ニホンオオカミの絶滅の原因の話題が近頃よく挙がっています。

これが、はたして何が原因なのか気になりますね。

 

また、最後の目撃となった場所や、それがいつのことなのかも興味が沸きませんか?

 

ここではそんなニホンオオカミの疑問についてひとつづつ詳しく紹介していきます。

 

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ニホンオオカミの絶滅の原因

かつて日本に広く分布していたニホンオオカミは、20世紀の初めには絶滅したとされています。

 

 

ニホンオオカミの絶滅は、環境省のレッドリストでは下記のようになっています。

過去50年間で生存が確認されない場合に種が消滅したとみなす。

分類群:哺乳類

和名:ニホンオオカミ

学名:Canis lupus hodophilax

ランク:絶滅(EX)

出典:環境省のレッドリスト

ですが、わたし個人の意見としては日本中を調べて生存を確認するのは非現実的だと思います。

 

つまり事実上いなくなった状態ということですよね。

 

もしかしたらどこかで個体が生きている可能性はあるかもしれません。

 

ニホンオオカミが絶滅していたとすれば、その原因で有力なのが病気と人に手による駆除でしょうね。

 

これによって絶滅という最悪の結果に至ったと考えられます。

 

ただ、目撃情報などを含めて生存に期待する声も存在するので、完全にいなくなったとは言い切れない節があります。

 

 

それでも、既に絶滅したことを前提に原因の究明と反省をしなければいけません。

 

これができなければ、また同じような失敗を繰り返してしまう恐れもあります。

 

勿論、詳細な内容はまだまだ研究の余地がありますから結論を出してしまうのは早いです。

 

原因の分析を誤ってしまえば、今後もニホンオオカミと同じような危機に近づく動物が出てくるでしょう。

 

そのためには、種を守るには個体数の維持が不可欠です。

 

その為には減ってしまう原因を特定したり、対策のヒントを得ることが必要ですね。

 

原因はいくつかの説が考えられていますが、今のところ確定的な結論は見つかっていないです。

ニホンオオカミの絶滅は感染症が原因

有力なのは狂犬病や犬ジステンパーといった感染症です。

 

 

餌の減少や生息地の分断というような要因もあります。

 

このふたつが、ニホンオオカミの絶滅に関係していると思われます。

 

狂犬病説が有力な理由としては、江戸時代にニホンオオカミの間でこの病気が流行ったといわれています。

 

感染力の強い伝染病の蔓延や同時多発的に人間が襲ったことで、このような結果になったのだと考えられます。

 

当時は、知識が乏しく伝染病対策が不十分といった時代背景はあります。

 

生態の理解が深まる前に消滅してしまったので、当時の日本で伝染病対策が十分にできなかったのは仕方ありません。

 

しかし、ニホンオオカミが絶滅してしまったのは揺るがない事実です。

ニホンオオカミの絶滅は駆除が原因

このため、人を襲うオオカミが増えて駆除が増加したことが挙げられます。

 

 

また、当時は山間部で狼信仰が根づいていました。

 

このことから、魔除けなどを目的とした頭骨狙いのオオカミ狩りが行われていました。

 

そういう事情も相まって、必要以上に駆除のペースが速まり、他の要因と合わさって絶滅の原因になったと考えるのが自然です。

 

いずれにしても、広範囲に分布する動物が短期間で絶滅することは考えにくいです。

 

ただし、それが致命的な原因になったのも否定できないです。

 

 

きっと長期的に追いやられてしまったといえるでしょう。

 

端的にいえば、人間が個体数の減少を加速させた張本人で、狂犬病などはあくまでも原因の1つに過ぎないです。

 

しかし、過去の失敗を嘆いても真相は分かりませんから、冷静に現実を受け入れつつ今後に活かしていくのが現実的でしょう。

 

ただし、原因は断定できない以上、可能性のあるものをリストアップして1つずつ検証していく必要があります。

ニホンオオカミの絶滅で害獣が増加

ニホンオオカミがいなくなった現在では、生態系が崩れて様々な問題が発生しています。

 

 

これらの家畜の伝染病と人為的な駆除が合わさり、複合的に個体数が減少したことも害獣が増えた原因と考えられます。

 

天敵の消滅による野生動物の繁殖がその1つで、山でイノシシニホンザルが増えている状況です。

 

結果的に農作物が荒らされ、人間の生活に大きな悪影響が少なからず出ているわけです。

 

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ニホンオオカミの最後の目撃はいつで場所はどこ

ニホンオオカミの最後の目撃は、実は1つではなくいくつもあります。

 

 

これが生存の可能性という噂に繋がっています。

 

目撃ではなく記録ですが、正式なもので信憑性が高いのは、1892年まで上野動物園で飼育されていたというものです。

 

ただし写真のような映像は残されていません。

 

本当に飼われていたのがニホンオオカミで、この当時まで現存していたかは不明です。

 

ニホンオオカミの最後の目撃で確実性が高いのは、1905年奈良県で捕獲されて標本になったオスです。

 

また、1910年に捕獲されたとされる事例もあります。

 

 

しかし、こちらは論文が発表されているものの標本がないので不確実です。

 

1900年代後半に入ってからも、ニホンオオカミを目撃したとの情報が相次いでいます。

 

1970年代には紀伊半島で捕獲された動物が、一時期もしかしたら本物のニホンオオカミではと望みが掛けられました。

 

結果的には他の動物との誤認で、姿形が似ているキツネやタヌキの幼獣との見間違いです。

 

野犬も少なからず似ているため、同じような目撃例が後をたたないのだと考えられます。

 

1996年には秩父山で映像が撮影されていますが、ニホンオオカミか否かは判明していないです。

 

 

2000年代にも、九州の山地で秩父の例に似た出来事があって、再び生存説が浮上しました。

 

このように、誤認の可能性を含めて生存説は多々あります。

 

1905年の事例を除きどれが最後の目撃にあたるのかは断定不可能です。

 

ただ、報告されていないだけで、まだまだ目撃者がいてもおかしくないです。

 

こうして、ニホンオオカミは時代を超えて人々の関心を集め続けます。

 

アメリカだとイエローストーン国立公園のあるワイオミング州とアイダホ州でオオカミの再導入がおこなれました。

 

 

これにより、一度絶滅したオオカミが復活させられた事例があります。

 

このような例からも、生存説が支持されたり復活計画に期待が持たれているのも頷けます。

 

本当に生存しているとして、目撃者が増えるくらいに個体数が増加しないのは不自然です。

 

なお、もし復活させたときには相手はオオカミということもありリスクももちろん考えられますね。

 

 

また、もしかしたらまだ人間が生息地を知らないだけかもしれないですね。

 

問題はいつの目撃情報が最後かで、これを証明しない限りは最後の目撃情報とはならないわけです。

 

最後の目撃の場所に有力なのは、やはり必然的に人が足を踏み入れる場所です。

 

つまり、棲息域の山間部ということになるでしょう。

 

 

標本が残る1905年の事例を最後と考えると、2000年以降の目撃情報は信憑性が薄くなります。

 

1970年代の紀伊半島の事例は、類似する動物の誤認が有力です。

 

そのため、1900年代の後半の目撃も信憑性が怪しくなってきます。

 

どこまでが本当で、どこからが誤認か線引するのは難しいことから、いつどこでという日時と場所の断定はできないです。

 

その点も踏まえてまとめると、1905年の捕獲標本化された目撃事例が最後というのが有力でしょうね。

 

1900年代前半にはまだ生存する個体が存在していた可能性があるというのが私の結論です。

 

ニホンオオカミの生態

ニホンオオカミの生態は、絶滅したのが100年以上も前のことです。

 

 

そのため、当時の資料は正確性に欠けるものが多いことから、不明な点が多いです。

 

少ない情報で分かっているのは、明け方夕暮れ時に活動する習性で、群れはあまり大きくないということです。

 

ニホンオオカミは、精々10頭ほどで行動していたというものです。

 

そこが北海道のエゾオオカミとの大きな違いで、ニホンオオカミ特有の生態を知る鍵だと考えられます。

 

獲物はニホンジカで、多くは山で捕獲していました。

 

 

ただ、山里に現れたり家畜を襲うこともあったと伝えられています。

 

その対象は飼い犬や馬など、自分と同じかそれを上回る動物も当てはまります。

 

また、良く遠吠えをする習性もあり、非常に響く特徴があったことから、障子が震えたとの話も存在します。

 

拠点とする場所は岩穴の巣が多く、メスは1頭あたり3頭前後の子供を産んだといわれています。

 

人間に対する警戒心は強く、一度テリトリーに足を踏み入れれば、目を離さないように監視し続けたほどです。

 

この習性は道を守る者という亜種名の由来になっています。

 

海外では家畜を襲うことから害獣扱いされてきたオオカミですが、日本においては農作物を守る神様とされてきました。

 

 

ニホンオオカミはシカやイノシシにとっての天敵なので、人間と良い距離感関係性を保てたようです。

 

敵に回すと厄介ですが、味方につければ飼い犬のように共存できる動物だったというわけです。

 

野生における生態は不明ですが、山里に近い人間の生活圏に限れば、このように分かっていることがいくつかあります。

 

小柄で当時の飼い犬に近い大きさということから、他の種の生態もヒントになります。

 

比較的大きさが類似しているオオカミや、野生に近い犬の生態が理解を深める参考になるでしょう。

 

現存していない以上は、他の情報で補わなければ理解が進みません。

 

このように、正確な記録が限られるニホンオオカミの分析は困難となります。

 

それでも今後復活することがあれば、分からなかった部分が見えてきたり、間違って認識されていた部分が正されるはずです。

結び

ニホンオオカミの絶滅の原因についての記事はお役に立てましたか?

 

 

最後の目撃はいつで場所と生態についてもご理科いただけると光栄です。

 

こちらでは、ここまでの要約を載せていきますね。

 

ニホンオオカミの絶滅は、伝染病と人間の人為的な駆除が合わさり、これらを主な原因として起こった可能性が高いです。

 

最後の目撃は1905年に奈良県で捕獲されたオスです。

 

こちらは、標本が残っていることから最も信頼できる情報です。

 

復活の可能性は、目撃情報やアメリカの事例もあるので、決してゼロではないと期待できるでしょう。

 

個体の発見かクローン技術の発展のいずれかが起これば、ニホンオオカミの復活は現実に大きく近づきます。

 

生態には不明な点が多く、絶滅から100年以上の時間が経過しているので、残っている資料に正確なものは乏しいです。

 

正確な生態の把握にはやはり復活が必要不可欠です。

 

その実現性があるとしたら、復活の可能性も自然と高まるでしょう。

 

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