猫がゴロゴロと鳴らす音がおかしい原因
猫(ねこ)はリラックスした時以外にも、体のトラブルが原因で喉をゴロゴロと鳴らすこともあります。
猫はリラックスした時や寂しい時などに、飼い主にメッセージを送る手段としてゴロゴロと喉を鳴らすことがあります。
このとき低い音を発する場合があるので注意が必要です。
猫が病気の時に鳴らすゴロゴロの音は普段とは違います。
音に注意をすれば体の不調を見分けることができます。
猫がゴロゴロと喉を鳴らす音がおかしい、変と感じたら病気を疑ってみる必要があります。
猫が喉を鳴らす音がいつもと違う原因として、病気と発情期の2つが考えられます。
発情期が原因で興奮している場合は真夜中に大きな声で「ワオーン」と鳴くので、すぐに見分けることができます。
病気の場合は元気がなかったり食欲がないことがあり発情期と見分けがつきます。
避妊手術を受けると発情期になっても興奮することがなくなります。
そのため、避妊手術を受けている場合は、何かの病気にかかったことが疑われます。
病気で喉を鳴らす音がおかしい場合に考えられる症状のよくあるケースが下記になります。
・気管支炎・咽頭炎・風邪・喘息・歯槽膿漏・外傷や口内炎・腹膜炎・心筋症・尿路結石症
考えられる体表的な病気としてはこれらがあります。
特に多いのは呼吸器系の病気です。
気管支炎や風邪などのように呼吸器の病気にかかると、咳をしたり痰が絡まったような呼吸音がするようになります。
風邪をひいたり気管支炎になるとニャーと鳴く時も声がかすれるという特徴があるります。
なので、割と簡単に見分けることができます。
口をクチャクチャしたり食欲がない場合は、歯槽膿漏や口内炎などが疑われます。
こうして猫も人間と同じように口内炎になることがあります。
口の中にできものができて炎症を発症すると食欲がなくなることがあります。
歯が汚れると歯槽膿漏になって歯が抜けてしまうので、早めに治療をすることが大切です。
ネコも口の病気にかかると口臭が強くなります。
これは普段から飼い主がよく注意していれば発見することができます。
猫の病気で恐ろしいのは、尿路結石などの腎臓の病気や心筋症などの内臓の慢性疾患です。
これらの病気にかかると命を落としてしまう危険もあります。
何らかの異変を見つけたら早めに動物病院に連れて行って診察を受ける必要があります。
尿路結石にかかると、排尿時に喉をゴロゴロ鳴らすケースが多いようです。
高齢になると腎臓や心臓の慢性疾患にかかりやすくなってきます。
猫は7歳を過ぎたらこれらの病気に注意をするようにしましょう。
猫が喉をゴロゴロ鳴らす目的として、飼い主に甘えたり寂しい気持ちを伝えたい場合があります。
気持ちを伝える以外にも、病気が原因で苦しいということを飼い主に伝えるために喉を鳴らすことがあります。
ネコの元気がなかったり苦しそうに喉をゴロゴロ鳴らす場合は何かの病気にかかっている恐れがあります。
いつもと違う気になるゴロゴロはすぐに動物病院に連れて行って検査を受けるようにしましょう。
猫の食欲がない原因
人間でも猫でも体の調子が悪くなると食欲がなくなりますね。
ペットも人間と一緒で、同じように病気になると餌を食べなくなります。
1歳以上の成猫であれば丸1日間にわたり全く餌を食べなかったり水を全く飲まない場合は、食欲不振とみなすことができます。
ちなみに子猫の場合は2~3ヶ月齢であれば1時間くらい餌を食べないようなときは食欲不振も考えられます。
また、3~4ヶ月齢であれば16時間くらいを目安にすることができます。
長時間にわたり全く餌を食べなかったり水を飲まないようであれば、何らかの原因があると判断しましょう。
猫が餌を食べなくなる理由として考えられる原因として、ストレス・キャットフードの好き嫌い・病気などがあります。
何かの強いストレスと感じると、一時的に餌を食べなくなることがあります。
例えば生まれて初めて大きな地震を経験したりするとそれがストレスとなります。
単にキャットフードの味が気に入らなかったりしても食べないこともあります。
餌の種類を変えたなどの理由でも食欲がなくなるケースも少なくありません。
ねこのストレスや餌の好き嫌いが原因であれば、時間が経過すると空腹に耐え切れずに渋々餌を食べるようになります。
一般的に動物は、好き嫌いで味が気に入らなかったり一時的なストレスで食物を食べずに餓死するようなことはありません。
しかし、病気のせいで食欲不振になることはあります。
このような場合はすぐに動物病院で診察を受ける必要があります。
猫が餌を食べなくなった場合に考えられる病気は下記が挙げられます。
・毛玉・消化器の病気・肝臓の病気・口の中の病気・ウィルス感染症・悪性腫瘍・胆嚢障害・肺炎・溶血性貧血・熱中症・認知症
人間と同じように猫も消化器系の病気にかかることがあり、食欲がなくなります。
うんちを観察すれば、下痢などの消化器系の病気を見分けることができます。
秋になって涼しくなると一時的に多くの餌を食べるようになります。
これが原因で食べ過ぎで胃腸が不調になるケースもあるようです。
初夏の時期や秋になると多くの毛が抜けてきます。
このため、舐めて毛の手入れをする際に飲み込んだ毛玉が胃に溜まってしまう場合があります。
お腹の中に溜まった毛玉が原因であれば、吐き出せば再び餌を食べるようになるでしょう。
毛玉や下痢などの消化器系疾患でなければ下記も考えられます。
それは口内炎などのように口腔疾患や内臓・血液などの病気にかかっている恐れがあります。
長期間にわたり元気がなくて食事をしないようであれば、動物病院に連れて行って検査を受けるようにしましょう。
猫のうんちが出ない原因
猫を飼っていると、たまに丸1日間以上にわたりうんちが全く出ないというケースがあります。
実は人間と同じように、猫も便秘になりやすい動物です。
丸2日以上にわたり全くうんちが出ない場合は、便秘とみなすことができます。
うんちが出ない原因として考えられることは、便が硬い・トイレが汚れている・ストレス・病気などです。
便秘が続くと巨大結腸症という病気になってしまう恐れがあります。
この病気は、結腸が肥大してさらに便通が悪くなってしまう恐れがあるので注意が必要です。
猫は綺麗好きな動物なので、トイレが汚れていると排便をしたがらなくなって便秘がちになってしまう恐れがあります。
定期的に砂を交換してトイレを洗浄することが大切です。
人間でも同じですが、水分が不足すると便が硬くなって便秘になりやすくなってしまいます。
初夏や秋の時期になって毛が抜ける時期になると、飲み込んだ毛が混ざることで便が硬くなることがあります。
季節の変わり目などに、寒暖差が原因で自律神経に不調をきたして胃腸の調子が悪くなるケースも少なくありません。
ストレスなどが原因で餌を食べないやうんちが出なくなることがあります。
でも大抵の場合、時間が経過すれば元に戻ります。
ストレスや便が硬いなどの理由以外で便秘が続くようであれば、何かの病気にかかっている可能性が考えられます。
便秘につながる病気や疾患として肛門の病気排便時に痛むことや腸の収縮力低下などが挙げられます。
人間であれば肛門が切れて痔になって便秘になってしまうことがあります。
猫も肛門腺が破裂することで痔になってしまう場合があります。
直腸や肛門に腫瘍ができて、排便時に痛みを感じることが原因でうんちが出にくくなってしまうケースもあります。
痔になると、排便時に血便が出るようになるので見分けることができます。
排便時の痛み以外に、便秘の腸の病気にかかっていることも考えられます。
原因で内部にポリープができると腸管が塞がってしまい、排せつができなくなってしまいます。
腸管が詰まると食べ物の消化をすることができなくなり、餌を食べた後に吐くようになります。
しかし、長期間にわたり改善されないようであれば何かの病気にかかっている恐れがあります。
長く続く便秘には腫瘍やポリープなどの重大な病気が隠されている場合があります。
このような場合は、早急に動物病院に行って検査を受けるようにしましょう。
猫の動物病院を選ぶときの基準
飼っている猫が病気になった場合や食欲がない場合には獣医さんに診てもらう必要があります。
健康な猫でも避妊手術や年に1度の健康診断と予防接種などのために動物病院を利用する必要があります。
初めて猫を飼育する人であればキャットフードの選び方や健康管理の方法を獣医さんかに教えてもらう必要があるでしょう。
人間の病院には良し悪しがありますが、動物についても同じことがいえます。
獣医さんの経験やスキルは、大切なペットの寿命を大きく左右することがあるからです。
単に自宅から近いとか建物や設備が立派で綺麗だからという理由で動物病院を選ぶ人もいます。
でも、愛猫のためには経験豊富で動物の扱い方が上手な獣医さんを注意深く選ぶことが大切です。
良い動物病院を選ぶ場合は、いくつかの基準を満たしているかどうかをチェックすると良いでしょう。
チェックすべき基準ですが、まず獣医さんや他のスタッフが動物の扱いに慣れていることですね。
・動物の扱いに慣れている・毎回体重や体温を測定してくれる・電話などで健康相談に乗ってもらえる・病気についてわかりやすく説明してくれる
これらの項目に全てあてはまれば、優良な動物病院とみなすことができるでしょう。
獣医さんや病院のスタッフの方がペットの扱い方に慣れているということは、多くの患者を診察してきたという証拠です。
経験豊富な獣医さんであれば、病気を診断したり一番良い治療方法を選択することができます。
患者であるペットに触れずに飼い主から様子を聞くだけの獣医さんもいます。
これだけで健康状態を判断するようであれば良い獣医さんとはいえません。
何かの病気にかかっていて薬を処方してもらう場合に、飼い主に病気や薬のことを分かりやすく説明してくれることも大切です。
獣医さんや病院のスタッフの人の説明を聞いた際に、きちんと理解ができるかどうかをチェックするようにしましょう。
聞き慣れない専門用語を並べるだけで、一般人には理解できないような説明するようであれば要注意です。
猫は非常に神経質な動物です。
季節の変わり目やちょっとした環境の変化でも大きなストレスを感じます。
このため、一時的に体調が悪くなってしまうことがあります。
異変を感じた時に相談して、様子を見るべきなのか獣医さんに診てもらうべきなのか。
そこを親切にアドバイスしてくれるような動物病院を選ぶようにしましょう。
猫がゴロゴロと喉を鳴らす音がおかしい|まとめ
猫(ねこ)がゴロゴロと喉を鳴らす音がおかしい?
これには、原因はいくつか考えられます。
甘えてゴロゴロと喉を鳴らしている場合は良いのですが違う原因の場合もあります。
このようにゴロゴロの音が変な場合は注意が必要です。
猫がゴロゴロと喉を鳴らす音がおかしい?食欲がない・うんちが出ない原因も!のまとめです。
猫を飼っていると、普段とは違う様子に気づく場合があります。
注意深く観察すると、猫がゴロゴロと鳴らす音がおかしいことがあります。
そのため、食欲がない・うんちが出ないなどの異変に気づくことがあるかもしれません。
猫が普段とは違う様子を見せたら、何か重大な病気が隠されている恐れがあります。
猫がゴロゴロ鳴らす音がいつもと違う場合、飼い主にメッセージを伝えようとしている可能性も考えられるからです。
早期に病気を発見して愛猫に適切な治療を受けさせるためには、飼い主がよく観察することです。
食欲がない・うんちが出ないといった些細な異変を飼い主が見逃さないようにすることが大切です。
また獣医さんや病院のスタッフの方がペットの扱い方に慣れている動物病院を選ぶことをおすすめします。
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