ショウリョウバッタが脱皮する前兆は何
ショウリョウバッタの脱皮の前兆は全身が白っぽく変化するところです。
このように、ショウリョウバッタを飼育していると脱皮に気づくことがあります。
まず、これまでの外骨格から抜け出るので体にすき間ができます。
なお、ショウリョウバッタは蛹(さなぎ)の時期がありません。
サナギの期間が無い昆虫が成長する過程を不完全変態といいます。
ショウリョウバッタはなぜ蛹にならないのかの詳しい説明は下記のページでしています。
ショウリョウバッタが白くなる理由は他にもあり、こちらは下記のページで解説しています。
なので、産まれてすぐに成虫とほぼ同じ姿になっています。
白っぽくなるのはこの隙間に光が少し屈折するのが理由ともいわれています。
脱皮する理由はショウリョウバッタが成長するには必要不可欠だからです。
サイズアップするには外骨格とよばれる硬い殻による圧迫を解除するためです。
脱皮直後は脆弱な状態なので、ショウリョウバッタの扱には注意が必要です。
つまり、飼育するうえでは脱皮の前兆がいつかを把握しておくことが必要といえます。
ショウリョウバッタが脱皮する時期はいつ頃
ショウリョウバッタの最初の脱皮時期は。5月~6月の早朝前後が多いです。
脱皮はショウリョウバッタが成長するには必要不可欠なものです。
ですが、この脱皮中は身動きをとることが出来ないのです。
そればかりか、体全体が軟らかく脆弱なので捕食者にとっては格好の標的となります。
また、ショウリョウバッタがいつ何時頃に脱皮するのかは、明確な指標はありません。
観察していると、この時間帯に脱皮が行われることが多いのも理由です。
天候異変などにより生育を帯び沸かされるリスクも非常に高くなっています。
また、太陽光の強い紫外線などの影響もほとんどありません。
脱皮した脆弱な全身を保護するのに早朝は最適の時間帯といえます。
ショウリョウバッタの飼い方や色、卵の孵化、大きさなどは下記で詳しく解説しています。
このような環境要因が早朝に観察されることが多い理由でしょう。
もっとも翅や足が折れ曲がってしまっても成長するうちに元の正常な状態に復活していきます。
早朝に観察のタイミングを合わせてみるとリアルタイムで脱皮に遭遇できる可能性があります。
ショウリョウバッタの産卵時期はいつ頃
ショウリョウバッタの産卵ですが、11月ごろには産卵します。
卵から孵化するのが5月~6月で、11月ごろには産卵して命が尽きます。
ショウリョウバッタは、越冬することなく秋に産卵すれば一生を終えます。
このことから、寿命は6ケ月ほどの期間とわかります。
ショウリョウバッタは成虫になるまでに4回から6回ほど脱皮をするとみられています。
ショウリョウバッタの脱皮の回数については下記で詳しく解説しています。
もっともこれは目安で8回するという固体も観察されています。
そのため、概ね30日~45日に1回くらいの間隔をあけるものと推測されます。
つまり5月~11月までの6か月の間に30日~45日のサイクルで脱皮を行うということです。
ただし、ある程度の個体差があるものとみられています。
なおショウリョウバッタの抜け殻はそのまま自分で食べるとも言われています。
しかし、プラケースの中などの飼育環境ではそのまま放置することも珍しくないです。
ショウリョウバッタが脱皮する前兆は何|まとめ
ショウリョウバッタは、イネ植物を初めとした植物を餌に成長していきます。
毎年5~6月頃に孵化し梅雨シーズン頃に羽化します。
11月ごろ産卵してのちその一生を終えます。
外部に骨格をもつため、成長するには脱皮をすることが必要不可欠です。
成虫になるまで4~6回ほど脱皮をします。
この脱皮する前兆は何でいつかといえば、体全体が白っぽくなることです。
1回の脱皮にかかる時間は30分から60分程度です。
つまり、ショウリョウバッタは6か月ほどの生涯で4~6回ほど脱皮することになります。
脱皮の時期はいつかといえば、概ね30~45日に1回くらいのサイクルと推測されます。
時間帯は何時頃なのかは、外敵があまり活動しない早朝が多いです。
またこの時間帯は太陽光の刺激も少ないので早朝のタイミングの固体が多いようです。
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