川エビの種類や見分け方




川エビの種類や見分け方ってご存知でしょうか?

 

その生態や淡水と海水に棲むエビの仲間の違いなども気になるところです。

 

川や湖でエビを見つけたことのある人は多いのではないでしょうか。

 

小さいエビは可愛らしいですし、大きいエビを見つけたら嬉しい気持ちになります。

 

自分で見つけた川エビの種類や生態、見分け方なども知りたくなりますよね。

 

この場合、画像を見ればどんな種類なのかを簡単に知ることができます。

 

また、淡水と海水に棲むエビではそれぞれ特徴が異なってきます。

 

そのため、エビの飼育方法なども違いがあることを確認しておきましょう。

 

ここでは、川エビの種類や見分け方と生態について画像を交えて解説していきます。

 

さらに、淡水と海水に棲むエビの仲間の違いについても紹介していきますね。

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川エビの種類や見分け方と生態

川エビ

 

川エビの種類と見分け方や生態を確認しておきましょう。

 

川の上流部には主にヤマトヌマエビやヒラテテナガエビが生息しています。

 

中流付近にはミナミヌマエビやスジエビが生息しています。

 

さらに、下流域や河口域にはテナガエビなどが生息しています。

 

 

このように生息域による違いで見分ける判断が可能になります。

 

なお、それぞれの川エビの色や模様で見分けがつきます。

 

また、エビの体長やエサの違いからも見分けることが出来ます。

ヌマエビの見分け方と生態

ヌマエビ

 

ヌマエビの見分け方としては、体色が透明で黒褐色や黄白色の小斑点があることなどが挙げられます。

 

また、頭胸部側面には赤褐色の模様があり、これが斜め後方に向かっています。

 

そして、腹部中央辺りには明色と暗色がペアになった線が節に沿って見えます。

 

ヌマエビは熱帯から亜熱帯にかけて多く分布しています。

 

日本では南西諸島や暖流に面した西日本の太平洋側にいろいろな種類が見られます。

 

日本のヌマエビは河川の上流域から河口域まで幅広く生息しています。

 

このエビは、雑食性で生物の死骸や藻類などを食べます。

 

主に河川に生息する個体群と止水域に生息する個体群がいます。

 

なお、それぞれ大きさや色、生態に違いがあります。

 

河川に生息する個体群は幼生が孵化すると汽水域や海に下ってきます。

 

そして、ヌマエビは生育してから河川に遡上してくるという生態です。

 

止水域に生息する個体群は淡水域だけで生育することが特徴です。

 

ヌマエビの体長は3~4cmほどですが、雌の方が大きくなっています。

 

汚染に弱く、生息地に農薬などが流入すると死滅してしまいます。

 

そのためヌマエビが生息している場所は豊かな自然が残っていると言えるでしょう。

 

ヌマエビ類は食用には適さないため、かつては釣り餌に利用される程度でした。

 

しかし、最近では観賞用として飼育する人も増えてきています。

トゲナシヌマエビの見分け方と生態

 

トゲナシヌマエビは、額から出ている角が非常に短いことや角の部分にトゲがほとんど無いことです。

 

見分け方については、体型がずんぐりとしていることなども挙げられます。

 

トゲナシヌマエビは複眼の間にある額の角が短く、複眼と同じくらいの長さになっています。

 

似た種類ともこの額の角の長さで区別することができます。

 

雄は2,5cmですが、雌は3,5cmとなり雌の方が大きいことが特徴です。

 

体型はずんぐりしており、ヌマエビの仲間の中では丸みを帯びています。

 

脚は短くてがっしりしており、複眼は小さく前方へ向きます。

 

若い個体や雄は半透明の緑色や茶色で内臓が透けて見えます。

 

しかし、雌は体色が濃く茶色っぽい色をしているものが多いです。

 

中には背筋に沿って太い白線が入っている仲間もいます。

 

その線から左右に枝分かれした模様が付いているものもいます。

 

ちなみに、飼育している環境では雄よりも多少濁っている程度の体色に見えることも多いです。

 

腹部の背面中央に不明瞭な黒斑が出ることも多いです。

 

しかし、これは体色が明るくないと目立ちません。

 

トゲナシヌマエビは、暖流が流れる海に面した川に生息します。

 

ですが、海岸の湧水などに棲んでいることもあります。

 

これは幼生期を海で過ごすためです。

 

トゲナシヌマエビは、幼生が海から遡上して定着したものであると考えられます。

 

中流域や下流域で多く見かけますが、川を遡る力が強いので上流域に生息していることもあります。

 

流れが緩い浅瀬の岩石や落ち葉などに隠れていることが多いですね。

 

なお、雑食性で藻類や生物の死骸など何でも食べます。

 

繁殖期は春から夏であり、メスは楕円形の卵を1000~3500個程度産卵します。

 

孵化した幼生は川の流れに乗って海へ下り、プランクトンなどを捕食しながら成長していきます。

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ミナミヌマエビの見分け方と生態

 

ミナミヌマエビの見分け方は、真上から見ると背中にハの字の模様が見えるということが挙げられます。

 

しかし、背中には中心線があるので実際には小さく見えるかもしれません。

 

また、脚が短くてずんぐりしている特徴があるのも見分け方のひとつです。

 

ミナミヌマエビは流れの緩やかな川や沼、池などに生息しています。

 

生息域はかなり広く、河川の上流や下流、水路などでも見かけることができます。

 

ミナミヌマエビは、個体数もかなり多いです。

 

岸辺の植物が垂れ下がっているところや水草の中に大量に潜んでいます。

 

体色は暗い青色赤褐色、褐色、透明っぽいものなどさまざまなものが存在します。

 

さらに背面に薄褐色の縦帯が入っているものやモザイクのような模様が入っているものなどもいます。

 

ミナミヌマエビの体長は2~3cm程度で、ヌマエビよりも小型でずんぐりした体型です。

 

主に水草や藻類などを食べて生活しています。

ヤマトヌマエビの見分け方と生態

 

ヤマトヌマエビの見分け方ですが、尾に青黒い斑点が付いています。

 

また、水から出すと跳ねずに歩き出すことなどが挙げられます。

 

ヤマトヌマエビは見た目が派手な川エビの種類です。

 

河川の上流や渓流部分に生息していますが、幼生期に海水が必要となります。

 

体は透明になっており、背中に薄褐色の線をもつものや青黒く丸い斑点を持つものが多いです。

 

なお、線がないものや斑点が分かりにくいものもいます。

 

胸部から腹部に赤褐色の模様があり、雄雌の区別はその模様で行うことができます。

 

雄には点線の斑点がありますが、雌には破線の斑点があります。

 

ヤマトヌマエビは、昼間は石の下などに隠れていることが多いです。

 

夜になると石の表面などに出てきて活動します。

 

雑食性で藻類や小動物の死骸などを食べてくれます。

 

ヤマトヌマエビを熱帯魚などと一緒に飼育すれば水槽の掃除をしてくれます。

 

ヤマトヌマエビも雌の方が大きくなっており、体長は4cm以上になることもあります。

テナガエビの見分け方と生態

 

テナガエビを見分ける方は、ハサミの付いた手が長いことや胸の模様がmに見えるということが挙げられます。

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テナガエビはハサミが長い川エビの種類であり、特に雄は体長の約1.5倍もあります。

 

河川の中下流域や河口域に生息しています。

 

なお、流れの緩やかな障害物の隙間などで見かけることができます。

 

体長は6cm程度であり、生体になるとハサミが極端に長いのですぐに見分けが付きます。

 

幼生はヌマエビやスジエビなどと似ていますが、模様や体型などで見分けることができます。

 

梅雨から初夏にかけて繁殖期が始まるため、活発に活動をします。

 

よく似たミナミテナガエビと比べ、額の角が長くて立派です。

 

また、ヤマトヌマエビには脚の先端の節が長いといった違いもあります。

 

さらに雄のハサミの部分には細かい毛がたくさん生えていることも特徴です。

 

雑食性なので水草も食べますが、小魚と一緒に飼育すると捕食してしまうことがあるので注意しましょう。

ヒラテテナガエビの見分け方と生態

ヒラテテナガエビの見分け方としては、ハサミの付いた手が太くて長いことです。

 

また、胸の部分の模様が三に見えることなどが挙げられます。

 

ヒラテテナガエビは圧倒的に太いハサミを持っていることが特徴です。

 

大きいものだとザリガニのように見えるかもしれません。

 

体は茶褐色をしており、体長は8cm程度ですが、雄のハサミは体長の1.5倍程度になります。

 

他のテナガエビとの違いは頭胸部側面に模様がないということです。

 

額の角がかなり短いといったことも特徴になります。

 

さらに、腰の出っ張った部分に暗色の太い帯があるため比較的見分けやすいと言えるでしょう。

 

ヒラテテナガエビは、河川の中流から上流域で流れの速いところによく生息しています。

 

上流の流れに適応するため、脚の先端の節はミナミテナガエビよりも短いことが特徴です。

 

なお、夜行性で夜になると餌を求めて活動します。

 

ヒラテテナガエビの繁殖期は初夏から夏にかけての時期となります。

 

孵化した幼生は海に下り、成長してから再び河川へと遡上してきます。

 

肉食で攻撃的なので魚と一緒に飼育する時には注意が必要です。

スジエビの見分け方と生態

 

スジエビを見分ける方法としては、体に黒い縞模様が入っているところです。

 

また、ハサミの付いている手がやや長いことなどが挙げられます。

 

スジエビは透き通った体に黒い縞模様があります。

 

なお、頭胸部側面には逆さになったハの字があることが特徴です。

 

スジエビは、河川の下流域に生息しています。

 

上から見ると目がやや外に飛び出しており、テナガエビ類と区別できます。

 

溜池にいるものは3cm程度の個体が多いですが、河川には5cm程度のものが生息していることもあります。

 

ジャンプ力もあるので容器に入れた後はしっかりと蓋をしないと逃げてしまいます。

 

スジエビも雑食性なので小魚と一緒に入れておくと捕食してしまうことがあります。

 

この種類は共食いをすることもあるので注意しましょう。

 

活きているうちは体が透明ですが、死ぬと体が白くなります。

ミナミテナガエビの見分け方と生態

ミナミテナガエビを見分ける方法としては、胸にmのような模様があります。

 

さらに、ハサミに毛が生えていることなどが挙げられます。

 

ミナミテナガエビは関東より南に生息しているため、このように名付けられました。

 

テナガエビと似ていますが、特徴を確認すれば判断できます。

 

河川の上流から下流域まで広い範囲に生息しています。

 

体長は8cm程度ですが、雄のハサミは体長の2倍程度の長さです。

 

頭胸部側面の模様がテナガエビよりも太くはっきりしています。

 

ミナミテナガエビは、額の角が短いことも特徴です。

 

また、より上流に遡上(そじょう)するため、脚の先端の節も短くなっています。

 

なお、テナガエビは池などの海と隔離された環境でも繁殖できます。

 

ミナミテナガエビは海と繋がった場所でしか子孫を残すことができません。

 

孵化した幼生は汽水域や海でしか成長することができないためです。

 

繁殖期は初夏から秋にかけての時期であり、孵化した幼生は海へ下ってきます。

 

成長すると川に遡上してきますので、さまざまな環境で見かけることができます。

 

肉食で攻撃的であり、共食いしたり小魚を捕食するので飼育する時には注意が必要です。

ミゾレヌマエビの見分け方と生態

 

ミゾレヌマエビの見分け方としては、他の川エビよりも体に斑点がたくさんあるところです。

 

また、お尻の辺りが上方に突き出ているということが挙げられます。

 

ミゾレヌマエビは体が半透明で白色の微少な斑点があります。

 

その斑点が霙のように見えるのでこのように呼ばれています。

 

似たような特徴を持った川エビは他にもいるため見分けるのは難しいかもしれません。

 

このミゾレヌマエビは河川中流から下流域の流れの緩やかなところに生息しています。

 

体は透明で腹部に暗色斑が目立つ個体が多くなっています。

 

背部にはクリーム色のラインが入っていることもあります。

 

このようにミゾレヌマエビは、さまざまなバリエーションが存在します。

 

体長は2.5~3.5cm程となっており、雌の方が大きいことが特徴です。

 

夏の時期が繁殖期であり、この時期には卵を抱えた個体が多いです。

 

卵は5000個程度産むことも多く、孵化した幼生は流れに沿って海に下っていきます。

 

約1ヶ月程度海で生活し、成長したら川を遡上してくるということです。

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淡水と海水に棲むエビの種類の見分け方と違い

川(淡水)と海(海水)に棲むエビの見分け方や違いの解説をしますね。

 

淡水と海水に棲むエビは最初はどの種類なのかわかりにくいかもしれません。

 

たくさん画像を見ているうちに少しずつ見分け方が分かってきます。

 

淡水と海水に棲むエビのそれぞれの食べるもの(餌)の違いからも判断できます。

 

また、色や模様などの特徴や性格と繁殖の違いなどでも分かってきます。

淡水に棲むエビの種類の見分け方と違い

飼いやすさは淡水に棲むエビの種類が断然上です。

 

よく見かけるのもこちらの淡水に棲む種類だと言われています。

 

穏やかで順応性のある種類が多いため、熱帯魚と一緒に飼育している人が多いです。

 

もちろんこの川エビ自体を鑑賞する目的で飼われることもあります。

 

一部の種類はカラーバリエーションもとても豊富です。

 

目で見て楽しみたいという人にも淡水に棲むエビはおすすめです。

 

中には驚くほど鮮やかな種類もいますし、品種改良も進んでいます。

 

そのため同じ種類であってもたくさんのカラーを楽しむことができるでしょう。

 

また、繁殖させやすいということも人気の理由です。

 

淡水エビは手頃なペットとして人気ですが、実はデリケートな部分もあります。

 

水質の変化に敏感なので飼育の際には注意が必要です。

海水に棲むエビの種類の見分け方と違い

海水に棲む種類のエビのカラーバリエーションもっと派手で華やかです。

 

色が派手な理由としてはサンゴ礁などに擬態する意味もあります。

 

鮮やかな見た目を楽しみたい場合に最適なペットです。

 

また、こちらの種類はとてもデリケートであることも特徴です。

 

水質に敏感な種類が多いため、比較的丈夫と言われる種類でも注意が必要です。

 

水質や水温の管理はもちろん、海水や設備の管理にも気を配る必要があります。

 

管理が難しいので海水に棲むエビの種類は自宅での飼育が敬遠されることが多いです。

 

それでも淡水に棲む種類とは異なる魅力があると言えます。

 

中には海水魚の汚れを食べてくれるものもいます。

 

このような種類は混泳が良いと言われており、海水魚と一緒に飼うと良いです。

 

混泳をさせるとエビは海水魚の餌の残りを食べてくれます。

 

そのため、別にエビ用の餌を用意する必要はありません。

 

きちんと管理をすれば海水に棲むエビも魅力の多い生物と言えるでしょう。

 

なお、基本的に海水エビの繁殖は難しいとされています。

 

ですが、海水エビでも種類によっては繁殖ができることもあります。

 

飼育が難しい分個性豊かな種類が揃っているため、きちんと管理してあげましょう。

 

エビは基本的に穏やかな性格であり、観察してもゆったりと過ごしていることが多いです。

 

水底でのんびりしている様子や餌をゆっくり食べている様子を見ることができるでしょう。

 

そのような性質があるため、他の生物や魚と一緒に飼育することができるのです。

 

また、臆病な一面もあるため、岩陰や水草の影でじっとしていることも多いでです。

 

小さな隙間に隠れていることが多いため、隠れ場所になるものを設置してあげましょう。

【画像】川エビの種類や生態と見分け方!淡水と海水に棲む仲間の違い?のまとめ

ヌマエビやテナガエビ、スジエビなど川エビにはさまざまな種類があります。

 

そのため初心者が見分けるのは難しいかもしれません。

 

川エビの種類や生態、見分け方は画像をしっかりチェックしてみるのがおすすめです。

 

一口に川エビといっても草食と肉食が存在しています。

 

ヌマエビ系は草食系で水草や苔を食べて生活しています。

 

スジエビやテナガエビ科は肉食で攻撃的です。

 

共食いもするので飼育する時には注意が必要です。

 

淡水と海水に棲むエビの違いとしては、淡水に棲むエビの仲間は交配している可能性があるということが挙げられます。

 

また、淡水に棲むエビ雑種も多く存在しています。

 

そのため、見分けるのがより難しいと言われています。