降水量1mm(ミリメートル)の雪とはどのくらい積もる?予想される被害の目安と対策!

気象

降水量1mm(ミリメートル)の雪はどのくらい積もる?

 

降水量1mmの雪とは、どのくらいの雪が積もるのか?

 

これは気温や水分量によって異なります。

 

大まかに表すと、降水量1mmは1時間あたり約1cm積もります。

 

降水量1mm(ミリメートル)雪はどのくらい積もる?

雪が積もる様子の写真

 

正確にどのくらいの雪が積もるかは厳密な答えを出すのは難しいです。

 

その理由は、降水量が水の降る量で、降雪量は雪の深さをいいます。

 

また、言い換えれば雪の厚みをあらわすことになります。

 

降水量1mm(ミリメートル)相当が1時間降ると、厚みが増して最終的に約1cmほどになります。

 

雨の場合は地面に染みたり流れてしまいますが、雪は積もるので厚みが増すわけです。

 

降水量1mmの雪

玄関前に積もった雪が解け始めてる様子

 

ただ、風が吹けば飛んでしまうので、必ず1cm積もるとは限らないです。

 

また気温が高くて溶けやすい状況でも、雨のように流れて厚みが出ない可能性があります。

 

降水量1mm(ミリメートル)は、雪が1cm積もるというのはあくまでも計算上の数字です。

 

雪質も関係なく、風もなくて溶けることもない、理想的な環境におけるものです。

 

その為、水分が多くて水っぽければ自重で潰れてしまいます。

 

逆に空気を多く含む状態であれば1cm(センチメートル)以上の深さになることもあり得ます。

 

いずれにしても、1mmがそのまま冷えて固まって降るわけではないということです。

 

なので、単純に計算してどのくらいになるか算出するのは困難です。

 

実際に降ってみないと分かりませんから、1cmは目安の1つに過ぎません。

 

 

つまり、様々な環境条件で容易に変化することが考えられます。

 

とはいえ、1時間でこれくらい雪が降りそうだという予測に役立ちます。

 

期待して1時間後を待つといった楽しみ方ができるのは確かです。

 

なお、現実には常に同じ降水量の雪が降るわけではないです。

 

場所によってバラツキが生じるのが普通です。

 

そのため、どこでも同じ雪の降り方にはならないでしょう。

 

それでも、雪が珍しい地域においては1cmの深さでも十分に降ったともいえます。

 

1cmの雪の深さでも十分に降った感じがします

降水量1mmの雪が一晩中降り続いた日の朝の景色

 

きっと普段と異なる景色に感動を覚えると思われます。

 

そのくらいの存在感がある降り方には期待できますね。

 

降水量1mm(ミリメートル)の雪予報が出たら、外に目を向けて1時間の変化を確認してみることをおすすめします。

 

降水量1mmの雪が24時間降るとどのくらい積もる?

 

降水量1mmの雪が24時間降ると、どのくらいの雪が積もるかといえば1時間あたりの深さに24を掛けます。

 

これで、降水量1mmの雪が24時間降ると、どのくらい積もるかを算出できます。

 

24時間であれば24cm積もることになります。

 

降水量1mmの雪が24時間降るとどのくらい積もる?

木の枝に雪が積もっている写真

 

つまり、1時間あたりに1cmの雪が積もれば、その24倍ということです。

 

理由は単純で、降水量1mmを雪に換算すると1時間で約1cm、その24倍ですから答えは24cmです。

 

ただし、先にもお話ししたように降水量と降雪量は単純に換算できないです。

 

1時間に雪が1cm積もるというのはあくまで目安です。

 

実際には降り方を確認して1時間に積もる雪の深さを調べることです。

 

その数字に24を掛けた方が、より正確な24時間の雪の深さの予測ができるでしょう。

 

降水量1mm(ミリメートル)の雪で予想される被害の目安

 

降水量1mmの雪で予想される被害の目安は、これといった被害は発生しないと思われます。

 

1時間降ったら1cm程度の深さなので、その被害は知れています。

 

雪慣れしている人に被害が発生する積もり方とは考えにくいです。

 

降水量1mm(ミリメートル)の雪で予想される被害の目安

雪がほとんど積もっていない道路

 

一方、雪が珍しい地域の場合は、珍しさに目を奪われて足元が疎かになる可能性はあります。

 

つまり雪そのものによる被害ではなく、上空を見上げることで足元の段差や障害物に気がつかない恐れもあります。

 

足元の注意がおろそかになれば、転んだり怪我をする被害が発生することに繋がるわけです。

 

降水量1mm(ミリメートル)の雪が1cmだとしても、それが溶け出して夜間の冷え込みで凍結すれば危険です。

 

降雪量については下記の記事でくわしく解説しています。

 

 

また、この降水量が4mm(ミリメートル)だとどのくらいの雪が積もるかはこちらです。

 

 

凍結により、足元が滑りやすくなり転ぶ被害が予想されます。

 

雪は適度に空気を含む状態だと滑りにくく、むしろ足が沈み込んで滑りにくくなります。

 

ところが水分が多くて溶けやすい状態は別です。

 

踏みつければ簡単に崩れますし、気温が少し上がるだけで溶けてしまいます。

 

なお、日中と夜間の温度差が大きく冷え込むと、溶けた雪が凍って路面を凍結させます。

 

北日本では日中は気温がプラスの暖かい日でも夕方から朝方にかけてマイナス10度くらいまで下がることも珍しくはありません。

 

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降水量が少ない日や少ない地域でも、僅かに降った雪が凍結すると路面が凍っているのが気がつきにくいです。

 

もしかしたらこの雪の下は凍っているかもしれないという意識を持って、転倒に注意しましょう。

 

降水量1mmの雪が24時間降った場合の予想される被害の目安

 

降水量1mmの雪が24時間降ったら、1時間あたり1cmが24回積もる計算となりますね。

 

この量の雪が24時間続くとなれば、あたりは雪に覆われて雰囲気が変わります。

 

予想される被害は、屋根に積もった雪が、つららになって落ちてくることなども考えられます。

 

降水量1mmの雪が24時間降った場合の予想される被害の目安

屋根につららが垂れ下がる様子

 

また、物を落としても気がつかなかったり、探すのに手間が掛かることが目安となります。

 

転んで怪我をする可能性もないとはいえません。

 

積もった雪の抵抗もかかり、滑りづらくなるので危険度が低いともあります。

 

それよりも、信号機に雪が付着して視認性が悪くなったり、事故が発生する恐れも予想されます。

 

これも雪の質によりますが、水分混じりのものが降ると、地面に降りる前にあらゆる場所に付着して積もります。

 

信号機以外にも、標識や看板にも付着して覆い隠すこともあります。

 

車を運転する人は特に注意が必要となります。

 

雪の下に落ちているものに気がつかず雪の上から踏んでしまう。

 

地面に雪が積もった様子の写真

積雪に足あとが残っている様子

 

積もった雪の下にあると確認できないので、そういう被害も予想されるものの1つです。

 

24cmの深さの雪から顔を出すくらいの大きさのものなら埋もれずに気がつけます。

 

でも、24cmより小さいものだと埋もれてしまいます。

 

釘などの尖ったものが上を向いた状態で雪に埋もれていれば、実際に踏まないと存在に気がつけないです。

 

なるべく厚い靴を履いて怪我をしないよう気を付けることです。

 

なお、降水量1mm(ミリメートル)が雨の場合だとどのくらいなのかは下の記事で詳しく解説しています。

 

 

 

 

 

また、雨から雪に変わる理由は何かについては下の記事で詳しく紹介しています。

 

 

ただし、雪にはしゃいで勢い良く踏みつけてしまえば、勢いのあまりに靴を貫通してもおかしくないです。

 

他に予想される被害は車で出勤する場合、積もった車の雪を落とす作業が必要になります。

 

そのため、遅刻するすることも考えられます。

 

降水量1mm(ミリメートル)の雪の対策と必要な物

 

降水量1mmの雪の対策と必要な物は、滑りにくい靴を選んで履く程度で十分です。

 

雪が降る中で外出する場合は頭に雪が積もるので、帽子を被ることをおすすめします。

 

強い風を伴う降雪であれば、視界に影響する可能性があります。

 

降水量1mm(ミリメートル)の雪の対策と必要な物

雪と風で視界が悪い様子

 

そのため、傘を携帯するなどして外出した方が良いでしょう。

 

ただし傘が飛ばされるくらいの状況なら、傘を持たずに風が収まるのを待つのが正解です。

 

降水量1mm(ミリメートル)の雪が1時間降ったら、地面だけでなくあらゆるところに積もっています。

 

雪かきというほど大げさではないにしても、車の雪を払って落とすくらいのことは必要です。

 

車のウィンドウガラスに雪

降水量1mmの雪が24時間で車のウィンドウガラスに雪が積もる

 

手の届く場所は手で払うことができますが、身長よりも高いところは道具がないと落とせないです。

 

車の雪を落とすにしても、アイススクレーパーやブラシのようにある程度長さがあって作業性の良い道具があると便利です。

 

しかし凍結した氷を割ったり削るわけではないので、鋭利で傷つけやすい金属製は避けるべきです。

 

相手は雪ですから、プラスチックやゴムでできているスクレーパーや、ナイロン製のブラシが望ましいです。

 

なお、雪が積もるともう一つ気を付けたいのが紫外線(UV-A)対策です。

 

雪に反射する紫外線はコンクリートやアスファルトに反射する紫外線の比ではありません。

 

コンクリートに反射する紫外線が約5%に対し雪面だと約80%反射するとも言われています。

 

【参照】ウェザーニュース

 

雪が積もっているときには転倒対策のほかにも紫外線の照り返し対策も必要になってきますね。

このように雪面では紫外線の反射が強いため男性もしっかりUV対策することをおすすめします。

降水量1mmの雪が24時間降った場合に必要な物

 

降水量1mmの雪が24時間降った場合、地面は雪に覆われて24cmくらいの深さの雪になります。

 

24cmの深さの雪程度では、足が取られたり車が立ち往生するような降雪量ではないです。

 

普段から雪に慣れている人なら、適した靴を選ぶなどして対処できます。

 

降水量1mmの雪が24時間降った場合の対策と必要な物

雪の上を冬用の長靴で歩く様子

 

24時間経過後も変わらず降水量1mm(ミリメートル)の雪が降り続ける可能性がある。

 

もし雪予報がこのような状況なら、更に深くなる前に対策が必要です。

 

雪道で安心して歩ける『コロバンド』という転倒防止のために靴に着けるスパイク状の滑り止めはおすすめです。

 

これで、出勤時に急に雪が降っても転倒を防ぐことができますね。

雪が積もると靴に雪が入り濡れることもあるので長靴もおすすめです。

また、スコップを用意して簡単にでも除雪したいところですね。

なお、玄関周りや階段、スロープといった普段の歩く場所の雪をかいて(除雪)おくことです。

 

それから屋外にある植物を屋内に移すことです。

 

雪の重みで折れそうな木の枝を保護するなども必要な対策になります。

 

家の屋根が24cmの雪の重みで潰れることはまずあり得ません。

 

ただし、ビニールハウスのように簡易的な屋根は別です。

 

万全を期すなら雪が積もる前に、解体して保管するのがベストです。

 

降水量1mm(ミリメートル)の雪が24時間降っても、それ以降に更なる降雪の恐れがない場合は?

 

これ以上雪が降らなければ、積もった雪を払ったり落とすだけでも大丈夫です。

 

また、めったに降雪しない地域で降水量1mmの雪が1時間降ったら、普段と異なる状況に驚いたり、戸惑うことも考えられます。

 

ただ、1時間に1cmの雪は慌てる降り方ではありません。

 

24時間降った場合も24cmの深さなので、これも緊急の対策が必要になるわけでもないです。

 

備えるにしても靴や衣類を降雪する状況に適したものを選ぶ、その基本ができれば心配はないです。

 

降水量1mm(ミリメートル)の雪とはどのくらい積もる?|まとめ

 

降水量1mmの雪とはどのくらい積もるのか?

 

これは水分量や気温にもよりますが、だいたい1時間に1cmの深さが目安となります。

 

予想される被害の目安は、1cmの深さだとこれといった心配はないです。

 

シートに積もる雪

 

考えられるのは雪の方ばかりで足元を見ずに歩いて躓いたり転ぶことです。

 

降水量1mm(ミリメートル)の雪が24時間降るとなれば深さは24cmになります。

 

この場合は、最適な靴を選んだり、必要に応じて雪落としや雪かきの道具を用意することになります。

 

降る雪を止める対策はできません。

 

そのため、降っても本格的に積もる前に雪かきをすることです。

 

降っても大丈夫なように屋外にある植物などを屋内に退避するのが現実的です。

 

路面の凍結や視界不良などの被害も予想されます。

 

雪や氷で転ばないよう、滑りにくい適切な靴や、傘を用意すれば対策できます。

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