スズメガ(天蛾)の幼虫の駆除
ススメガの幼虫が大量に発生したら大切に育てた植物たちを台無しにされてしまうこともあります。
そのため、ススメガの幼虫の特徴や駆除方法を知っておくのもおすすめです。
植物に被害を及ぼすのは、スズメガの幼虫のほうです。
ススメガの幼虫は食欲旺盛です。
気づかないうちに植物の葉が食い尽くされてしまうこともあります。
孵化したばかりの幼虫は数ミリ程度ですが成熟すると5~10センチ程度の大きさになります。
このスズメガの子供は植物をたくさん食べて体がどんどん大きくなっていくということです。
特にバラ科の植物やナス、ジャガイモ、トマトなどの葉を好んで食べます。
スズメガの幼虫の種類によっても食べる植物は変わってくるため細かくチェックしておきましょう。
成熟した幼虫は蛹(さなぎ)になって越冬し、4~5ヶ月で羽化することが一般的です。
スズメガの幼虫の中には数週間で羽化する種類もいます。
スズメガは楕円形で薄緑の透明がかった卵を葉に産み付けます。
卵を見つけたら早めに駆除しておきましょう。
スズメガの幼虫は大きいため、1つの植物にあまり多くつくことはありません。
放置しておくと被害が拡大してしまうこともあります。
1匹でもいたらすぐに取り去り処分することが大切です。
植物への被害を抑えたいという場合、日頃からこまめに葉をチェックするようにしましょう。
植物の周りを成虫が飛んでいたり糞が落ちていたら卵があるかもしれません。
卵のままなら簡単に処理することができます。
スズメガ(天蛾)の幼虫を葉から取る方法
スズメガの幼虫は、植物に大きな影響を与えます。
農業やガーデニングをしてる人は取る方法や駆除の仕方をチェックしておくことです。
スズメガの幼虫は擬態していることも多いためなかなか見つけられないです。
そのため根絶やしにできずに、気づいた頃には植物がかなり食べられてしまっていたということもあります。
対策としては、早めに見つけて駆除することが大切です。
幼虫は大きいのでたくさん発生すると被害の範囲も広くなりますので早めに撃退することです。
10匹程度でも鉢植えしている植物の葉がほとんどなくなってしまうことがあります。
駆除するためには、火箸や火ばさみ、トングなどを使用して取り去るという方法もあります。
スズメガの幼虫は食べる量が多いのでその被害も大きいです。
見つけたら火ばさみや火箸などで摘まんで取り去り処分しましょう。
このような場合、火ばさみや火箸などで1匹ずつ取り根絶やしにする方法が効果的でおすすめです。
1つの植物についている数はせいぜい10匹以下であることが多いです。
これは、エビガラスズメの幼虫のような殆どのスズメガの幼虫の仲間にも当てはまることです。
この程度でしたら火ばさみや火箸を使用すれば駆除できる程度です。
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私は両方とも使ってみましたが火ばさみのほうが捕りやすかったですね。
しっかり観察しスズメガの幼虫を1匹ずつ駆除する必要があります。
火箸や火ばさみはホームセンターや通販サイトなどで購入することができます。
火箸を準備したら植物をチェックして取り去りましょう。
なお、スズメガの幼虫は葉に擬態をしていると目立たないです。
そのため大きい個体でも見落としてしまうことがあります。
外れない場合は葉ごと取り除くことです。
葉ごと取り除く理由はスズメガの幼虫が、かなり強い力で植物についてるためこのようにします。
こうして、スズメガを駆除するとなると毒は無いのかも気になるところです。
スズメガに毒があるのかないのかについては下記の記事で詳しく紹介しています。
スズメガなどの幼虫とは、芋虫のことを指しこれには天敵もいます。
よく知られているのがドロバチとその仲間の蜂やカマキリなどです。
ドロバチやカマキリについては下記の記事で詳しく解説しています。
ただし、ドロバチにしてもカマキリにしても他に好物の餌があります。
また、捕食のしやすい昆虫が他にもいます。
そのため、あまりこれらの昆虫には期待はできません。
なお、エビガラスズメの幼虫駆除については下記の記事で詳しく説明しています。
取った虫はゴミとして廃棄するのがおすすめです。
土に埋めてもそこから這い出してくる可能性があるため、きちんと処分しましょうね。
しかしきちんと植物を育てれば自然に回復するのであまり心配しなくても良いでしょう。
植物に卵を産みつけられた場合、スズメガがその植物の周辺を飛び回っていることも多いです。
特に植物の葉が極端に減少したと感じたら注意が必要です。
このように幼虫はかなり大きくなりますし成虫になる前に見つけられることも多いです。
葉の裏などに卵を見つけたら、孵化する前に取ってしまうのがおすすめの撃退法です。
スズメガ(天蛾)の幼虫の駆除の薬剤
スズメガの幼虫駆除に薬剤を使用するという方法もあります。
葉が食べられて殆どなくなってしまった場合などです。
葉がなくなったけれど幼虫が見つからない場合もあります。
このような場合はスズメガの幼虫が発生しているのかもしれません。
スズメガの幼虫は大きいので本来目立ちます。
早めに駆除することで植物への被害を最小限に抑えることができます。
こまめに植物の様子をチェックして取り去りましょう。
殺虫剤などの薬剤を使用して駆除するという方法もあります。
薬剤は土に撒くことで花や野菜を害虫から守ることができます。
薬剤には水で薄めて使うタイプとそのまま土に撒くタイプがあります。
どちらも一度使用すれば長期的に害虫を駆除する効果があるため使いやすいほうを選ぶようにしましょう。
駆除や予防効果など変わりませんが、使用できる植物の種類が若干異なっていることもあるので注意が必要です。
薬剤を使用しスズメガの幼虫を駆除する場合、その植物に使用できるかどうかをきちんと確認してから使うことが大切です。
最近では家庭菜園で野菜を育てているという人も多いかもしれません。
家庭菜園でスズメガの幼虫の被害に遭った場合、すぐ撃退対策が必要です。
除去しないで放置すると葉が全て食べられてしまいます。
こうなってしまうと植物がきちんと育たなくなってしまいます。
特に観賞用の葉菜類は葉がなくなると見た目も悪くなってしまいます。
そのため、早めに根絶やしにする対策が必要となります。
ちなみに薬剤は成虫になってからだと撃退効果を発揮しないものも多いです。
そのためきちんと除去したいなら幼虫のうちに使用するようにしましょう。
薬剤による植物への影響
スズメガの幼虫は薬剤で除去することもできます。
しかし、植物への影響が気になるという人もいるでしょう。
基本的に殺虫剤には全て毒性があるということです。
毒性のないものなら安全ですが、害虫の駆除や予防の効果も低くなってしまいます。
スズメガの幼虫の駆除には、さまざまな薬剤があります。
毒性が普通レベルのものならあまり不安に感じることなく使用することができます。
用法用量をきちんと守れば問題はありませんし安全に使用することができるでしょう。
薬剤を使うと根や葉から成分が浸透します。
その植物を害虫が食べると薬剤が体内に入り込むという仕組みです。
それによって害虫が駆除されるということです。
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野菜や果物を育てている時に薬剤でスズメガの幼虫を駆除する場合、安全性が気になるものでしょう。
特に家で育てた野菜や果物を子供に食べさせる時などは、きちんとチェックしておく必要があります。
薬剤は、ナスやトマト、キュウリ、ジャガイモなどの野菜を守ります。
このような夏野菜はもちろん大根やキャベツ、ブロッコリーなどにも使うことができます。
さらに菊やカーネーション、バラの花など害虫の被害から守ることができます。
植物の種類によって使う時期や量、使い方などが異なるため、事前にショップなどで確認しておきましょう。
殺虫剤を使えば効率よくスズメガの幼虫を駆除し取り去ることができます。
しかし、たくさん使えば撃退効果がアップするというわけではありません。
使いすぎると植物への負担が大きくなり枯れてしまうこともあるので注意が必要です。
殺虫剤の撃退効果を高めたいという場合、使用する時期も重要です。
植物ごとに効果が出やすい適切な使用時期が決まっています。
種を植える前に土に混ぜておくと良い種類の薬剤もあります。
殺虫剤を使うときに一番大切なのは使用する量となっています。
どの種類の薬でも安全な量と回数が決まっており、それをきちんと守ることが重要です。
量を間違えると枯らしてしまうこともあります。
そのため、適正な量をしっかり覚えておきましょう。
殺虫剤は使用してから1週間程度で効果が出てきます。
薬剤を使用してからすぐ撃退効果が出るわけではありません。
少しずつ時間をかけて薬の成分が行き届いていき、スズメガの幼虫に効いていくということです。
効果が持続する期間も1ヵ月程度となっています。
比較的長く効果が持続するのでこまめに使用する手間がかかりません。
薬剤による人体への影響
スズメガの幼虫を駆除するために薬剤を使う場合は心配なものですね。
人体への影響がないのか気になる人もいるかもしれません。
殺虫剤は害虫を駆除するためのものです。
適正な使用量や使用する時期、使用する回数を守れば特に問題ないと言われています。
しかし使用方法を間違えると毒性が高まってしまいます。
農薬取締法違反で逮捕されてしまうこともあるので注意しましょう。
基本的に用法用量を守れば人体への影響はないと言われています。
しかし人によっては喉の違和感や頭痛などの症状が出てしまうこともあります。
病院へ行く際は使用した殺虫剤の種類や量なども伝えることがポイントです。
薬剤を安全に使いたいという場合、注意点をしっかり守ることが大切です。
勝手な判断で量を変えたり使用する時期を間違えると人体に悪影響を及ぼす可能性もあります。
使用方法を守らずに健康被害が出てしまった場合、すべて自己責任になってしまいます。
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殺虫剤は使用してすぐに効果が出るわけではありません。
スズメガの幼虫を駆除できないからといってたくさん使うと植物や人間に影響が出てしまうこともあるのです。
スズメガの幼虫に使用する薬剤はゆっくり効果が出てくることが特徴です。
すぐに撃退効果が出ないと焦ってしまうかもしれませんが1週間程は様子を見るようにします。
薬剤の量と回数をしっかり守っていれば問題ないと言われています。
ただし撒いた直後に近くにずっといることは控えるほうが良いです。
特に注意が必要なのは薬剤を使用するときに子供やペットのいる場所や家庭です。
子供やペットは大人に比べて体が小さいため、殺虫剤による影響を受けやすいと言われています。
また、知らない間に殺虫剤を撒いた土を手で触ったり舐めたりしてしまうことがあるかもしれません。
大きな事故につながってしまうこともあるため、薬剤を撒いた後は子供やペットを近づけないようにしましょう。
外に出さないようにしたり柵などで囲っておくのがおすすめです。
しかし、スズメガの幼虫の駆除に薬剤は使いたくないけどすぐ駆除はしたい!
自分で駆除も無理という場合はすぐ来てくれる害虫駆除業者を探して頼むことも出来ます。
>>すぐに来てもらえる駆除業者を探すなら!【害虫駆除110番】
なお、殺虫剤を真夏の暑い時期に使うのは避けた方が無難です。
殺虫剤の中には高温になると有毒ガスを発生させる成分が含まれていることがあります。
正しい使い方をしていても有毒ガスが発生し気分が悪くなってしまうこともあります。
スズメガ(天蛾)の生態
スズメガは春から秋にかけて発生し、蛾の中でもかなり大きくなることが特徴です。
成虫は翅を広げると5~10センチ程度の大きさになり、花の蜜や樹液を吸って生きています。
世界中で1450種類程度の確認がされています。
卵を産みつけられると孵化したスズメガの幼虫に葉を食い荒らされるので対策としてネットを使用し予防しましょう。
成虫はとても大きな蛾になるため、このようにネットを使用するのが効果的です。
スズメガの幼虫の駆除|まとめ
スズメガ(天蛾)の幼虫の駆除についての記事はいかがでしたでしょうか?
正しいスズメガの幼虫の駆除の方法や見つけ方を知っていれば案外簡単に対策できそうですね。
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余談になりますが害虫の定義について、これは本人がその虫から何らかの被害を受けた場合のことだと私はおもいます。
たとえば、その虫に刺されたり噛まれたり、自分の生活圏に棲みつき被害を受けたり見た目も不快な場合は害虫となりますね。
スズメガの幼虫も、芋虫であり体の色は緑色や茶色など種類によってグロテスクなものもいます。
下の写真は、セスジスズメガの幼虫です。
体には毛がなく、腹には尾角が生えています。
天敵は蟻や鳥で遭遇すると口から粘粘液を出して身を守ります。
しかし、日本に生息(棲息)しているスズメガの幼虫は、無害と言われています。
たとえばナミテントウの幼虫のように見た目がグロテスクで不快に思う人にとってはその虫は害虫となるかもしれません。
ですが、ナミテントウはアブラムシを食べてくれます。
ナミテントウやその幼虫は農家や植物を栽培している人にとっては益虫となります。
ナミテントウの幼虫については下記の記事でも詳しく説明をしてみましたので参考にしてみてくださいね。
大切に育てた植物をスズメガの幼虫に食べられない!
そのためにも是非、取り方や駆除の仕方を試してみてください。
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