ヌートリアという動物をご存知でしょうか?

 

 

名前はなんとなく耳にしたことあるという方もおられるかもしれませんね。

 

冒頭からネタバレとなりますが、重要なことなのでお話しします。

 

実はこの動物は、ペットとして飼うことができません!

 

ここを曖昧(あいまい)なままお話を進めたくないので最初に書いておきます。

 

そこで今日は、なぜペットにできないのか?

 

餌は何を食べるのかなど気になるところですのでそこも解説していきます。

 

また、臭いや寿命と性格、生態などについても詳しく説明していきますね。

 

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ヌートリアをペットで飼う場合の値段

ヌートリアの値段ですがこの動物は、ネズミ化の動物で、哺乳類に分類されている南アメリカ原産の生き物です。

 

 

日本には存在しなかった外来種で、今では生態系に影響を及ぼす生き物として注目されています。

 

種類としては人気のカピバラに近く、比較して見れば体の形にそれらしい共通点を感じさせます。

 

ヌートリアをペットして飼う場合ですが、特定外来種に指定されているので購入も譲渡も不可能です。

 

つまり、値段がつかないばかりか売買が禁止されているので、タダでも譲ってもらうことはできないわけです。

 

残念ではありますが、販売どころか飼育も禁止ですから、もし隠れて飼うにしてもリスクが高いです。

 

 

捕獲や譲渡も全て許可が必要なくらいなので、勝手に捕まえたり匿う(かくまう)こともできないと考えるのが妥当でしょう。

 

動物園で飼育されているヌートリアも、特別に許可をもらって譲渡を受けたり飼っています。

 

値段がつくかどうかは不明です。

 

仮に販売可能なペットだったとしてもそれほど高額にはならないと思われます。

 

もし、何らかの方法で入手したとします。

 

それを無許可でペットとして飼った結果発覚した場合は、1年以下の懲役か100万円以下の罰金が科せられます。

 

 

値段はつきませんが、最大で100万円ほど損をする可能性はあります。

 

ヌートリアを見掛けたり譲渡が持ちかけられても絶対に応じないことが大切です。

 

もし、農作物などが被害を受けて駆除せざるを得ない時は、都道府県や市区町村に届け出て許可を取ることが必要です。

 

無許可で捕獲してしまったならば、危害を加えず直ぐに離してあげましょう。

 

場所を移動しての解放は、生態系に影響を与えると見なされますから、この点には注意が不可欠です。

 

この特定外来種は、安易に飼ったり飼育して増やすと生態系への悪影響が強まるので、マングースやアライグマ同様に要注意です。

 

 

見た目は何処か憎めない動物です。

 

しかし、生き物としてはそれだけで想像以上に影響が大きく、場合によっては取り返しのつかないことになります。

 

国が飼育を禁止しているほどなので、ペットして飼うのはまず無理だと理解するのが賢明です。

 

許可を得れば飼育ができる?それは確かに間違いではありませんが、動物園でもない限りは非現実的です。

 

動物園ですら高いハードルを乗り越えなければいけないんです。

 

そのため、個人でペットにしたり飼育することは更に困難を極めます。

 

相場が存在しないことからも分かるように、個人で飼える人がいない。

 

だからこそ、値段がつけられず取引もないという結論に至ります。

 

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ヌートリアをペットで飼う方法

特定外来種をペットとして飼うことはできません!

 

 

もし仮にヌートリアがペットになるとしたら、生態を考慮した方法での飼育が必要です。

 

野生では、半水生という性質を持っていて、流れの弱い河川や池沼の近くで穴を掘って巣にします。

 

割と上質な毛皮を有していますから、寒い場所でも生きられます。

 

しかし、結氷が発生するような温度では生息不可能です。

 

その為、極端な温度の低下が発生する環境を避け、程良い温かさの中で飼うことになるでしょう。

 

 

明け方や夕暮れ時には、主食を求めて活発に徘徊します。

 

このため、動き回れる広い場所を確保することも条件の1つです。

 

雌の行動範囲は狭いですが、雄は比較的活動量が多く、若いと縄張り争いで喧嘩をするのでそこも気をつけたいところです。

 

繁殖は季節を問いませんから、雌雄のペアがいればそれだけで数が増える可能性に繋がります。

 

野生においては、ペアで生活するのが一般的なので、仲の良い2匹を一緒にしたいと考えがちです。

 

しかし年に2、3回の出産であっという間に個体数が増えます。

 

 

そのため、安易にペアを作るのは禁物です。

 

ケージに入れる場合は、望まない繁殖や喧嘩を避ける意味で、ペアにするヌートリアの厳選が欠かせないでしょう。

 

体長は50cmほどにもなりますから、ケージの中ばかりだとストレスが溜まります。

 

そこで、定期的に出して体を動かすことも大切です。

 

若い雄同士だと喧嘩をする、雌雄のペアなら繁殖の可能性があります。

 

そうなると同性同士のペアか、雌雄を離した飼い方を行うのが無難です。

 

雄同士でも年齢が離れていれば、必要以上に喧嘩をすることはなくなるはずです。

 

 

雌雄も完全に隔離するのではなく、隣接するケージにそれぞれ入れれば、繁殖の恐れなくペアを作ることができます。

 

妊娠期間は平均で4ヶ月、1回に5匹の子供を産むこともあります。

 

なので、計画的に飼育する際は繁殖防止が課題となります。

 

勿論これらはあくまでもシミュレーションで、ヌートリアがペットで飼えた場合のことです。

 

生後1日で泳げ、3日後には成体として活動を始めるので、人間の感覚より繁殖も成長も早いです。

 

日本では、旧日本軍の時代に毛皮を目的に海外から導入され、計画的に飼育していました。

 

しかし、需要が激減したことで野生に放逐(ほうちく)されています。

 

 

その結果が現在の状況となっています。

 

同様の状況が発生していたイギリスでは、10年を掛け100万頭の駆除で根絶に成功しています。

 

それくらい繁殖力が強く増え過ぎると害があります。

 

やはり日本の気候で育つ動物だとしても、ヌートリアをペットで飼うのは困難です。

 

ヌートリアを飼いたい!

 

そう思ったら頭の中のシミュレーションに留め、後は映像や動物園で楽しむのが現実的です。

 

ヌートリアをペットで飼う場合の餌

ヌートリアは雑食性なので、ペットとして飼う場合は比較的何でも口にするので楽です。

 

基本的にはから栄養を得ています。

 

なお、2枚貝を食べることも分かっているので、栄養が摂れるものなら何でも良いと考えられます。

 

 

農作物に被害を出すほどの特定外来種ですから日本だとイモ類も餌になります。

 

水辺でも陸地でも、そこにあれば地下茎を食べます。

 

また、田んぼが近ければレンコンのような野菜も口にします。

 

環境を選ばず食事も拘らないことから、雑食性で生命力が強いのだと結論づけられます。

 

苦手な食べ物はなく、ほとんどの環境下で生き延びられます。

 

 

だからこそヌートリアをペットとして飼うことが禁じられているわけです。

 

もし一般家庭にあって餌になるものを挙げるなら、じゃがいも人参(にんじん)サツマイモかぼちゃなどです。

 

葉物ならキャベツやレタスに、ほうれん草を手に持って口にする光景も想像できます。

 

流石に生で硬い野菜は食べませんが、茹でて柔らかくなれば食べるはずです。

 

野菜に好き嫌いがないとなれば、果物も雑食性の強みを生かして口にするでしょう。

 

 

げっ歯類で立派な前歯を持っていますから、りんごのような少し硬いものでも食べられます。

 

りんごの他にはバナナみかんや、いちごのように口にしやすいサイズのものも好んで食べるでしょう。

 

糖分の多い果物ばかりだと、直ぐにカロリーオーバーで太ってしまいます。

 

そのことからも、食物繊維が豊富な葉物の野菜中心なら大丈夫です。

 

特定外来種には当然ながら専用の餌はありません。

 

そこで、身の回りに存在するもので揃えることとなります。

 

 

野生では地下茎を主食にしているので、大根ごぼうのような根菜を好む可能性が高いです。

 

雑食性の動物は文句をいわないでしょう。

 

しかし、同時に出してどちらを好むかといえば果物よりも野菜で葉物や根菜が口に合うと思われます。

 

寿命を考えて餌を決めるなら、栄養バランスを考慮したものをヌートリアが口にするのが理想的です。

 

葉物が中心だとタンパク質が足りませんし、栄養の偏りが生じやすいです。

 

そのため、チーズのようなものを与えると不足が解消できます。

 

 

好んで食べるかどうかは未知数ですが、乳製品を口にするなら栄養バランスの改善は容易です。

 

ビタミン不足やミネラル分のバランスについては、サプリで補うという手もあります。

 

あくまでヌートリアがペットに認められることが大前提です。

 

ですが、生命力が高く雑食性ですから、日本の住宅環境でも飼える確率は高いでしょう。

ヌートリアをペットで飼う場合の臭い

ヌートリアは水辺で生息しているので、野生の場合だと臭いが問題になる恐れが濃厚です。

 

飼うとなると、洗ったり清潔にする必要がありますが、何処まで臭いが抑えられるかは未知数です。

 

種類的に近いとされるカピバラの方は、臭いが殆どなく気にならないと評判です。

 

 

他の動物との比較でもニオイが小さいとのことです。

 

このようにカピバラが特別無臭に近い動物だと考えられます。

 

それでも、ペットとして飼うヌートリアの臭いも気にならない可能性は高いです。

 

というのもこれらの2種類はどちらも草を好んで食べます。

 

このため、肉食動物に比べて体臭が弱くても不思議ではないわけです。

 

人間もそうですが、食べ物によって体のニオイが変わることは珍しくないです。

 

ペットのヌートリアも与える餌次第でニオイを気にせずに済むと思われます。

 

 

ヌートリアは、分泌物も便すらも臭いません。

 

近づいても抵抗感がなく、ペットのような距離感で一緒に過ごせます。

 

一般的に、動物の分泌物は臭気が強いものです。

 

なお、カピパラは便の臭気が気にならないというのも、ハードルを下げてくれる魅力的な朗報です。

 

繁殖力の強さや農作物に被害を出す有害性がなければ、カピバラ同様に人気の動物となっていたかもしれないですね。

 

 

そこが本当に残念ではありますが、既にペットにできないと決まっているので止むを得ないです。

 

日向ぼっこをする動物からは、いわゆるお日様のニオイがします。

 

カピバラは外に干した布団のような良いニオイがすると形容されます。

 

ヌートリアも同じだとは断言できません。

 

しかし、飼う場所を清潔にして食事も工夫を行い、日中の間に陽の光に当てるようにすると、同様になる可能性が考えられます。

 

ストレスが溜まって体臭が変わったり、繁殖期の雄であれば変化が起きてもおかしくないです。

 

 

それ以外ならあまり臭気を気にせずに飼えそうですね。

 

体臭が強いというイメージは、カピバラよりも体毛の色が濃く、水辺に生息していることから連想されるものです。

 

カピバラも元は水辺に生息する動物です。

 

人間社会に馴染んでいること、元々体臭が少ない点などから清潔な印象に結びついています。

 

臭気というのは微妙なものです。

 

多くの人が気にならないニオイがある一方で、僅かなニオイでも鼻についてきになる人がいたりします。

 

ヌートリアに関しても、人によって感じ方は異なるでしょうから、許容できるか否かは人によります。

 

ヌートリアの生態と寿命や性格

陸上動物のヌートリアは、水辺の近くで巣穴を掘って作り、雌雄のペアで生活を共にしています。

 

 

巣穴は池沼を始めとして流れの弱い河川の近くでも作られます。

 

野生では水草やイネ科の多年草の食事を好み、葉っぱや地下茎を主食として栄養を摂取しています。

 

餌を摂る行動は1日2回で、朝夕のタイミングで巣穴から飛び出し、葉っぱなどの栄養源を口にします。

 

日中は休憩タイムですから、巣穴に戻ってお昼寝という形です。

 

雌はあまり巣穴から動かず、雄の方がより広い行動範囲内で活動する傾向です。

 

また、温度の適応能力が高くためか極端に温度が低い場所以外ならほとんど生息可能です。

 

 

繁殖は季節を問わず、平均年2、3回のペースで一度に5匹ほどの子供を産みます。

 

妊娠期間は4ヶ月くらいですが、かなり成長した状態で生まれますから、3日も経てばもう自分で餌が摂れる大人です。

 

性成熟は僅か半年ですから、短期間の内に大人になって繁殖ができるほどの大きさになります。

 

形態も生態もマスクラットと似ているので、見た目を含めて何かと混同されがちです。

 

 

寿命は短い個体だと5年、反対に長ければ8年から10年ほど生きられます。

 

飼育環境では12年くらいに寿命が延びるので、野生とは明らかな差があることが分かります。

 

数字だけで見ると寿命は短く感じられますが、成長の早さや繁殖力を思えば、割と生命力が強いといえるでしょう。

 

性格は温厚で攻撃的ではなく、警戒心が弱いわけではないものの、積極的に攻めてくる生き物とは違います。

 

雑食ですが基本的に草食の傾向が強いので、そこが性格に関係していると見られます。

 

ただし、追い詰められるような状況になると、歯を剥き出しにして噛みつくことがあります。

 

 

窮鼠猫を噛むという言葉が存在するくらいなので、ピンチになれば温厚なヌートリアでも攻撃的になります。

 

生態を除けば、割と何でも食べる雑食性やカピバラに近い見た目に温厚な性格です。

 

このように人間に好かれる条件は揃っているわけです。

 

ところが、圧倒的な繁殖力で被害をもたらしたことから、単なる可愛らしい動物ではなくなりました。

 

海外でも無視できない被害が発生したので、日本でも対策に乗り出している状況です。

 

 

繁殖力の強さから、国内のヌートリアの個体数が減ったとしても、将来的にペットとして認められる期待は薄いです。

 

農作物で生計を立てる農家にとって、特定外来種の存在は問題です。

 

現在のような厳しい扱いになっているのは仕方がないでしょう。

 

動物園なら誰でも会えますし、ヌートリアの生態や性格といったものが間近で学べます。

結び

ヌートリアをペットで飼えるか?飼う方法と値段などについての記事はいかがでしたでしょうか?

 

ペットで飼えない理由や餌、臭い、寿命、性格、生態についてもご理解いただければ幸いです。

 

この章では、ここまでお話ししてきたヌートリアについてまとめた要約を載せておきますので活用してください。

 

 

ヌートリアの値段なのですがこの動物をペットして飼うことは、特定外来種に指定されていますので購入も譲渡もかなわないのです。

 

すなわち、値段がつかないだけではなく売買が禁じられています。

 

そのため、無償でも譲っていただくことは許されないこととなります。

 

何がしかの方法やルートで買い入れて、無許可でペットとされて飼った結果明るみに出た場合は罪になります。

 

1年以下の懲役100万円以下の罰金が科せられます。

 

最高100万円ほどダメージを受ける可能性はあります。

 

ヌートリアを見かけたり譲渡をお願いされても絶対に応じないことが大事となります。

 

 

先にも述べたように、特定外来種をペットとして飼うことなど不可能です。

 

もし仮にヌートリアがペットになるとしたら、生態を踏まえた方法での飼育が不可欠です。

 

そういう理由でヌートリアをペットという形で飼うことが禁じられているということです。

 

1つの例として、ケージに入れるケースだと、望まない繁殖や喧嘩を回避する意味合いで、ペアにするヌートリアの選別が求められることでしょう。

 

体長は50cmほどにもなってしまうため、ケージの中のみですとストレスが多いです。

 

なので、一定間隔で出して運動をすることも欠かせません。

 

若い雄同士だと喧嘩をする恐れがあります。

 

また、雌雄のペアなら繁殖の可能性が高いです。

 

だとすれば同性同士のペアか、雌雄を離した飼い方をすることが安心です。

 

ヌートリアを飼いたい、そう感じたのなら頭の中の疑似体験にとどめるのが得策です。

 

その先は映像や動物園で楽しむのが現実的だと言えます。

 

ヌートリアの餌なのですが、雑食性で、草から栄養成分を得ています。

 

 

なお、2枚貝を食すケースも認識していることから、栄養が摂れるものなら何でもオーケーだと思われます。

 

苦手な食べ物はなく、極端に寒くないと生き延びられる動物でもあります。

 

ヌートリアの臭いですが、野生の状態だと臭いが問題になる恐れが濃厚そうです。

 

ただし、草を好んで摂りますから、肉食動物とは違って体臭が弱くてもおかしくはないことになります。

 

種類的に近いといわれるカピバラの方は、臭いがほとんど無く気にならないと言われています。

 

そのため、ヌートリアの臭いも気にならない確率は高いです。

 

ヌートリアの生態や寿命、性格ですが、水辺の近くで巣穴を掘って作り、雌雄のペアで生活を共にしています。

 

餌を摂る活動は1日2回で、朝夕の時間に巣穴から飛び出して、葉っぱ等の栄養源を摂ります。

 

繁殖は季節を問わず、平均年2、3回の回数で一度に5匹くらいの子供を産みます。

 

 

寿命は短い個体だと5年、反対に長ければ8年から10年ぐらい生きられます。

 

飼育環境では12年ほどに寿命が延びるので、野生とは明確な違いがあるということがうかがえます。

 

割と何でも食べる雑食性やカピバラに近い外見上おっとりしている性格など、人間に好かれる条件は揃っていることとなります。

 

しかしながら、ものすごい繁殖力で被害をひき起こしてしまったがために、ただの愛らしい動物じゃなくなったわけです。

 

 

海外でも外すことができない被害が出てきたので、国内においても対策に踏み出しているところです。

 

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