おせちといえば数の子(カズノコ)はかかせない食材の有力候補ですよね。

 

では、あなたはこの数の子の意味はご存知でしょうか。

 

なぜ、おせち料理に数の子が詰められるのか?

 

また、数の子の日持ちはどのくらいまで可能なのかや詰め方も紹介していきますね。

 

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おせちの数の子(カズノコ)の意味

お正月のおせち料理の定番の数の子(カズノコ)は、ニシンの魚卵にあやかるおめでたい食材とされています。

 

 

それはニシンを漢字で表そうとする場合、二親という当て字が可能でニシンを両親、数の子を子供と見立てることができます。

 

つまり、おせちにおける数の子は子沢山を意味するものです。

 

このように、子宝に恵まれたり家系が栄えるようにと願いが込められます。

 

このように、数の子は卵の数が多いことから子沢山(こだくさん)を連想させます。

 

その親のニシンに二親を当ててそう呼んでいるわけです。

 

五穀豊穣(ごこくほうじょう)の願いを込めて入れられものでもあります。

 

 

見た目も由来もおめでたいといえるでしょう。

 

おせち料理に含まれる食材は、どれも見た目から縁起物とされるものばかりで、1つ1つに由来があります。

 

昆布巻きも同様に、子生という当て字により子孫繁栄を願う食材として、おせち料理の定番になっています。

 

里芋は親芋に小芋がつくことから、たけのこは成長の早さから、それぞれ子孫繁栄や子の成長が連想されたものです。

 

ちなみに、数の子はカドの子が変化したもので、卵の数の多さから来ているわけではないんですよ。

 

カドの子とはカドイワシのことで、ニシンの古い呼び名を指します。

 

いずれにしても、古くは13世紀の室町時代に日本で流通し始めたとされています。

 

 

実は、現在の加工方法は1900年代に入ってから広まったもので、それまでは干したものが一般的でした。

 

おせちの定番として庶民にも定着したのは、倹約を進めた徳川吉宗の案です。

 

正月くらいは貧富に関係なく同じものを食べて欲しいと言い、料理に加えられたのが切っ掛けです。

 

享保の改革以降のことですから、1700年代頃の出来事だと思われます。

 

具体的に料理に加えることを推奨しています。

 

当時の入手性は悪くなく価格的にも現実的だったと考えるのが妥当です。

 

何時頃から現在の意味で縁起物になったかは不明です。

 

ですが、かなり早い段階で子沢山が連想されています。

 

 

このため、おめでたいお正月や結納などでも使われるようになったと考えられています。

 

300年もの以上の間、意味が変わらないままお正月に食されています。

 

このように、改めて普及したり定着している食材だと分かります。

 

由来が由来だけにシンプルで、長きにわたり流通が続いてきた結果、お正月に外せないものとなりました。

 

また、数の子は独特の歯ざわりや食感が魅力的です。

 

大人だけでなく子供も食べられるので家族みんなで縁起物を楽しめます。

 

これはとても幸せなことですね。

 

料理でお正月のお祝いをする意味を考えると子供の幸せを願う食材を入れるのは非常に理想的です。

 

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おせちの数の子(カズノコ)の日持ち

おせち料理は数の子(カズノコ)や他にも様々な食材が入りますね。

 

 

基本的に常温で保存することを目的としているので、どの食材も日持ちするといえます。

 

ただ、食材によってばらつきがあります。

 

このため、どの食材も同じく保存できると考えるのは不可能です。

 

数の子の場合は、酸素を遮断するようにラップで包めば、冷蔵庫に入れることで1週間は日持ちするでしょう。

 

勿論、食べかけは食器や口から雑菌が移る恐れがあります。

 

この場合は、同じように保存しても数日で劣化し始めるでしょう。

 

最初に感じるのは色や味の変化です。

 

次第にニオイに違和感を覚えたり、食べられるか疑問を感じ始めます。

 

 

長期保存を前提とするなら、塩漬けの数の子を購入しておき、塩を抜かずに冷蔵保存するのがベストです。

 

この方法なら1ヶ月以上は日持ちします。

 

なお、密封して冷蔵庫に入れておけば、2ヶ月~3ヶ月は持ちますよ。

 

冷凍は更に長く保てると思われますが、必然的に塩抜きが必要となります。

 

でも実は塩抜き前のものと比べて保存期間が短くなります。

 

食べられる状態に戻したものは、冷凍すると1ヶ月ほど保存しておくことができます。

 

ただし、冷凍保存用の容器を用意して空気が入らないようにすることが条件です。

 

塩漬けの数の子は、冷凍庫に入れても塩分の影響で凍りません。

 

 

そのため、冷蔵保存するのとあまり変わらないでしょう。

 

まとめると、冷蔵庫で保管する場合は塩抜き前が2~3ヶ月、塩抜き後は1週間程度が目安です。

 

冷凍は塩を抜いて正しく保存したものに限り、1ヶ月は日持ちさせられます。

 

しかし、冷凍した時点で味や食感が落ちます。

 

解凍時に水分が出てしまうので、水っぽく感じられる恐れがあります。

 

おせち料理に仕上げたものについては、他と分け小分けにして冷蔵するか、早い段階で冷凍保存を決めるのがいいです。

 

室温の高い部屋やストーブの近くを避ければ、常温でも数日は品質が維持できるでしょう。

 

ナマモノと一緒なら話は別ですが、元々数の子は日持ちを考えて作られた料理です。

 

 

おせちが早々に傷む心配はまずないです。

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直ぐに食べるつもりで室内に置いておいても、味は変わりにくく傷みも生じにくいわけです。

 

傷むからと冷蔵庫に入れると、かえって味を落としかねません。

 

当日中に食べる予定なら常温のままでもOKです。

 

逆に、料理の量が多く食べ終えるのに数日掛かりそうであれば、食材の傷みやすさを考慮して保存を考えたいところです。

 

黒豆は傷み始めるのが早く、火を通さないと数日で駄目になります。

 

なので、定期的に火を加えれば1週間ほどに延びます。

 

栗きんとんは更に持たず、早ければ2日で食べられなくなるので要注意です。

 

煮物は毎日火を加えても精々4日が限度なので、おせちをまとめて長期保存するのは困難です。

 

おせちの数の子(カズノコ)の詰め方

おせちの数の子(カズノコ)は一の重に入れるのが基本です。

 

 

祝い肴や口取りとして紅白のかまぼこ、栗きんとんや伊達巻、田作りや黒豆と一緒に詰めていきます。

 

詰め方はおせちのスタイルによります。

 

各食材を同量ずつ斜めに加えたり、仕切りで格子状に分けて加えるやり方が基本です。

 

適当に詰めると見栄えがよくないので、縦にしても横にしても数本を揃えて入れていくことをおすすめします。

 

お弁当用の小皿に盛りつける方法もあります。

 

数の子の形状が変わって見えますから、この点は好みで選ぶことになるでしょう。

 

スペースの都合上1本が丸ごと入らないは、半分に切って入れる詰め方もありです。

 

ただ、細かく切り過ぎると違ったものに見えてしまうので、食べやすいからと一口大に切るのは疑問です。

 

形はなるべく崩さず、箸で摘んでそのまま1本を口に運べるように詰めたいところです。

 

 

子沢山を連想させる縁起物の数の子は、形を残してこそのおめでたい食材なので切るにしても半分が無難でしょう。

 

勿論小さな子供に与える場合は別で、喉に詰まらない適度な大きさにカットすることも可能です。

 

塩抜きや解凍した直後のものは、水分が多めに含まれています。

 

しばらく置いて落ち着かせておせちの重箱に詰めるのが正解です。

 

水気を拭き取ったり、乾燥させる必要はありません。

 

ただし、少し水分が落ち着くのを待つのがよいでしょう。

 

おせち料理において数の子は、メインの1つに数えられる食材ですから見栄えよく詰めたいものです。

 

おせちの数の子は量や詰め方のバランスでかなり違って見えます。

 

 

そこはやはり料理のセンスが問われることになります。

 

失敗しがちなのは、最初にしっかりと完成イメージを頭に描かず、適当に詰め始めたり次々に重箱に入れていくケースです。

 

お皿の盛りつけでも想像力を要するように、重箱もイメージすることが大切です。

 

紙に書くなどしてイメージを膨らませましょう。

 

定番の詰め方は作例が沢山ありますから、そういう写真を参考にするのもおすすめです。

おせちの数の子(カズノコ)の代用品は何がいい

おせちの食材は数の子(カズノコ)や他にもどれもおめでたいものです。

 

 

そのため、食感や味つけを苦手とすることを理由に変わりの食材を入れることがあります。

 

数の子の代用品に何がいいかといえば、やはり同様に卵の数が多く、子孫繁栄を思わせる魚卵系でしょう。

 

イクラは粒が大きいですが、大人も子供も割と好きな人が多い食材です。

 

見た目のありがたみは減ってしまいますが、同じ魚卵系なので代用品としてあまり違和感はないです。

 

しかし、色を似せることはできないので、その点は妥協が必要になります。

 

魚卵系ならトビコも数の子のおすすめ代用品で、入手性や価格を考えても悪くない候補です。

 

粒が非常に小さく数の子と比べても子沢山を連想させる点は大きく変わらないです。

 

 

イクラと同様、色は諦めざるをえません。

 

そこさえ納得できればトビコも有力な候補になるでしょう。

 

卵の粒の小ささならタラコも負けていませんし形が似ているので十分に代用可能です。

 

塩漬けなら焼かなくても食べられます。

 

なので他の食材と一緒に詰めても殆ど違和感を感じさせないです。

 

タラコは赤味が薄いのがイクラやトビコに対する優位点で色味的に馴染みやすいのが強みです。

 

ただし、定番の紅白かまぼこと若干被ってしまいます。

 

 

こればかりは代用品の限界だといえるでしょう。

 

色も形も重視したいのであれば、黄色く仕上げられたカラスミが最有力です。

 

乾燥させた食材なので、食感までは流石に似ていません。

 

それでも塩漬けで作られる共通点はあります。

 

食感も卵の粒よりはチーズに近いですから、ここも似せるのは困難です。

 

魚卵以外となるともっと難易度は高まります。

 

これだと、そもそも子沢山や子孫繁栄から外れてしまいます。

 

やはり、数の子の代わりは魚卵系に絞り込み、妥協できるポイントを踏まえて選ぶのが得策でしょう。

 

おせちはある意味で完成された料理です。

 

食材を1つ外すとバランスが崩れますし元と大幅に異なるものを入れれば違和感を生みます。

 

違和感を抑えつつバランスを保つ為には、形の似ている魚卵を用意して詰めるのがベターです。

結び

おせちの数の子(カズノコ)の意味の記事はお役に立てましたか?

 

 

おせちの数の子の意味は、卵に含まれる粒の多さが子沢山や子孫繁栄を思わせることから来ています。

 

親のニシンに二親の字を当て、数の子を縁起物としているわけです。

 

日持ちは冷蔵だと1週間ほど持ちますが、ラップなどで密封することが大切です。

 

塩を抜かなければ2~3ヶ月は持つので、長期保存目的なら塩抜きはしないのが正解となります。

 

冷凍だと塩抜きが欠かせませんから、冷凍庫で1ヶ月持てば良い方でしょう。

 

おせち料理は他の食材との兼ね合いがあります。

 

冷蔵庫に入れても全てが同じくらい日持ちするとは限らないので注意が必要です。

 

数の子の詰め方はなるべく切らず、方向を揃えて重箱に入れると綺麗に見えます。

 

切るとしたら半分までで、細かくし過ぎないのがおせちの数の子における詰め方のコツです。

 

数の子の代用品は何が良いかといえば、同じ魚卵が無難かつ有力です。

 

イクラやトビコにタラコなどがあります。

 

なお、カラスミなら色を似せられるので自然に馴染みます。

 

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