ショウリョウバッタの駆除方法!木酢液は効果ある?作業の時間帯はいつかも伝授!

ショウリョウバッタの駆除昆虫

 ショウリョウバッタの駆除方法

 

ショウリョウバッタの駆除方法ですが、現実的にはやはり殺虫剤や薬剤が強力です。

 

確実な効果を求めるならほぼこれ一択でしょう。

 

ただし、殺虫剤を使うと少なからず植物に影響を与えます。

 

ショウリョウバッタの駆除方法

植物の色と擬態しているショウリョウバッタ

 

人が吸い込んでも具合が悪くなるなどの恐れもあります。

 

また、ペットを飼っている場合はそちらに対する影響も心配です。

 

他の昆虫を飼育している場合も影響が及ぶことが考えられます。

 

バッタと一口に言っても種類によって駆除方法は異なります。

 

ショウリョウバッタの駆除装置をDIYで自作するツワモノもいます。

 また、ショウリョウバッタにも適切なやり方というものがあります。

 

そこで、同類の害虫の駆除方法がおすすめできます。

 

ショウリョウバッタはイネ科の植物に食害を与える種類に分類されます。

 

具体的には物理的に取り除くやり方と、それ以外の方法に分けられます。

 

状況や段階に合わせてショウリョウバッタの駆除方法を検討、選択することです。

 

ショウリョウバッタを捕まえて駆除する方法

 

ショウリョウバッタを物理的に手で捕まえて駆除するのもおすすめです。

 

その理由は、確実に捕まえて数を減らせることにあります。

 

基本的には手や虫取り網などで捕まえて駆除するのがこの方法になります。

 

ショウリョウバッタを捕まえて駆除する

手で捕まえたショウリョウバッタ

 

ただしこの駆除方法は範囲が限定されたり、数が多くない場合に有効なやり方です。

 

開けている場所やショウリョウバッタの総数が分からないケースには不向きです。

 

捕まえてもキリがなくて無限に湧いてくるような状況では太刀打ちできません。

 

このような状況に陥った時は、他の手段を検討する必要があります。

ショウリョウバッタの天敵を放つ方法

 

また、もう一つの選択肢はショウリョウバッタの天敵の放出する方法です。

 

ショウリョウバッタが集まる場所に天敵のカマキリを入れるやり方となります。

 

バッタが嫌う天敵であるカマキリがいると、数が少なくても効果に期待できます。

 

ショウリョウバッタを捕食しているカマキリを撮影した写真

ショウリョウバッタの天敵はカマキリ

 

ですが、集団は強いのでやはりある程度は数を揃えて放つことが必要でしょう。

 

これも天敵を集めるという手間があるので、おすすめ度で言えば低いです。

 

天敵が繁殖して新たな問題になることも考えられるのでリスクを考慮して検討することになります。

 

防虫ネットの設置

 

ショウリョウバッタが発生する前なら防虫ネットを設置することで被害を防げます。

 

また、餌となる植物を取り除いたりするのも有効です。

 

防虫ネット

 

しかし、一度発生すると増殖は時間の問題で後手に回るほど対処が難しくなります。

 

また周辺に悪影響を与えることなく、目的達成を目指せるのも理由の1つです。

ストチュウを蒔く(まく)

 

ストチュウを蒔く(まく)という方法もあります。

 

このストチュウとは何かというとアルコールと酢を混ぜたものです。

 

アルコールは焼酎を使うのがおすすめです。

理由は、バッタなどの昆虫がアルコールや酢を嫌うためです。

 

また、ストチュウには害虫の忌避剤(きひざい)の効果もあります。

 

ただし使いすぎると、本来植物にとって好ましい昆虫も寄ってこなくなる恐れもあります。

 

ショウリョウバッタの駆除に木酢液(もくさくえき)は効果あるの

 

ショウリョウバッタの駆除に木酢液(もくさくえき)は効果を発揮します。

 

木酢液はショウリョウバッタだけでなくアブラムシのような害虫にも有効です。

 

殺虫剤や農薬を使いたくない人達の間では定番中です。

 

木酢液

 

いわゆるオーガニック系の害虫対策で、防虫にも威力を発揮します。

 

ただし、木や竹を燃やす際に発生する水蒸気を集めたものなのでニオイがします。

 

ニオイは燻製作りに使うくん液に近いです。

 

ですが、あまり良い臭いとはいえないでしょう。

 

また、忌避(きひ)については期待ほどではないです。

 

木酢液は防虫よりも駆除目的で使用するのが正解でしょう。

 

ちなみに殺菌作用は非常に強力ですから、害虫対策だけでなく病害対策にも活用できます。

 

木酢液は病害虫対策に有効ですが、微生物にとっては餌となります。

 

植物にとって有用な微生物が増えれば、植物が元気になって病害虫に負けやすくなるわけです。

 

ショウリョウバッタが寄りつかなくなる理由としては臭いを苦手としていることも挙げられます。

 

つまり、既にショウリョウバッタがいるところに使えば追い払えるということです。

 

新たに寄りついたり住み着く事態も避けられます。

 

木酢液(もくさくえき)の使い方

 

ショウリョウバッタの駆除に使用する木酢液の使い方や注意点です。

 

有効性を発揮するのは、木酢液がいわゆるpHが強い酸性寄りなのが理由の1つです。

 

原液は強酸性に限りなく近いです。

そのまま使用すると植物にも影響が出るほど強力です。

 

この為、基本的には薄めて使用します。

 

薄めてもショウリョウバッタの駆除に効果があるので心配無用です。

 

実際のところ目に見える効果が実感できるかどうか?

 

これは、薄める濃度や使い方、そして環境などにもよります。

 

害虫に有効な濃度の目安は原液の300倍前後に薄めます。

 

殺菌ならもう少し濃い200倍あたりが丁度良いです。

 

殺菌

 

木酢液が濃すぎても薄くても作用は変わってしまいます。

 

必ず目的に合わせた濃度で木酢液を使用しましょう。

 

複雑なニオイには200種類ともいわれる成分が含まれているためです。

 

木酢液を使用すると揮発(きはつ)して周囲に拡散します。

 

どこに使うかは用途によりますが、植物の病害虫対策なら根元や葉っぱに使用します。

 

広範囲の害虫なら広範囲に噴霧すると効果的です。

 

ショウリョウバッタを駆除する時間帯はいつ

 

ショウリョウバッタを駆除する時間帯は、その方法によっても違ってきます。

 

基本は活動が活発になる明るい時間で、日が出ている時間が望ましいといえるでしょう。

 

あまりにバッタの数が多くて作業が進まないこともあります。

 

ショウリョウバッタを駆除する時間帯はいつ

 

この場合は、あえて活動が落ち着く夕方以降を狙いましょう。

 

または、日が出る前に作業を検討するのもありです。

 

周りを気にせずに駆除作業に取り組み成功させたい場合は周囲に知らせておくことです。

 

念の為、ショウリョウバッタの駆除中と書いた看板を立てたり張り紙をしておくのがおすすめです。

 

これで周辺に気を取られたり、通行人がいないか何度も確認せずに済みます。

殺虫剤で駆除する時間帯はいつ

 

殺虫剤は沢山ショウリョウバッタが集まる時間帯が理想的です。

 

集まったばったを一網打尽にできるチャンスが狙い目です。

 

午前9時から午後3時までの6時間は少なくとも登下校の心配は比較的少ないですね。

 

 

こういった時間以外を狙うのが無難です。

 

バッタの活動が活発化する時間から登下校時間を除くと、このような条件が現れます。

 

近くに学校がなければもっと早い時間に作業を始められます。

 

なので、午後3時以降も作業を続けられるでしょう。

 

なお、ショウリョウバッタの生態を知ることも駆除の方法を知るには大事です。

 

 

 

後は行き来する人や動物に気をつければ大丈夫です。

 

午前9時前や午後3時以降には殺虫剤、農薬を使用しないのが正解です。

 

また、小さい子供やペット、他の無害な昆虫がいる時は避けるべきです。

 

子供の登下校時は、殺虫剤を使用する場面に遭遇することがあります。

 

殺虫剤を受けたショウリョウバッタに子供が触れる恐れもあるので避けましょう。

物理的に駆除する時間帯はいつ

 

ショウリョウバッタを物理的に駆除するにはいつが適しているか?

 

物理的に取り除くやり方の場合は日中となります。

 

 

このように、手や虫取り網で捕まえる方法であれば午前8時頃から夕方までです。

 

理由は太陽が昇るのに合わせて活動が始まり、日が高い時間に見つけやすいからです。

 

夕方までなのも同様の理由で、暗くなるに連れて発見したり捕まえるのが難しくなります。

天敵を放つ駆除方法の時間帯はいつ

 

 

一方で、天敵を放つ駆除方法に適した時間帯というものはありません。

 

しかし、この天敵の活動時間に合わせて決めた方が良いのは確かです。

 

とはいえ多くの昆虫はショウリョウバッタと同じような時間に活動します。

 

そのため、物理的な駆除方法と条件的にそう大きくは変わらないでしょう。

 

ショウリョウバッタの駆除方法!||まとめ

 

ショウリョウバッタの駆除方法はその用途により変わります。

 

物理的に取り除く、天敵を放つ、殺虫剤や農薬を使用するといった方法があります。

 

時間帯はいつかといえば、基本的に日が出ている明るい時間帯です。

 

 

ショウリョウバッタの活動が活発化したり作業しやすい明るい時間が狙い目です。

 

殺虫剤や農薬は人や動物、無害な昆虫にも影響が出てしまう恐れがあります。

 

これらに注意して登下校などの時間帯は避けることをおすすめします。

 

木酢液は効果あるのか、これについては既に広く実証済みで有効性が確認されています。

 

濃度にもよりますが、ショウリョウバッタを駆除したり防虫にも効果を発揮します。

 

殺虫剤や農薬の代わりに木酢液を検討してみるのもありでしょう。

 

ただし、原液は強力すぎて植物にも影響が出るので薄める必要があります。

 

また、独特なニオイの発生は避けられません。

 

注意点や特徴を理解して使えば害虫駆除の強力な味方になります。

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