ショウリョウバッタが脱皮に失敗する原因!生きていける?殻はどうなるのかも調べてみた!

ショウリョウバッタが脱皮に失敗する原因昆虫

ショウリョウバッタが脱皮に失敗する原因

 

ショウリョウバッタは脱皮をする不完全変態の昆虫です。

 

脱皮する回数は一生のうち1回ではない為に、それだけ失敗するリスクもあります。

 

何回も後殻を脱ぐショウリョウバッタには相応に失敗する可能性があるといえるでしょう。

 

ショウリョウバッタが地面で脱皮

 

ショウリョウバッタの脱皮の回数については下記の記事で詳しく解説しています。

 

 

ショウリョウバッタが脱皮に失敗する原因のひとつは外骨格の硬さにもあります。

 

人間の皮膚に相当する外骨格が十分にかたくならないことが理由の1つに挙げられます。

 

つまり、殻が柔らかすぎて上手く脱ぐことができないこともあります。

 

 

その結果、殻を脱げきらずに残ってしまうわけです。

 

そうすると体の一部が欠損してしまうこともあります。

 

これを初めて目の当たりにすると驚くでしょう。

 

しかしだからといって必ずしも終わりというわけではないです。

 

 

殻の大部分が脱げていれば何とかなることもあります。

 

脱皮は体の機能を獲得しながら大きく成長する機会です。

 

ショウリョウバッタの大きさについては下記のページで解説しています。

 

 

しかし、脱皮が上手くいかなければ命に関わってもおかしくありません。

 

ショウリョウバッタにとって脱皮はまさに命がけです。

 

ちなみに成功する時は割とスムーズに殻が脱げるケースが多いです。

 

脱皮にかかる時間は10分ほどで終わることも珍しくないです。

 

 

逆に手間取っているように見える場合は要注意です。

 

殻が途中で引っかかったり、なかなか脱げずに苦戦すると失敗の恐れが強まります。

 

ショウリョウバッタの体力は限られています。

 

なお、ショウリョウバッタは蛹になるのかという疑問や卵の孵化の時期ついては下記のページで解説しています。

 

 

 

自然界でもたもたしていると外敵に狙われやすくもなります。

 

そのため、脱皮は時間との勝負です。

 

飼育で成功させたい場合は十分に日に当ててあげましょう。

 

また、脱皮の作業中の邪魔になる要素を排除することも大切です。

日光不足が脱皮に失敗する原因

 

殻がかたく脱ぎやすくならない理由には体に浴びる日光が不十分ということがあります。

 

特にショウリョウバッタの飼育においては環境によって影響を受けやすいです。

 

 

日当たりが良くない部屋だとこのような状態になりがちです。

 

飼育であれば原因は比較的特定しやすいです。

 

環境を改善すれば殻もかたくなってスムーズに脱げるようになるでしょう。

 

アクシデントが脱皮に失敗する原因

 

ショウリョウバッタの殻のかたさに問題がなくても、失敗することはあります。

 

脱皮が上手くいかないのは個体差も無視できない要素の1つです。

 

単純に殻を脱ぐのが下手なショウリョウバッタもいます。

 

 

脱皮中に例えば何かが転がってきたり倒れるなどアクシデントも起きます。

 

脱皮のときに外敵に襲われたり邪魔が入ればそこで終わりです。

 

また、外敵に襲われるのは脱皮以外にショウリョウバッタの色が関係する場合もあります。

 

詳しい解説は下記でしていますので参考にしてみてください。

 

 

殻を脱いでいる最中は他のことをする余裕がないです。

 

また、脱皮する前にその前兆もいくつかあります。

 

ショウリョウバッタの脱皮の前兆については下記の記事で詳しく解説しています。

 

 

ショウリョウバッタが脱皮にかかる時間があまりに長すぎるとリスクを伴います。

 

それだけ、外敵に襲われるリスクも高くなります。

 

ですが、短時間すぎれば不十分なものとなり成長もおぼつかないです。

 

 

こうしたケースでもショウリョウバッタの脱皮に支障が出ることもあります。

 

このように脱皮に失敗する要因は1つとは限りません。

 

殻の状態を始めとした個体差や外的な要因、時間でも起きます。

 

含めて、様々な要素がショウリョウバッタの脱皮の成否を分けることになります。

 

ショウリョウバッタは脱皮に失敗しても生きていけるの

 

ショウリョウバッタは、一生のうちに数回脱皮を行います。

 

その度に失敗してしまうリスクを抱えています。

 

気になるのは失敗しても生きていけるかどうかです。

 

 

これはショウリョウバッタが脱皮しているときの状態や環境にもよります。

 

個体差も関係するのでケースバイケースと言う他ないです。

ショウリョウバッタは幼虫の段階で脚を失ってしまっても次の脱皮で再生します。

 

特に後ろ脚は元々取れやすくなっています。

 

これらはショウリョウバッタに限らずバッタすべてに言えることです。

 

 

殻が上手く脱げずに、もし脚が取れてしまっても心配は無用です。

 

とはいえ、殻を脱ぐのに手こずって体力を使い果たしてしまうと危険です。

 

最悪、脱皮に成功しても死んでしまうこともあります。

 

これでは結果としてショウリョウバッタの脱皮は失敗ということです。

 

天敵に自らの体を餌に差し出すか大地の養分になるだけです。

 

脱皮でどこまで殻が脱げているかで決まる

 

ショウリョウバッタが生きていけるか死んでしまうか?

 

これは、どこまで殻が脱げているかにもよります。

 

半分くらい脱いだところで動かなくなればかなり厳しいといえます。

 

 

後もう少しというところまでいけば、生存確率は決して小さくないといえます。

 

ショウリョウバッタの脱皮には人間が手を出すわけにはいかないです。

 

ですが、飼育中に上手く殻が脱げないともどかしいです。

 

しかしショウリョウバッタの脱皮は見守るしかないです。

 

 

生きていけるかどうかは殻の脱げている状態と残りの体力、後は環境にもよるでしょう。

 

多少の失敗なら次の機会にリカバリーできます。

 

大きな欠損がなければ生きていける可能性は上がります。

 

反対に、欠損が発生していたり体の重要な部位が欠けている。

 

この場合はショウリョウバッタが死んでしまう恐れの方が上回ります。

 

 

結局のところ運要素的な部分も大きいです。

 

ショウリョウバッタの飼育では成り行きを見守り祈るしかありません。

 

これがショウリョウバッタを飼う側にできる精一杯の務めです。

 

ショウリョウバッタの飼育については下記のページで詳しく解説しています。

 

 

そもそも自然界でいきる昆虫にとっては当たり前に起きることです。

 

リスクを承知で体の状態を変える変態は命を落としてもおかしくない行動です。

 

ショウリョウバッタが脱皮で死んでしまう覚悟があるかは分かりません。

 

少なくとも命を落とす個体が出ることを計算に入れています。

 

 

つまり卵から孵化したうちの何割かはそのまま死んでしまったり成虫になる前に命を落とすことになります。

 

ショウリョウバッタの成虫もそれを覚悟して卵を産み育てているはずです。

 

脱皮もまさに命を落とす確率が上がる機会です。

 

そのため、生き残れるかどうかは殻を脱ぐ成否によって左右されます。

 

ショウリョウバッタが脱皮に失敗したら殻はどうなる

 

ショウリョウバッタが脱皮に失敗すると殻はどうなるかといえば体に残ってしまいます。

 

またそれに伴い脚が曲がってしまったり、もげて欠損してしまうこともあります。

 

翅(はね)も曲がったり上手く広がらないことがあります。

 

 

なので、改めて脱皮はショウリョウバッタにとって大変な作業だといえます。

 

バッタは自ら脱いだものを食べることで知られています。

 

それで残った殻が取り除かれることもあります。

 

あるいはしばらく残り続けて自然に脱落したり、次の脱皮で一緒に取れたりもします。

 

 

ショウリョウバッタの脱皮失敗は飼育をしているとショックなできごとです。

 

でも回復できるケースもあるので諦めるのは早いです。

 

致命的なのは脚にまとわりつく部分が残ってしまうことです。

 

こうなると、脚を上手く動かせないパターンとなります。

 

 

脚の機能に問題はなくても、殻によって動きが制限されると生き残るのは難しいです。

 

自然界では逃げ足の早さが生存確率に直結します。

 

足かせがついているショウリョウバッタは致命的です。

 

飼育で殻の残ったショウリョウバッタを見ると取りたくなってしまいます。

 

しかし、ショウリョウバッタの脱皮に人が手を出すのはご法度です。

 

 

下手をすると人間のせいでショウリョウバッタが命を落としてしまいかねません。

 

そのため、何もしない方が生存確率が保たれると考えられます。

 

失敗した個体が生き残れるとしたら、ミスの影響が思ったよりも小さかった場合です。

 

脱皮のほとんど終わる状態なら後で、回復に成功することもあります。

 

 

これは先にも話したようにやはり運次第でもあります。

 

脱皮に失敗しても悪くない状態という結果に着地するのが望ましいです。

 

なお、殻は溶けたり自然消滅することはないです。

 

ですが、体に残っても生活に支障がないこともあります。

 

脱落したり次に脱げるいずれかであれば問題は解決します。

 

ショウリョウバッタの抜け殻

 

ただ当面は残り続けるので、飼育の際は見る度に気になってしまうこともあります。

 

脱げた殻にもげた脚が残っていたりするとショックではあります。

 

でも、こればかりはどうにもならないです。

 

むしろ、綺麗に脱げきれるのはある意味で稀です。

 

毎回完璧に変態するショウリョウバッタの方が珍しいです。

 

ショウリョウバッタが脱皮に失敗する原因|まとめ

 

ショウリョウバッタが脱皮に失敗する原因には日当たりの不足があります。

 

日光不足だと不十分な殻のかたさとなります。

 

外敵などによる邪魔や殻を脱ぐ上手さという個体差もあります。

 

ショウリョウバッタが脱皮に失敗して生きれるか死ぬのかどうか?

 

 

これには失敗の程度や運も関係するでしょう。

 

殻はどうなるのかといえば体に残って自然に脱落したり、次の脱皮で一緒に脱げたりします。

 

大部分が体に残ってしまうと、動きが制限されたり体の機能に支障が出てきます。

 

最悪の場合、命に関わることにもなります。

 

しかし、残ってしまった部分が僅かだったり、動きを制限しない程度であれば大丈夫なケースも多いです。

 

脱いだ殻は自ら食べることもあるので、それについては残らなくてもおかしくないです。

 

飼育で失敗を目の当たりにするとショウリョウバッタが生きれるの死ぬのと不安になります。

 

こればかりは見守るしかないでしょう。

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