ひなあられの意味を保育園児でもわかる教え方
保育園児でもわかる教え方は、ひなあられを使う「ひな祭り」の由来から説明する方が理解が深まりますよ。
『ひな祭りになると、ひな人形を飾るのは皆が元気で幸せになりますようにと願うためです。』
その後で、ひなあられについて保育園児にわかる説明として最も簡単なものは、以下となります。
『ひなあられはひな祭りで食べる3色の菱餅を砕いて小さくしたお菓子です』
『場所によって味は変わるけれど、色にはそれぞれ意味もあるんだよ』
『それは悪いものをどこかへやってしまう厄除けと、いつまでも元気でいますようにという健康を願ってなんだよ』というものです。
幼稚園児に説明するときは、小さな我が娘が幸せでいるように、いつまでも元気でいるようにということを教えましょう。
また、いつの世にも変わらない親心を示したお菓子が、ひな祭りで食べるあられということに繋げていくと良いでしょう。
ひなあられの意味を大人にわかる教え方
ひな祭りというのは3月3日に行われる「桃の節句」です。
元々は平安貴族の子どもの人形遊びと、人の災厄を人形に託して洗い流「流し雛」が合わさって出来たものです。
平安時代の貴族の子どもたちは、自分のお気に入りの人形を外へ連れて行って世界をみせてあげようということです。
このため、野山や浜辺・川べりなどに連れ歩くということをしていました。
そんなことをしている内に、人形を連れて小高い山に登って四方を見渡すという行為は「ひなの国見せ」呼ばれるようになってきました。
国見せと言うと仰々しい言い方ではあります。
そのピクニックをするために持っていった「外に出歩くのに持ち運びやすいお菓子」というのが、ひなあられとなっています。
ひなあられは菱餅を細かく砕いて持ち運びやすくしたお菓子のことです。
というのが保育園児ほどの小さな子供にもわかりやすい説明でしょう。
ひなあられはカラフルで小さなお菓子というイメージを持っている方も多いと思います。
ですが、一年を意味しているという考え方が有力です。
桃は春を、緑は夏を、黄は秋を、そして白は冬を示しているのですね。
年中通しての娘の健康祈願をする親心が形になったものと言えるでしょう。
ちなみに、ひな祭りに食べられるあられは関西と関東で違っています。
他にもいろいろなものが済んでいる場所によって違いがあります。
しかし、あられもその1つなのですね。
最初の違いは、味付けです。
関西のあられは醤油や塩で味付けをします。
そのため、お茶に合う味となっています。
それに対し、関東では砂糖で味付けをするため甘いお菓子です。
関西に比べるとよりお菓子らしいものとなっています。
更に、ひなあられの大きさも違いの1つです。
関西のあられは大きくて丸く、直径が1cmほどのボール型をしています。
しかし関東ではお米をはじかせて作るという過程もあり、小さな米粒の形をしています。
どちらが発祥かと聞かれれば、そもそも平安貴族の子どもが食べていたものなので京都がある関西のものという説が有力です。
関西のあられは菱餅を砕いて作っています。
それも関西が本流であることの理由の1つと言われています。
ひなあられの色の意味を保育園児でもわかる教え方
ひなあられの色の意味はどうでしょうか。
保育園児でもわかる教え方を紹介します。
教える側は、そもそもひなあられが菱餅から来ている、ということをまずは理解してください。
その上で、『ひなあられはどうしてあんなにいろいろな色なんでしょうね』と優しく語りましょう。
『いろんな色があってきれいでしょう』
『このひなあられの色はね、春、夏、秋、冬のことなんです』
『だから桃色、緑色、黄色、白色と四つの色があるんだよ』
『そして皆がいつでも、自然から元気をもらって育ってほしいということです』
保育園児に教えるときのポイントはこのようにすると良いでしょう。
こうして保育園児に興味を持ってもらえたら少しづつ詳しい内容を付け足していくことです。
ひなあられの色の意味を大人にわかる教え方
ひなあられには、ひな祭りを盛り上げてくれるだけでなく、「厄除け」や「健康祈願」の意味があります。
ひなあられは赤色、白色、緑色と菱餅と同じ色に黄色も加えていることが多いです。
ひなあられの色には2つの意味があるといわれており、3色の場合には菱餅と同じです。
白い雪の下で見栄える新緑と、華憐な桃の花という情景ですね。
しかしこれに黄色を加えることで、黄が秋を表すことになります。
桃が春、緑が夏、黄が秋で白が冬として見立て、「四季」を表しているのです。
食べる順番などは特に決められていません。
ですが、四季であることを考えると食べる順番にも気を付ける方がよいという意見もあります。
菱餅の色は赤・白・緑ですね。
緑は中国から日本にその伝統が入ってきた時に「よもぎ」をいれることにして出来たものです。
それが江戸時代になると「ひしの実」を入れた白い餅が加わって2色のもちになりました。
さらに明治時代になると「くちなし」をいれた赤い餅が加わって、現在の3色となったのです。
では、色の意味を紹介していきましょう。
赤は魔除けの色です。
赤い餅はこの時期から咲きはじめる桃の花を連想させる作用もあります。
古来より赤は魔除けの色として知られています。
還暦着るちゃんちゃんこや小豆を使った赤飯など、いろんなところで赤は使われていますね。
そして白餅は、菱の実を使って作られていました。
これには血圧を下げる効果があるとされています。
子孫繁栄や長寿・純潔・清純を意味しています。
赤が桃の花を連想するように、白は雪を連想させるものでもあります。
最後の緑の餅ですが、使用しているのはよもぎです。
よもぎには厄除けの効果があると言われており、健康祈願の意味があります。
緑は新芽をイメージさせる色として、春の訪れを感じさせるようになっています。
ひなあられと菱餅との関係を保育園児でもわかる教え方
ひなあられと菱餅との関係を保育園児でもわかる教え方をするために、まずは菱餅について紹介していきましょう。
菱餅の由来については平安時代にあるということを保育園児に理解してもらうことです。
更にさかのぼれば古代中国にまでいきつく、息の長いお餅となっています。
菱餅の色使いそのものはさほど歴史が古いわけではないです。
由来ははるか古代までさかのぼることが出来るのです。
古代中国では、上巳節い母子草を入れたお餅を食べるという風習がありました。
これが漢字や他の文化と同じように日本に伝わっています。
それが菱餅をひな祭りで食べる習慣の始まりだと言われています。平安時代には平安貴族の子どもたちが人形を外に連れ出す遊びが流行りました。
これから「人形を愛でる行事」が誕生したそうです。
中国では母子草を餅にいれていましたが、日本ではヨモギをつかっています。
さらにはよもぎという草は大変香りがよいため、昔から邪気を払う力があると伝えられていました。
そのため、母子草ではなくよもぎを使うようになったのですね。
現代の菱餅の形となったのは、明治時代からです。
ピンク・白・緑とカラフルな3色が基本です。
桃色はクチナシの実を使っており、魔除けの意味があります。
そして白はひしの実を使っていて、血圧を下げる効果があります。
子孫繁栄や純潔・清純を意味”しています。
緑は新緑のイメージで、厄除け効果と健康祈願ですね。
明治時代には現在の菱餅の形となりました。
そもそもひなまつりにひなあられを食べるようになったのは、平安貴族の子どもたちが始まりです。
子どもたちが人形を外に連れて行って遊ばせる「ひなの国見せ」にて食べるお菓子として作られたものでした。
べたべたとひっついてしまうお餅を外出時に持ち出すのは大変です。
そのため、子供のことですから上手に食べられません。
今でいえば、子供たちが遠足でもっていく「おやつ」と同じですね。
汚れずに小さな手でも気軽に食べられるように作られた、小型のせんべいだったわけです。
つまり、ひなあられは人形遊びをする女の子が食べるために作られた小型の煎餅のことです。
菱餅を細かく砕いたものということです。
ひなあられと菱餅との関係を説明するには、最も簡単に言えばこうなります。
このような説明を保育園児でもわかるように簡素に噛み砕いて教えるのがポイントです。
結び
ひなあられの意味を保育園児でもわかる教え方って難しそうですよね。
3月の桃の節句は、女の子のための節目のお祝い事です。
お雛様を飾って料理を食べるという楽しいイベントです。
女の子がいる家庭ではやったことがあるところも多いと思います。
そのためには、大人の方がまず意味などを理解していなければいけません。
理解できたら、保育園児にもわかるよう優しく教えてあげてくださいね。
それを知ることで保育園児でも日本の行事に興味を持ってくれるでしょう。
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