テクノロジーの発展によるメリットとデメリット!AIは人類の脅威か?

テクノロジーの発展にはメリットとデメリットがあります。

 

この技術が人類をより高度な社会へと換えていったのは間違いありません。

 

そうして生まれたものの中には、人類の脅威になり得るものも存在します。

 

その代表的なものがAIです。

 

企業がビッグデータを分析するのに使ったり、家電やモバイル端末にも組み込まれて生活を支えています。

 

たしかに便利ですが、その恩恵を黙って受けとって良いものかという疑問を抱く人も少なくありません。

 

今の時点では、まだ人間の制御下にありますが、将来的にどうなるかわかりません。

 

果たしてその疑問が真実なのか、その利用法を考え直さなければいけないかもしれませんね。

 

ここでは、テクノロジーの発展によるメリットとデメリットについて見てみましょう。

 

また、AIは人類の脅威となり得るのかも詳しく解説していきますね。

 

テクノロジーの発展によるメリット

 

テクノロジーの発展によるメリットは、人の暮らしがより良くなることです。

 

その理由にはいくつか挙げられます。

 

まずテクノロジーは、これまで人間が時間、資源、資金を費やしてやってきたことを大幅に効率化できます。

 

これは産業革命で様々な物が大量生産ができるようになった頃から行われてきたことです。

 

人や牛馬の力を使って行われてきた労働が、大きな力を持つ機械によってできるようになっています。

 

これまでは人の持つ技術・経験がなければできない作業もありました。

 

しかし、AIが登場し日々性能が良くなってきたことで人間のやってきたことをそのまま再現します。

 

さらにその情報を元にして新たな技術・製品の創造ができるようになりました。

 

生産現場では機械がプログラムで命令された作業を行い、問題が起きれば対処する無人化が進んでいます。

 

プログラムで動く機械はどれだけ働いても人間のように疲れることはなく、しかも作業の効率が変わりません。

 

もちろん、定期的なメンテナンスの必要はあるものの、休むことなく働けます。

 

日本のように少子高齢化が進み労働力が不足しつつある社会では、貢献してくれます。

 

後継者がいなくなっている製造業や深夜のコンビニなどで、AIを搭載した機械を導入することで人手を補うことが可能です。

 

また、これまで人間がやってきたことの中には、作業の効率を下げる無駄なことも少なくありませんでした。

 

テクノロジーの発展により合理的に・効率的に作業を行う機械が普及していけば、そういった無駄を省けます。

 

無駄を省くということは企業にとってはコスト削減に繋がり、これまで以上に利益を上げやすくなります。

 

そんなテクノロジーは、科学、産業、医学など様々な分野で使われています。

 

人間が何百人、何千人いても立ちうちできない能力を使って情報を分析し予測することができ、未来を変えることができます。

 

例えば新薬の開発ではこれまで人間の体に与える影響を動物実験や治験で行ってきました。

 

それをコンピューター上のシミュレーションで行えるようになっています。

 

シミュレーションをすることで新薬開発に費やしてきた長い時間と莫大な費用は大幅に削減できます。

 

なので、開発から販売までの期間が短縮され薬価も安く抑えられます。

 

他には人間では難しかった場所での作業もできるようになります。

 

宇宙空間や原子力事故が起きた場所での作業をすべて機械に任せられます。

 

そのおかげで人間が危険な目に遭うことが減ります。

 

身近な部分でのテクノロジーの発展についてみていきましょう。

 

インターネットが普及し家電やモバイル端末にAIが組み込まれるようになってあらゆる物がつながってきています。

 

これをIoT(Internet-of-Things)、訳すとモノのインターネットということになります。

 

 

これは、エアコンや照明のスイッチを言葉で操作したり冷蔵庫の中にあるものをスーパーやコンビニで確認できるようにもなります。

 

このように、人がやっていたことがとても簡単にできるようになります。

 

また目に見えなかった情報を可視化できます。

 

そうした便利な生活に慣れてしまうと、もはやテクノロジーなしの生活は考えられません。

 

テクノロジーの発展によるデメリット

 

テクノロジーの発展によるデメリットは何かというと、人類の衰退を招くことです。

 

これは矛盾しているようですが、そうではありません。

 

その理由は、優れたテクノロジーがあらゆる場面で活躍すれば、人間ができることが減ってしまうからです。

 

まず仕事について見ていくと、人間のしていたことを機械に置き換えれば、働く場所を失う人が増加します。

 

高度な機械は人が長い時間をかけて習得した経験・技術もAIがあればすぐに真似できるからです。

 

そうして機械が主要な労働力になれば、優れた技術も人間の後継者がいなくなります。

 

 

また人が働く場でも、難しい計算や予想はすべてコンピューターに任せることになれば、どうなるのか?

 

大事なのはコンピューターの操作だけとなってしまいます。

 

こうなると昔の人が勉強や経験をして覚えたことを何もできないままになりますね。

 

家庭では、家電の操作は言葉で命令するだけになっていくかもしれません。

 

自分が使っているものの機能や仕組みを理解しなくなり機械に関する知識がない人が増えます。

 

ロボット掃除機のように設置するだけで自動的に動くものであれば、その存在を意識することも減るでしょう。

 

育児では、子供の見守りを行う機械が登場をしています。

 

料理や掃除をしているときに、子供の様子を誰も見てくれないときには便利です。

 

 

しかし、常に機械が映像を見せてあやしたり、危険を察知して知らせるというように親代わりになってしまうのはよくありません。

 

子供は親と触れ合うことで感情や情操を育みますが、機械に任せるとそれができなくなる恐れがあります。

 

このようにテクノロジーの発展によって人間のできることが減っていけば、できないことのほうが多くなります。

 

それでも日々の生活が何事もなく送れるならば問題はないでしょう。

 

でもトラブルというのは、いつどのような形で訪れるか誰にもわかりません。

 

人間の代わりにいろいろなことをしてくれた機械が壊れたら、修理をするまで何もできなくなります。

 

もし、社会にとって必要なことであれば、故障によってもたらされた空白の時間は深刻な影響を及ぼします。

 

また、機械そのものが故障していなくても、インターネット回線に異常があれば、機能を十分に発揮できなくなります。

 

広範囲に及ぶインターネット回線の異常であれば、人々は混乱をします。

 

また、そんな便利なテクノロジーは全て人間の役に立つと思ったら間違いです。

 

プログラムで動く機械であれば、バグがあるだけで想定外の事が起きます。

 

自動運転の車が高速道路を走っている途中に暴走したら、どれだけの命が失われるかわかりません。

 

それが事故ではなく悪意のある人間の手によって引き起こされるリスクもあります。

 

プログラムを誰かによって改ざんされたら、どんなことが起きるかわかりません。

 

何事も起きていないようでも、パソコンやモバイル端末についているカメラがハッキングされて、盗撮されていることもあります。

 

家のセキュリティを外部から解除されたら、誰かが侵入しても止められません。

 

テクノロジーに頼り切ると人間は無防備な状態でそんな危険に遭遇します。

 

こういったことからテクノロジーの発展が人類の衰退を招くというのは大げさなことではありませんね。

 

テクノロジーの発展によるAIは人類の脅威になるか

 

テクノロジーの発展で、今最も注目するべきはAIです。

 

様々な分野で使われるようになり、人々の生活が豊かになっていることは間違いありません。

 

しかし、その優れた性能を人類の脅威とみなす人もいます。

 

どのような点が脅威となりえるのかというと、人間にとって大事な心がないことです。

 

確かにAIは人類が蓄積したデータを学び、人間のように物を考えて様々なことをしてくれます。

 

でも、何をするのかはプログラム次第です。

 

もし、そのプログラムが悪意ある人間によってつくられたものであれば、どうなるでしょうか。

 

機械を暴走させたり、人に向かって攻撃をしてくることも考えられます。

 

また、悪意なく作られたプログラムでも、倫理観や道徳心など人間は社会で身につけるべき大事な規範はありません。

 

掃除をするという命令が下されたときに、部屋の中にあるものを全て不要なものとみなして廃棄してしまう可能性もあります。

 

さらに思考できるということは、自我を持つようになっても不思議ではないです。

 

これは、SF映画や小説でもよく使われる題材ですね。

 

人間に従属的な存在のはずが自我を持ち独立した存在になるため反乱を起こす危険があります。

 

そんなときに人間は何も対応ができないかもしれません。

 

なぜなら人間の社会にはAIによって動くものがいたるところにあるからです。

 

もし、反乱が起きれば人間の手によって電気は止められることでしょう。

 

そうなるとあらゆる連絡手段も使えなくなる恐れがあります。

 

また機械が暴走すれば大きな事故が起き、人々が生きていくために必要な物の生産も行われません。

 

そんなことになれば社会は混乱し多くの人が困ることになります。

 

ここまで人間が努力して発展させてきたテクノロジーですが敵に回ると大変なことになります。

 

すべて敵に回ってしまえば、人間は産業革命以前の生活に戻るしかありません。

 

そうなれば、必要な資源を巡って人間同士が争うことだってありえます。

 

AIは人類の脅威になる可能性があるのは事実です。

 

将来的に何も手を打たなければ最悪の事態が訪れるかもしれません。

 

それを止める手段も前もって考えておかなければいけませんね。

 

そこでAIについて議論されているのは法律による規制です。

 

人間や人工物を破壊できないようなプログラムを組み込んだり、緊急時には機能を停止できる機能を取り付けたりします。

 

勝手に改造したりすれば罰せられるといったことを法律で定めておきます。

 

ルールに基づいて運用されれば、ある程度はリスクを抑えられます。

 

もちろん、それだけでは到底不十分です。

 

なので、技術者同士が協力しあって常にリスクに対する備えを考えられる場を設けることも必要でしょうね。

 

そして対策として確実なのは、本当に必要なところ以外にはAIを導入しないことです。

 

AIは便利でも限界があると理解をして上手く使えば、脅威ではなく友人として共に存在できます。

 

テクノロジーの発展によるメリットとデメリット!AIは人類の脅威か?のまとめ

 

テクノロジーの発展は、人類に多くのメリットとデメリットをもたらしました。

 

メリットは、仕事や家事などあらゆる作業の効率を上げて、便利な生活をもたらしたことです。

 

機械が人間の代わりに過酷な労働から日常的な作業までやってくれるので、安全で楽な生き方ができるようになりました。

 

一方でデメリットは、人間はこれまで培ってきた経験や技術を使う場がなくなります。

 

新たに習得することもしないので出来ない事が増えてしまいます。

 

これはある意味人類の衰退ですね。

 

また、テクノロジーの暴走や犯罪などに巻き込まれるリスクも高まります。

 

AIについて見ていくと、プログラム次第で人類に害が及ぶかもしれません。

 

道徳心や倫理観がないせいで人間ならば絶対にやらないことがAIだと起きる可能性があります。

 

更に進化すれば、自我が芽生え人類の脅威として立ちふさがることもありえます。

 

人類の脅威となるのを防ぐためには、法規制をしたり技術者たちが協力して予防を考えておくことだと思います。

 

AIをむやみに導入しないといった取り組みも必要でしょう。

 

そうすればAIと人間が共存することができるのではないでしょうか。

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