ショウリョウバッタは蛹になるならない?その理由はなんでかも調べてみた!

昆虫

ショウリョウバッタは蛹になるならない?

 

ショウリョウバッタは蛹(さなぎ)になりません。

 

ショウリョウバッタに限らず、蛹にならない昆虫は少なくないです。

 

共通点なども知ると面白くなってくるはずです。

 

草むらに隠れるショウリョウバッタ

 

やはり改めて疑問に思って考えることは大事だといえるでしょう。

 

ちなみに蛹(サナギ)にならない昆虫は不完全変態といいます。

 

この不完全変態の昆虫の仲間は卵から幼虫になります。

その後、幼虫から直接成虫へと成長していきます。

 

ショウリョウバッタはどうして変態ではなく脱皮で成長するかは諸説あります。

 

また、幼虫と成虫で体の大きさ以外はそれほど変わらないです。

 

同じ環境で長く安定した生活を送る為にそうなったと考えられます。

 

ショウリョウバッタの幼虫と成虫は、体の機能的にはそれほど差がないです。

 

 

つまり、初めての脱皮ですぐに環境に適応してそのまま成長できます。

 

成長の途中でさなぎの形態を取ると、その間に外敵に狙われやすくなります。

 

摂食に専念して、集中的に成長していける点は完全変態のメリットです。

 

 

しかし、安心して成長できる環境がなければ不可能です。

 

それから自然環境においてはいくら安全な場所であっても少なからず狙われるリスクはあります。

 

ショウリョウバッタの脱皮と成虫の大きさについては下記の記事で詳しく解説しています。

 

 

 

 

 

この為、完全変態の形態を取らない昆虫がいるのも頷けます。

 

これが、なんでという疑問の答えにはなると思われます。

 

いずれにしてもバッタの仲間は総じて不完全変態です。

 

つまり、バッタには完全変態をする種類は存在しないということです。

 

ヘリグロツユムシの脱皮

 

そのため、幼虫の頃から見た目がかわりません。

 

このように不完全変態の昆虫は見た目が変わらないのも特徴の一つです。

 

なので、飼育をすると小さな頃から可愛がって育てられます。

 

何でさなぎにならないのかという疑問に対し、理由を知ることで理解も深まります。

 

ショウリョウバッタ

 

ショウリョウバッタの理解が深まれば生態に興味が出てくるでしょう。

 

疑問に思うことは大人も子供にとっても大切です。

 

考えたり悩んで結論を出せば、それが知識を得て1つ賢くなる経験になります。

 

また、ショウリョウバッタの飼育におけるヒントにもなります。

 

ショウリョウバッタの飼い方については下記の記事で詳しく紹介しています。

 

 

それとは別に成虫になるまでの過程に蛹の時期がある昆虫もいます。

 

こちらは見た目がまるで別物のように変わる完全変態を行う昆虫です。

 

チョウやカブトムシなどは、このように複数回の脱皮を経て成虫になるのが特徴です。

 

蛹になる過程を含め、4つの形態で成長します。

 

ショウリョウバッタ以外に蛹にならない昆虫の例

 

ショウリョウバッタ以外にも蛹にならない昆虫もたくさんいます。

 

セミやトンボにカゲロウやカワゲラ、それにゴキブリも不完全変態に当てはまります。

 

また、サナギになる昆虫には蝶やカブトムシのような完全変態する昆虫がいます。

コウロギもショウリョウバッタ以外に蛹にならない昆虫の例の代表格です。

 

割と同じような不完全変態の昆虫は多いことが分かります。

 

不完全変態の形態を取るのは原始的といわれる昆虫です。

 

カゲロウ目やカワゲラ目、トンボ目にシロアリモドキ目なども挙げられます。

 

これらに共通するのは幼虫の段階で翅と生殖器の原基を持ちます。

 

カゲロウの脱皮

 

つまり、見た目は成虫に近い状態で備えていることです。

 

また脱皮を繰り返すことで少しずつ大きくなっていきます。

 

成虫の体の機能を獲得していく点もショウリョウバッタと共通のポイントです。

 

そのため、蛹の段階そのものが存在しないです。

 

体は小さいとはいえ幼虫からいきなり成虫になったように見えます。

 

ショウリョウバッタの幼虫

 

成長が早いといえばそうですが、実際には一度の脱皮ではまだまだ不完全です。

 

ショウリョウバッタは、孵化してから脱皮を繰り返していきます。

 

こうして完全な成虫を目指すというのが成長の段階です。

 

ショウリョウバッタの卵の孵化については、下記の記事で詳しく説明しています。

 

 

つまり、まずはとりあえず成虫の姿を獲得しておくということです。

 

その後、機能面を成長させて完全な状態になるといえるでしょう。

 

結局のところ、完全変態との違いは体の機能の元になる原基を最初から備えているかどうかです。

 

ショウリョウバッタ以外にも蛹にならないものは皆、同じです。

 

このように成虫になった後も幼虫の面影が残ります。

 

 

また、トンボも同様に幼虫の段階でも大きさを除けば成虫と変わりません。

 

このように、不完全変態の昆虫は機能すべてを持たないものの形は完成しています。

 

原基を早い段階から獲得していて、脱皮を繰り返す成長途中に機能を得ていくわけです。

 

なお、クワガタの幼虫ですが、こちらは完全変態する昆虫になります。

 

サナギ時代を終えてからは完全変態する昆虫でも見た目はすでに成虫とさほど変わりません。

 

 

完全変態する仲間でも、すでに幼虫の頃には肢やはねなどがあります。

 

このように大人に近い見た目の姿になる昆虫もいます

 

クワガタはさなぎ後の成長の段階で急に今までなかった形態の変化が起こることはないです。

 

顔が大きく変わったり体が別物に変化することもないです。

 

セミも脱皮をすることで有名です。

 

セミの脱皮

 

こちらもサナギ以降の幼虫を観察してみると成虫に限りなく近いことが分かるはずです。

 

そういう意味では昆虫はどこか人間に似ていなくもないといえますね。

 

不完全変態と完全変態の性質を知ることで興味や愛着が湧いてもおかしくないでしょう。

 

ショウリョウバッタは孵化した時から成虫なの?

 

ショウリョウバッタは孵化した時から成虫なのか、この疑問はあって当然です。

 

不完全変態の昆虫に共通するのは、卵から幼虫を経て成虫になることです。

 

つまりは卵からいきなり大人にはならず、必ず幼虫の期間が存在しています。

 

 

バッタの幼虫期には孤独相と群生相があります。

 

前者の孤独相は密度の低い環境で生息することで単独生活をする成虫になるのが特徴です。

 

一方で後者の群生相は高密度の環境で生息することにより、集団性や飛翔能力の獲得に至ります。

 

卵から孵ったショウリョウバッタは見た目こそ大人です。

 

しかし、翅はないので明確に成虫とは違うのです。

 

 

翅のないショウリョウバッタが成虫ではないという理由は主に二つあります。

 

まず、先にも話したように飛行する機能を持たないということです。

 

そのため、移動の際には後ろ脚で跳ねて跳び回ることにあります。

 

つまり、孵化したショウリョウバッタは、機能面でまだ大人とはいえません。

 

見た目は成虫のようでも分類的には幼虫です。

 

 

成虫になったと判断する為のポイントはメスの体長が9cm、オスが5cmくらいに成長することです。

 

なお、メスには模様が現れることです。

 

ちなみに、メスの成虫は体に白黒の模様が入ります。

 

また、茶色くなる個体も存在します。

 

ショウリョウバッタが茶色くなる理由については下記の記事で詳しく紹介しています。

 

 

オスは特にありませんが体の色が濃くなる傾向が見られます。

 

春頃に孵化したバッタは、複数回の脱皮を経て終齢幼虫になります。

 

これが大人になる1つ前の段階で、大きなはねを持つ姿になれば無事に大人の仲間入りです。

 

 

余談ですが、幼虫でも全くはねを持たない個体ばかりではないです。

 

とても小さいはねを持った状態の個体も存在します。

 

この為、一見はねがないように見えます。

 

ですが、実は非常に小さくで肉眼では確認できないだけということもあります。

 

 

それでもやはり、孵化した時から成虫というわけではないです。

 

そうなる為の原基を備えた幼虫と捉えるのが正解です。

 

ショウリョウバッタの幼虫は不完全で、完全を目指す為の期間です。

 

こうして、ショウリョウバッタも脱皮の度に大人に近づいていきます。

 

不完全変態を知らないと誤解してしまいます。

 

ショウリョウバッタは蛹になるならない|まとめ

 

ショウリョウバッタは蛹にならないのはなんで?

 

その疑問の答えはショウリョウバッタは不完全変態という形態を取る昆虫だからです。

 

理由は脱皮を繰り返しながら成虫の機能を獲得することにあります。

 

原基と呼ばれる機能の元になる体の部位は最初から備えています。

 

 

見た目の小さい幼虫でも姿かたちは限りなく成虫に近いものです。

 

その後、脱皮によって1つ1つ機能を獲得していくことになります。

 

蛹にならない他の昆虫の例には、セミやトンボを始めとしたいくつもの種類が挙げられます。

 

脱皮を繰り返したり幼虫の頃から成虫に近い見た目をしている共通点があります。

 

ショウリョウバッタは孵化した時から成虫なのか?

 

この疑問については体の機能が不完全で成長途上の幼虫期があります。

 

つまり、卵から孵ってもまだ成虫ではないということです。

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