風でキャンプのテントを壊されないための対策!設置場所の選び方も調べてみた

気象

風の中でキャンプをするときにテントを壊されない対策や設置場所の選び方を調べてみました。

 

安心して楽しむには風向きとテントの向きやしっかりとした固定が大切です。

 

また、テントを張る場所も重要なポイントだといえます。

 

最適な設置場所を知っているのと知らないのでは大違いです。

 

この記事では風でキャンプのテントを壊されないための対策を解説します。

 

正しい知識を身につけて本番に臨みたいものですね。

 

風でキャンプときテントを壊されないための対策!

 

風でキャンプをするときにテントを壊されない対策の1つは、何といってもキャンプ地選びです。

 

開けた景色の良い場所や高台は、風の影響を受けやすいので避けた方が良いでしょう。

 

逆におすすめなのは林間サイトで、直風を避けることができます。

 

 

それからタープを設置するときは低めにすることです。

 

また、テントは風の向きを考えて設置することが肝心です。

 

設営そのものが難しく感じられる場合は、タープの設置を諦めることも選択肢に加えるべきです。

 

テントを固定するペグは、より強力でしっかりとした鋳造ペグを使いましょう。

 

鋳造ペグは叩く力に対して強くて曲がりにくいので、真っ直ぐに地面に刺さって抜けにくくなります。

 

 

そのためなるべく長めのペグを選んで、真っ直ぐに打ち込む意識で最後まで打ち込むのがベストです。

当然ですが、柔らかい地面に打ち込んでもしっかりとした固定効果は得られないので、設置場所選びも重要です。

 

一方、固定に使用するロープ選びも重要なポイントとなります。

 

ガイドロープは、強度が高くて切れにくいナイロン製が狙い目です。

耐摩耗性に優れていて簡単には切れませんから、信頼できて頼りになるでしょう。

テント ロープ ガイドロープ ライン 全長約20m ナイロン製 反射材入り
T TOOYFUL

ただし、湿気にはあまり強くないので、繰り返し水分を含んだり雨の中での使用は避けた方が良さそうです。

 

代用できるものとしては、ダイニーマと呼ばれるポリエチレンファイバー素材のロープがおすすめです。

 

万全の対策で安全にキャンプを楽しみたいのであれば、保険にストレッチコードを加えましょう。

 

タカ
タカ

ストレッチコードとはペグとロープの間に使用するものです。

 

ゴム素材でできていて、名前のように伸び縮みしてロープに掛かる負担を軽減してくれます。

 

他にも固定に使用するペグを増やす、ロープの巻きつけを強くするといった方法も有効です。

 

こういった対策を行うことで、テントは簡単には壊れなくなります。

 

これで安心してキャンプに集中することができます。

 

風の中でキャンプを行うか中止するの判断

 

もちろん風が強さを増す一方のような日は、キャンプを中止することも視野に入れるべきでしょう。

 

これらはあくまでも風でテントを壊されないためのものだけではなく安全も考慮してのことです。

 

1つ1つの対策は部分的な効果に留まるので、総合的に組み合わせて取り組むことが欠かせないです。

 

 

対策には安全確保の判断も含まれますから、設置が万全でも油断しないように気をつけたいところです。

 

設置が完了してから風の状況が悪化し始めたら、状況に応じて中止を検討することも大事です。

 

キャンプ当日の風速の変化を調べてで判断することも大事です。

 

たとえば、キャンプのときに風速8mくらいの風でもテントの設置方向や場所によっては壊れる可能性も十分ありえます。

 

風速8mの風の威力については下記の記事でも詳しく解説しています。

 

 

また、冬場のキャンプでテントを張る場合は風以外にも気温や雪にも注意が必要となります。

 

こちらについては、下記の記事に詳しくまとめています。

 

 

なお、ゴールデンウィーク中でも北海道ではまだまだ寒い日もあります。

 

このような地域でキャンプをする場合の寒さ対策も下記に載せておきますね。

 

 

なお、キャンプでテントを設置するときは天気予報には常に意識を向けることです。

 

テントの固定に使用するもの(グッズ)は予め新品を用意するのが得策です。

 

以前に使ったものを使う場合は、傷んでいないことをしっかり確認して使用するのが正解となります。

 

風が強いときのキャンプでテントの設置場所の選び方

 

風が強いときのキャンプのテント設置場所の選び方は、風の向きを読み取って設置しましょう。

 

まずは、テントの入口の向きを決めることがポイントの1つとなります。

 

入口の向きが風を受ける方向だと、直撃を受けてしまいます。

 

 

これではもろに風の抵抗を受けることになるので、ペグが緩んだり最悪浮き上がることになり得るので注意です。

 

設置場所の選び方の基本は、なるべく高台を避けて低い場所を選び、地面もしっかりとペグが打ちつけられることが条件となります。

 

キャンプ場を利用する場合は、環境に詳しい管理人さんに相談することをおすすめします。

 

管理人さんであれば、風が強いときでも比較的安全にテントが設置できる場所を知っていて教えてくれるはずです。

 

キャンプの初心者は特に、遠慮せずに分からないことがあれば何でも尋ねるべきです。

 

周りに風を遮る(さえぎる)ものがある場所も、風が強いときの設置場所に適しているといえるでしょう。

 

開けた環境で周りに何もないときは、風よけの風防幕の設置も検討した方が良いです。

 

風防幕は最近注目を集めているアイテムで、他の用品と同じようにペグとロープで固定して使います。

 

これなら林間サイト以外でも楽しめますし、設置場所選びが難しい環境であっても対応できます。

 

 

また、目隠しにもなりますから入口の向きの先が他の人達に見られるような場所でも、気にせず済むようになります。

 

しかし設置方法を間違えたり固定が甘いとテントが倒れたりトラブルの原因になります。

 

基本は設置場所の選び方が重要だと理解することです。

 

その上でこのようなアイテムの使用を行うのが理想的です。

 

風が強い日のキャンプでテント以外に注意すること

 

風が強い日のキャンプは、テント以外にも注意するべきことがあります。

 

1つはやはり焚火を控えるようにすることです。

 

風が弱まり落ち着いてできると判断しても、忘れずに後始末をすることが大事です。

 

 

風が吹きつけると火が強くなりますし、火の粉が舞い上がるので危険です。

 

なお、焚火をするなら風の向きを考えることです。

 

万が一火が強くなっても燃え移ったり燃え広がらないことを確認して実施するのが無難でしょう。

 

焚火の近くでは更に加えて注意することといえば、荷物などをその辺に置いておかないことです。

 

 

特に袋のように軽くて風を受けやすいものは、舞い上がって飛ばされてしまう恐れがあります。

 

紙類など着火する素材は、飛び散った火の粉が原因で火事になることもあります。

 

なので、燃え移らない素材の入れ物に仕舞うなどの心構えが不可欠です。

 

火が燃え移る恐れがあるのは何も荷物などの持ち物に限らず、周りの木や葉っぱなども燃え移る可能性があります。

 

つまり、持ち物だけでなく周りも見渡してから、どこで焚火をするか検討したり決めることです。

 

火を使って調理をしたいなら、コンロやバーナーなどの調理器具を用いるのが安心です。

暗くなってきたり眠くなると注意が疎かになりやすいです。

 

寝る前は火の後始末などに十分注意して、飛ばされたり燃えやすいものはテント内に退避させましょう。

 

風でキャンプのテントを壊されないための対策!|まとめ

 

風でキャンプのテントを壊されないための対策には、テントそのものの固定と設置場所の選び方、そしてテント以外の注意点もあります。

 

正しく固定することが必要不可欠ですが、それは正しい場所選びが前提となります。

 

天気予報では問題がなさそうでも、実際には突然強く吹きつけることもあり得ます。

 

 

固定はペグとロープが重要で、設置場所は風の方向とテントの入り口の向き、地面を視野に選ぶことがポイントです。

 

それ以外は焚火を控えるか、焚火をするにしても安全の配慮を怠らないことです。

 

火を使うわけですから、風によって突然火が強くなったり、火の粉が舞う可能性があることを十分に理解するべきです。

 

となれば、風で飛ばされたり火が燃え移りやすいものは近くに置かないことです。

 

また、寝る前には火の後始末、荷物はテントの中に入れるといったことが重要となります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました