 

低気圧の種類と仕組みの観点では、温帯や寒冷に台風と寒気内、竜巻と熱帯低気圧などが存在します。

 

これらを知ると低気圧や天気に関する理解が深まります。

 

数字の見方が分かるので変化がイメージできるようになります。

 

気圧とは何か、そういう疑問や興味を持って理解しようとすることが大切ですね。

 

この記事では、低気圧の数値の基準はどのくらいかの解説をしています。

 

また、その特徴や仕組みではたして天気は予想できるかについても書いています。

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低気圧の数値の基準はどのくらいから

 

低気圧の数値の基準は、周囲の気圧と比べて相対的に低い部分を指すものです。

 

そのため、実は低気圧には具体的な数字の定義はないです。

 

つまり、どのくらいから上でどこからが下かという数値の目安もないわけです。

 

気圧の単位はhPaと書いてヘクトパスカルと言いますが、1気圧の1013hPaは1つの基準になるでしょう。

 

この1013hPa(ヘクトパスカル)が地球全体の気圧の平均値といわれています。

 

気圧は標高によっても上下するので、絶対値で高い低いと定義するのは不可能なんです。

 

つまり、相対的に高いか低いかと表現する他ありませんから、周囲と比較した結果気圧が低い場合にそう呼ばれます。

低気圧の特徴から天気は予想できるの





低気圧の特徴は、ある地点の気圧が周囲よりも低くなり、天気予報で等圧線が閉じた形状になります。

 

等圧線の範囲では、北半球だと反時計回りに風が吹き始め、中心に向かって流れます。

 

南半球だと逆回転の時計回りですが、中心に向けて風が吹き込む点は同じです。

 

この時に上昇気流が発生するので、雲が発達して雨が降りやすくなり、天候が崩れる結果に至ります。

 

つまり低気圧から予想できるのは風と雨で、空模様が崩れると考えられるわけです。

 

偏西風が吹く寒冷低気圧では、気圧前線の通過の際に大気が不安定となります。

 

そのため、天気が大きく崩れて激しい雷雨や集中豪雨が発生することがあります。

 

冬だと大雪の切っ掛けになりますから、積雪のある雪国でも影響を免れることはできないでしょう。

 

移動速度が遅く悪天候が続きやすいので、一度雷が発生すると2~3日続くことが予想されます。

高気圧の特徴から天気は予想できるの

反対に高気圧は風の回転方向が逆になり、中心から外に向けて吹き出すので下降気流が生まれます。

 

雲は散って青空が現れますから、晴れになることが予想されるでしょう。

 

温帯低気圧は日本列島の太平洋側で、南からくる暖かい空気と、日本列島を覆う北からの冷たい空気が交わって発生します。

 

この状況では台風は発生しませんから、目に見えるような形での天気は予想できません。

 

ただし、広い範囲で強風が吹くことはあるので油断禁物です。

温帯と寒冷の違い

温帯は軽い暖気が上に、重い寒気が下に移動することで発達するものです。

 

赤道から暖気が流れ込み、寒気と接触する温帯気候の地域で発生しやすい傾向で、南北の温度差から発生の鍵になるのがポイントです。

 

一方、寒冷は名前の通り気温の低い場所で発生するもので、周囲よりも相対的に低い寒気が存在すると気圧が下がります。

 

上空で撮影された写真では渦を巻いた見た目で現れることから、寒冷渦ともいいます。

 

偏西風と切り離される条件で生じる仕組みですから、切離低気圧の別名を持ちます。

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低気圧の種類や仕組み

 

低気圧の種類と仕組みの1つ温帯低気圧は、暖気と寒気がぶつかることで、気圧が下がり天候に変化をもたらすのが特徴です。

 

暖かい空気は上に、冷たい空気は下に向かう性質がありますが、これは大気中の空気も同様です。

 

そして、中緯度と高緯度の下層に、水平1000kmクラスの規模で発生することで知られています。

 

暖かい空気は太平洋側から上方に移動して、日本列島を覆う冷たい空気にぶつかるように向かうのがこの気圧の仕組みの基本形です。

 

赤道あたりから暖かい空気がやってくるので、空気が冷えているところに移動すると、気圧が変化して気象の変化も引き起こされます。

 

空気はそれぞれ前線を伴い、やがて中心から結合するか閉塞前線に変化します。

寒冷低気圧の特徴や仕組み

寒冷低気圧は、周囲よりも気温の低い寒気を伴う低い気圧のことです。

 

偏西風から切り離されることにより風の動きは遅くなります。

 

独立した渦を形成する仕組みなので、雲の動きを映像として捉えることができます。

 

そのため、天気予報でも確認できることがあります。

 

中緯度地域における偏西風の蛇行が激しくなるにつれ、低緯度側の張り出した部分で独立した渦が発生します。

 

これが渦のメカニズムで、極から寒気が入り込むことにより、周囲と比べて寒冷な低気圧が誕生するわけです。

寒気内低気圧の特徴や仕組み

寒気内低気圧は気温が非常に低い時に、寒気団の中で小さい台風のような渦が起こる仕組みが特徴です。

 

いわゆる前線は持たず、雪雲をまといながら小さく渦を巻いて、寒気団が海上を通過する際に現れます。

 

規模が小さく急に発生しますが、天候に与える影響は大きく、時に酷く荒れさせるので大雪や大雨を引き起こします。

 

雷を伴うことも珍しくないので、台風と比べて小さいからと馬鹿にできません。

 

なお、短時間の内に大きな災害に発展することもあるので要注意です。

 

寒気内低気圧はポーラーロウといって、日本海の寒気団に隠れる小悪魔と表現されます。

 

天気予報では殆ど出てこない言葉なので、耳にする機会は限られますが、世界的にはポーラーロウの名前で定着しています。

 

名前の由来は気圧前線の極側に発生する低気圧で、日本では九州から北海道にかけて、日本海のどこでも発生する可能性があります。

 

天候の急変をもたらす性質で、持続時間こそ長くはありません。

 

ただし、非常に気象をかき乱すことから大きな被害が発生するケースも珍しくないです。

ポーラーロウの特徴や仕組み

気圧前線付近に突如現れる寒気内低気圧のポーラーロウは、日本海でも発達します。

 

発生の予測が非常に困難で、天気の変化をシミュレーションするのも一苦労です。

 

ポーラーロウは雲のパターンが多種多様です。

 

気温が下がる真冬に発生しやすいことから、大雪や風雪、局所的な豪雪や暴風雪などをもたらします。

 

冬以外の季節にも発生するので、大雨や豪雨もありますし、暴風雨に発展することも少なくないです。

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熱帯低気圧の特徴や仕組み

 

熱帯低気圧は熱帯から亜熱帯にかけて、海洋上で気圧が低下する現象の総称です。

 

強風や大雨を発生させたり、高潮などの荒れた状態を引き起こすので、気象災害の要因となります。

 

しかも災害規模は大きく甚大で、集中的に強い風が吹くこともあります。

 

そのため、熱帯から亜熱帯地域の海に近い地域では常に被災するリスクがあることを意味します。

 

低気圧の種類と仕組みは様々ですが、特定の環境条件で発生したり、1気圧を切る気圧の低下と共に風が強くなります。

 

なので、天候の変化や災害被害に繋がることが分かります。

 

どのくらいから下の数値が気圧を低いと言うかはケースバイケースです。

 

ただし、台風や竜巻が発生するほどだと900hPa、800hPa台にまで下がるのは確かです。

 

熱帯低気圧は、熱帯から亜熱帯までの海洋上に発生する低気圧の総称で、強風が大雨を降らせて高潮を伴います。

 

 

進路と勢力の変化には季節性があって、温帯地域にまで移動して被害を発生させることもあるほどです。

 

暖気のみで前線を伴わないのが特徴で、ウォームコアと呼ばれる暖気核で構成されます。

 

大気中の水蒸気が凝結、水滴化する際に放出される潜熱をエネルギー源として、この低い気圧は発達していくことになります。

 

海上のみで発生する仕組みですし、基本的なメカニズムは台風と共通しています。

 

なので、海水の蒸発による水蒸気の上昇がなければ逆に起こらないです。

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台風の特徴や仕組み

 

台風は北西太平洋、南シナ海に存在する熱帯から発生する仕組みです。

 

気象状況における気圧は800~900hPa台で、最大風速が17.2m毎秒以上になると台風と呼ばれ始めます。

 

このように空気の渦で構成されるのが熱帯低気圧で、最大風速が17.2m毎秒を超えれば台風と認定されます。

 

低気圧域内の最大風速が34ノット、風力8以上と定義されます。

 

ですから、かなり強い風が生じることがイメージできるはずです。

 

これらの数字はあくまでも最低ラインなので、発達して勢力が増すと広範囲に影響します。

 

そのため、大きな被害をもたらすので恐れられています。

 

台風は、北西太平洋南シナ海の熱帯で低い気圧が覆う場所において、海上で大量の水蒸気が上昇することで空気の流れが起こります。

 

 

このように、台風は風速の速い空気の渦のことで、水蒸気を切っ掛けにして発生することになります。

 

暖かい空気と冷たい空気がぶつかったり、混ざり合う現象とは異なるので、発生場所もメカニズムも違います。

 

発生条件としては、天気が良くて日差しが強く、海水温が上がることとされます。

 

また、台風の進路はその時の気象の状態で変わることもあります。

 

 

暖められた水蒸気は上空で冷やされ、水や氷に変化して雲を生み出します。

 

この時の熱の放出によって周囲の空気が暖まり、上昇気流が加速するのが台風発生までのサイクルです。

竜巻の特徴や仕組み

 

竜巻は積乱雲の下の地上から上空へと細長い形状で、高速で回転する上昇気流のことです。

 

熱帯低気圧の通過時に発生しやすく、温帯になったり大気が不安定な時にも生じやすい傾向です。

 

ですが、その仕組となる詳しいメカニズムは完全に解明されていない状況です。

 

局所的に短時間で急速に発生すること、発達から衰退までが短いなどから研究は難しく、発生や余地の研究はあまり進んでいないです。

 

移動速度は速いものだと時速100km以上で、木々をなぎ倒しながら進んだり、車や家すら吹き飛ばして被害をもたらします。

 

気圧も様々なので、竜巻の気圧は明確にいくつと言えません。

 

しかし、過去の事例では中規模で950hPa、中規模以上で850hPaが観測されています。

 

竜巻は上空に積乱雲があるのが発生条件で、地上から雲に向かって上昇気流が渦巻きを形成します。

 

規模は小さく寿命は短い為に、突風の一種に分類されていますが、気圧の低下を伴う気象現象に位置づけられます。

 

 

実は、竜巻の中心部分の気圧が実測された事例は殆どないので、詳細なメカニズムについては未解明です。

 

とはいえ、限られる観測された例によれば900hPa、800hPaと1気圧よりも低い数値が確認されています。

 

移動速度は一定ではなく、自動車の速度を有に超えたケースも存在します。

 

また、停滞することもありますし、大抵は積乱雲と共に移動します。

 

なお、竜巻は熱帯低気圧が通過する場合に、温帯や大気が不安定といった条件下で発生すると予想できます。

 

発生や発達、衰退と消滅までのプロセスが短く、規模が小さいことから未だに正確な予測の手法は確立されていないです。

 

気象庁では、気象ドップラーレーダーを使い、竜巻が発生する仕組みや可能性を予測して情報を提供しています。

 

可能性の程度の予測に留まるので、当たる確率は低くまだまだ研究、改善の余地はあります。

 

しかし、それでも少しずつ改善に改善を重ねて実用化されました。

低気圧の数値の基準はどのくらいからのまとめ





低気圧の数値の基準はどのくらいか、その答えは相対的なもので絶対的な定義はないです。

 

そこで、低気圧自体の定義は、周囲よりも気圧の低い部分とされています。

 

1気圧の1013hPaが目安になると結論づけられます。

 

つまり、低気圧の数値というものはないので、1013hPa以上で低気圧とされることもあります。

 

低気圧の特徴から天気は予想できるのか、それは種類によるのでケースバイケースです。

 

しかし、暖かい空気と冷たい空気が移動してぶつかる温帯低気圧などは、比較的予想しやすいといわれています。

 

低気圧の種類と仕組みは大きく分けると6種類となります。

 

暖かい空気と冷たい空気のぶつかり、偏西風から切り離される風の渦、熱帯から発生する台風などが挙げられます。

 

突発的かつ局所的に発生する竜巻は、発生場所が海上に限定される規模の大きな台風と比べて、発生の予測も天気の予想も困難です。

 

積乱雲や熱帯を伴うものもありますから、低気圧は奥深いものですね。