ユウガオの実を食べて茅野市と松本市の40~80代の男女4人が食中毒を発症したと22日に長野県が発表しました。
過去には何度かユウガオの実を食べたことが原因の食中毒のニュースがありました。
しかし、最近はこの手の報道を聞いていなかったので驚きました。
この4人が口にしたのは食用でしたが、どういう理由で食中毒となってしまったのか解説していきますね。
ユウガオの実で食中毒を発症する原因
今回、食中毒を発症した原因にはユウガオの実にある苦味成分が関係しているとのことです。
ウリ科の植物には毒があり口にすると食中毒になる場合があります。
しかし、ククルビタシンの比較的少ない品種であるユウガオで食中毒が起きたのは気になるところです。
このように食中毒が起きた原因を「苦みの強いユウガオ」と断定したようですね。
ユウガオの中には食用だとしても実が熟すちょっと前のような未成熟な実には苦み成分ククルビタシンが含まれています。
ユウガオの種を大量に食べると食中毒になるのは聞きますが未成熟でも起こるということです。
この毒は、消化器系の食中毒を引き起こすようです。
その症状としては吐き気や嘔吐を起こすことがあります。
ユウガオの実で食中毒にならない対策
ユウガオの実は、苦みの強いものは食べないというのも対策として有効なようです。
また、カットしたのちに、ある程度水にさらしておけば毒が抜けます。
また、干して食べることで毒性が低くなる可能性もあります。
しかし、どちらの対策もすべての毒を無くすことは不可能なようです。
つまり、料理の直前に味見を行って、苦味の強いユウガオは食さないというのが一番の対策です。
ユウガオの食中毒を引き起こす原因となるのが自然毒のリスクプロファイルです。
ユウガオはウリ科に含まれていてその仲間には、きゅうり、南瓜、ズッキーニ、ヘチマ、冬瓜、メロン、スイカなどの植物があります。
これらの植物も苦みが強い場合は「ククルビタシン類」が含まれているかもしれないので気を付けましょう。
なお、ウリ科の実はヘタのあたりにククルビタシン類が多くに含まれています。
結び
食中毒を発症した原因にはユウガオの実にある苦味成分が関わっているそうです。
ククルビタシンのわりと少量の品種とされるユウガオで食中毒が発症したことは不安なですね。
ユウガオには食用だったとしても実が熟す前のといった未成熟な実には苦み成分ククルビタシンが入っています。
料理の直前に味見をして、苦味の強いユウガオは口にしないことこそがベストな対策です。
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