おせちの重箱の意味ってお分かりでしょうか?

 

縁起の良い段数や食材の詰める段にもある程度決めがあります。

 

おせちに重箱を使うメリットなどもあります。

 

また、五段重ねと三段重ねの違いや四段が正しい理由も紹介します。

 

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おせちの重箱の意味

おせちの重箱には、詰めて重ねるほど福が増すという意味があり、三段のものや五段のものが存在します。

 

 

本来のおせちは四段が正しく、格段に意味が込められた食材がそれぞれ詰め込まれます。

 

ですが一般的に四は日本では縁起の良くない数字とされています。

 

それなのに四段というのはなぜなのか気になりますよね。

 

完全な数字とされる三に一段積み重ねた結果が重箱というわけです。

 

一段多く積み重ねる理由は、縁起の良い新年に料理をいただくという意味に由来します。

 

つまり、四の数字が持つ意味よりも重箱を積み重ねる縁起が重視されています。

 

このような理由で重箱は現在の四段が主流になっています。

 

また重箱は各段に異なる食材が入れられるので、開ける前にワクワクしたり開けて楽しめる魅力があります。

 

保管しやすいメリットもありますし、お客さんにおすそ分けする時も便利です。

 

 

改めてこのように作られるおせちは良く考えられていますね。

 

段を重ねて福を高めるというのは何とも贅沢な話です。

 

しかし、年に一度の大切なお祝いです。

 

ここまで徹底して幸せを得ようとするのも頷けます。

 

しかも、段ごとに焼き物や煮物が分けられるので、香りや味が混ざってしまわないメリットも発揮されます。

 

こうして、少しずつ様々な縁起物が詰められます。

 

いろいろな食材が重箱の中で混ざらないように配慮するのは大前提です。

 

各段に蓋がされるので仕切りが不要になり、作る側にとってとても合理的です。

 

 

また、おせちには長生きや健康を願う食材が多く入れられています。

 

この各食材を食べる毎に福や良い縁起が感じられるはずです。

 

更に、段によって違った料理が並ぶので異なるテーマごとに味わえることもまた魅力的だといえます。

 

各段は、何を決めるかある程度は決まっていますから開ける前に予測することは可能です。

 

ただ、現代では新しい食材や料理が増えているので、完全に予測するのは難しいでしょう。

 

そういう意味で、今は昔よりも楽しめる要素が増えていますね。

 

このように昔に比べ、おせちに新たな魅力が加わったといえます。

 

一段を加えた三段タイプのおせちは、四季を表す為に四重にするのが正式とされます。

 

 

もっと段数が多い重箱にもそれ相応の理由があります。

 

違いを理解して選んだり活用することが大切です。

 

しかし、四という数字はやはり気になるので、伝統的に四の代わりに与の数字が使われています。

 

後は段数の違いと食材の詰め方を覚えて実践するのみです。

 

料理は隙間なく、なおかつぎゅうぎゅうにならないように気をつけながら綺麗に詰めていくのが理想的です。

 

見せ方にも拘ることで、特別な料理の完成度は格段に上がります。

 

なので、重を良く理解したりバランスを考えて料理を作りましょう。

 

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おせちの重箱の段数が五段重ねと三段重ねの違い

おせちの重箱の段数は、三段重ねの他にも五段重ねというものがあります。

 

 

この違いは単なる数だけでなく、年神様にいただいた福を詰めるか否かの意味が込められています。

 

五段重ねの重箱の場合、五段目には何も入れず空箱の状態で使用するのが基本です。

 

これがまさにいただいた福を詰める段で、おせち料理の中でも重要とされる一番上に設けられます。

 

三段重ねでも福や縁起の良さがあります。

 

一段加えた四段でも問題ないですし、更に一段を増やせばパーフェクトになります。

 

結局のところは気持ちの違いが大きいです。

 

そのため、より完璧な正月のお祝いをしたい人は五段重ねを選ぶのが良いでしょう。

 

重箱の段数は三段プラス一段が正式ですから、五段重ねは後づけで登場した可能性が高いです。

 

それでも、三段重ねが標準的で五段もありというのが、現在のおせち料理における重箱の段数です。

 

 

逆に伝統的に二段や六段といったものはありません。

 

このような重箱の段数はイレギュラーだといえます。

 

年神様は心が広いので、多少の違いは許してくれるでしょう。

 

お正月はやはり一年で最初のイベントですから、正式とされる方法でお祝いしたいところです。

 

勿論、絶対に正しいというお祝い方法はありません。

 

そのため、どのような料理を用意したり器に詰めるのも自由です。

 

伝統的にお祝いをするならおせちがベストです。

 

こうした理由からも三段重ねか五段重ねの重箱の段数が理想的というわけです。

 

それぞれの段に意味が込められているので、重箱に詰めるのに段数が間違っていては意味がないです。

 

中に入れる料理の意味も薄まってしまうでしょう。

 

 

一つずつルールを守り、積み重ねたものがおせち料理になっていきます。

 

なので、一つ一つ確認して重箱を完成させることをおすすめします。

 

五段にしても一番上は空箱を乗せるだけです。

 

三段でも全く問題なく、四段重ねで完成させればOKとなります。

 

段数は多い方がボリュームがあるようにみえます。

 

よりゴージャスなので年神様に見つけてもらえる可能性が上がります。

 

少しでも福を呼び寄せたい、そういう昔の人達の思いがこの文化を形作ります。

 

こうして現在のスタイルになったものと考えられます。

 

欲張り過ぎると年神様は呆れますから、意図的に六段以上にするのは止めた方が賢明です。

 

当然ながら、伝統や縁起を重視しないのであれば、十段くらいに増やす方法もあるでしょう。

 

実際に市販の商品では段数が増えています。

 

世間一般に認められているともいえますが、伝統を重んじるなら三段か五段が良いです。

 

おせち料理の食材と意味

おせち料理の定番食材には、それぞれにおめでたい意味が込められています。

 

 

数の子は卵が多いことから、子孫の繁栄や五穀豊穣を願う由緒があります。

 

黒豆は黒く日焼けするほど働けるように、あるいはまめに働くといった意味が込められます。

 

紅白のかまぼこは赤色が魔除け、白色は浄化を意味することから紅白持ちなどでも有名な色の組み合わせです。

 

更に、かまぼこは初日の出の形に見えるので、そういうところでも縁起が担がれています。

 

 

伊達巻は巻物に見立てた食材で、学問や文化といった教養を願うものです。

 

伊達は派手さや華やかさ、伊達政宗が卵を好んでいたことなどに由来するなど諸説あります。

 

栗きんとんはかち栗とも呼ばれ、勝つという言葉に通じることから明治以降に定着しました。

 

きんとんとは金色の団子のことで、金運を願い栗きんとんが入れられています。

 

ぶりは出世魚なので、出世を願って入れられますが、地域によっては鮭で代用されます。

 

鯛はストレートにめでたいから来ており、語呂合わせでおせち料理に入れられる定番です。

 

 

海老は長寿を願う縁起物で、腰が丸くなるくらいまで長生きするようにとの願いによる食材です。

 

他にも、脱皮する習性から出世を願う説もありますね。

 

また、朱色が晴れやかということから入れられるようになった説も存在します。

 

人参と大根から作られる紅白のなますは、お祝い事で用いられる紅白の水引きが由来です。

 

平安や平和を願って入れられるので、まさに縁起物といったところです。

 

レンコンの酢の物は仏教が由来です。

 

極楽の池に生えているとされる、汚れのない植物の意味を持ちます。

 

穴から先が見通せるという意味でも、レンコンはやはり外すことができないでしょう。

 

 

昆布巻は喜ぶに通じる語呂合わせで、喜びが感じられる1年になるようにとの願いから選ばれたものです。

 

昆布の形状から末広がりのひろめ、昆布は子生の字を当てた子孫繁栄を願うという説もあります。

 

巻物にも見えることから、伊達巻と同様に学問と文化など、教養に通じる部分も持ち合わせています。

 

里芋は親が大きく頭になることを願い、小芋が沢山つくことから子宝も表現します。

 

たけのこは成長が早く、子供が元気に育つようにとの願いから入れられます。

 

成長に加えて出世の願いも込められているので、実にめでたくもあり欲張りな食材です。

 

改めておせち料理は込められているものが多く、それぞれに由来や諸説があります。

 

その分、語呂合わせで選ばれている食材も少なくないことが分かりますね。

おせちの由来

おせちの由来は、宮廷がお正月に節句を祝ったのが始まりです。

 

 

それが一般庶民にも広まり定着しています。

 

ルーツは中国の五節句で、この行事を宮廷が執り行います。

 

特に奈良時代において朝廷内で節会を開いたのが風習の始まりです。

 

当時は現代のように豪華な食材はなく、ご飯を高盛りにして食べていたとされます。

 

おせち料理が現代の形になったのは、時代が下り庶民の間で文化が醸成されていったことによります。

 

一般庶民は五節会の義にならいおせち料理を作るようになりました。

 

この重要性の高い人日の節句、つまり正月料理が残った形です。

 

 

従来は五節句全てでご祝儀料理が振る舞われていました。

 

しかし、負担が重く作るのが大変なことから、おせち料理といえば正月料理となりました。

 

江戸時代では武家を中心に、作法の一環としておせち料理の文化が形作られています。

 

関西だと蓬莱飾り、江戸ではくいつみと呼ばれ、年神様の三方におめでたい料理を飾っていたのが当時の風習です。

 

やがて、年始の来訪客に振る舞うようになっていきました。

 

そして家族で食べるようになったのが、現代までの間に起こった変化です。

 

 

今でこそ重箱に詰められますが、1700年代後半まで料理は食べる目的が中心でした。

 

それ以降は飾るだけとなっています。

ところが料理は重箱に入れる作り方が一般的になり、豪華に盛りつけられるようになりました。

 

食べる料理は膳、飾る用は重箱でそれぞれが用意され、前者がおせちと呼ばれるに至ります。

 

明治頃はお膳に備える煮物をおせち、重箱の方を食積と呼び分けていたようです。

 

その後は重箱に本膳料理が入れられるようになって、おせちと食積が1つになっています。

 

今の形になって定着したのは明治以降のことです。

 

スタイルが確立したのは戦後、デパートが重箱入りの料理を提供し始めたことによります。

 

これは、奈良時代から数えると1千年以上の歴史があります。

 

当時と意味では料理の意味が変わっていてもおかしくないです。

 

また時代とともに変化したのも当然で、紆余曲折(うよきょくせつ)あって現在の形になりました。

 

近年は、保存技術の進歩によって生物が入れられたり、西洋料理やローストビーフのような変わり種も登場しました。

 

 

肉料理は、かつての日本では考えられなかった食材なわけです。

 

このため、こういう食材の変化にも時代が反映されます。

 

おせち料理は、1千年以上の時を超えて今もなお変化し続けています。

 

新年をお祝いしたり無病息災を願うことは、昔と変わらないです。

 

これは、中国から渡ってきた文化が日本独自に進化した好例です。

 

このことからも、今後も時代に合わせて変化しながら残り続けるものと思われます。

結び

おせち料理はいつ食べるものなのか?についての記事はいかがでしたでしょうか?

 

 

おせち料理はいつ食べるものなのか、それは地域による違いもあります。

 

一般的には新年を迎える元旦です。

 

北海道や東北の一部では旧暦の伝統が残っていて、新年を迎えるお祝いの意味で大晦日に食べ始めます。

 

食材の意味はそれぞれに込められています。

 

数の子や昆布巻のような子孫繁栄に、たけのこのように子供の成長を願うものがあります。

 

海老は腰が曲がるまで生きられるようにと、長寿を願って入れられます。

 

このように重箱の中身はポジティブな意味を持つ食材ばかりです。

 

 

おせち料理の由来は中国伝来の五節供です。

 

奈良時代の朝廷の節会から始まり、一般庶民の定着と武家作法の発展、おせちと食積の融合により形作られました。

 

重箱におめでたい食材を詰め込むスタイルは変わっていません。

 

しかし、食材は現代的になって変わり種も出てきています。

 

また、見た目にも食材的にもゴージャスですね。

 

やはり、おせちはまさに新年のお祝いをするのに最適な料理です。

 

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