自己啓発の種類
自己啓発とは人生を成功させるための手段や方法について説明されたものの総称です。
その方法は書籍やセミナーなどが主になります。
その種類ということで最初に挙げられるのが成功者を例にします。
その人の考え方や思想、信条などを書き記したものがあります。
簡単に言うと伝記に近いものです。
このタイプは自分の好きな有名人や起業家、歴史上の人物などから学べます。
自己啓発の中でも最も親しみやすく入門編には持ってこいのジャンルと言えます。
まず最初は「自分が人生においてどのようなものを求めているのか」と言ったこと。
「理想の自分とはどういったものなのか」と言ったように人生の指針をみつけるためのものです。
充実した人生を送るにはまず、自分がどういうものを求めているのかを知ることが大切ですね。
教育においても「自分の好きなことを見つけよう」という言葉を良く耳にします。
特に情報が多く氾濫している現代社会ではなおさら難しいと言っていいでしょうね。
例を挙げれば、CoachEd(コーチェット)は、人を活かし成長させるリーダーになるための、コーチング育成方法となっています。
自分が何をしたいのかということがわからなければ人は前に進むことが困難です。
まずは、自分と向き合い己の内面的な部分を知りたいという人には効果的といえます。
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もうひとつは、「どのように自分の理想を実現していくか」という点にフォーカスしたものになります。
先に挙げた自分自身を知ることに対して、こちらはその一歩先を目指すためのものです。
目標に対してどのようなプロセスを辿れば良いか。
その具体的な方法が主な内容になってきます。
そのため、自分の生きる目的や成し遂げたいことなどがある。
このような内面的な欲求がはっきりしている人に向いていると言えます。
このように自己啓発は大きく3つの種類にわけることができます。
また、それぞれが独立しているわけではないです。
複数の種類が一緒になっていることも少なくありません。
自己啓発で自分に合う方法の見つけ方
無数にある自己啓発の中からどうやって自分に合うものを見つけたら良いのでしょうか。
その具体的な見つけ方にはいります。
先に述べたように無数にあるように思えるジャンルを3つに分けます。
それが「伝記」と「目的や理想を見つける方法」と「目的や理想を達成するためのノウハウ」です。
このようにジャンル分けすることです。
そうすることで必要な知識が偏ることを防げ、効率的に知識を得ることができます。
次に自分は3段階のどのフェーズ(局面)にあるのかということを確認しています。
第一段階は「今すぐに自己啓発の必要性を感じていない人」です。
このような人にとっては具体的な人生の指針に触れても、
心に響かないばかりか場合によっては説教臭いと感じてしまう可能性もあります。
しかしながら、この段階の人でも自己啓発は人生を導くために役立つことが少なくありません。
まずは好きな有名人や偉人などに触れる感覚で伝記を読むといったことがおすすめです。
その結果として人生の意味に疑問を持ったり、何かを達成したいという欲求が発生することもあるはずです。
次は「何かをしなければならないという気持ちはあるが何をしていいのかわからない」という段階の人です。
この段階の人にとって大切なのは闇雲に自己啓発に手を出すのも考えものです。
まずはしっかりと自分自身を知ることです。というのも、セミナーや本などはもちろん有料です。
そこでおすすめなのが、普段の生活において楽しいと感じたことと嫌だと感じたことをその都度書き出すようにすることです。
こうすることで自分自身が思いもしなかったことを人生で求めていたり、
好きだと思っていたことが実はあまり興味がなかったという気づきが生まれます。
こうした気づきののちに自分に合ったものを見つけるのが効率的と言えるのではないでしょうか。
そして最後の段階である具体的なノウハウを求めている人は、すぐに実践できる自己啓発に触れることがポイントです。
なぜなら、すぐに行動に移せないものを学んで知識だけを増やすよりも、
失敗してもよいので実際に行動を起こすことです。
仮に失敗したらそこから改善点を見つけてもう一度、行動を起こすというサイクルが大切になるからです。
自己啓発の失敗例とその理由
自己啓発を自分自身の人生を豊かなものにするために使用することができる人もいます。
その反面、その効果を実感することができない人も少なくありません。
実はそのような人たちの失敗には似通った原因があると言えます。
この彼をよく見ると周期的に習慣や思想を変えていることに気がつきました。
そして実際に会話をしてみると自己啓発にも興味があります。
様々なセミナーや書籍に触れてみては、いろいろなものに手を出しているようでした。
これは彼に限った話ではなく良くある話で効果がすぐに感じられなければ満足できません。
これは、焦って次から次に新しいことに手を出してしまっている状態です。
そして、彼らの部屋の本棚を見てみると、
「たった数日で人生が変わる」、「これをするだけで」といったタイトルの自己啓発本がたくさん並んでいました。
実際に書店に行ってみると、いかにも努力なく簡単に人生を変えられるのではないかと思わせます。
このように期待を抱かせるタイトルの書籍が陳列されています。
もちろん中には良書も含まれています。
しかし、中身が伴っていないものも多いので注意が必要です。
また、彼がどうしてこのような失敗をしているのか、もう少し深く掘り下げてみることにしました。
先に述べた「何かをしなければならないという気持ちはあるが何をしていいのかわからない」という段階にいます。
それにもかかわらず、自分が何を求めているかという部分にフォーカスしていないという理由があります。
そのため、結果として小手先だけの方法論に頼ってしまい最終的には効果が感じられなかったり飽きてしまった。
このような理由から頓挫(とんざ)しては新しい方法に手を出すという循環に拍車をかけることに繋がった可能性があります。
もちろん、これは良い意味でのトライアンドエラー(試行錯誤)とは言えません。
この失敗例からもわかるように自己啓発を学んだところです。
それを実践し続ける継続性がなければ十分な効果が得られないことを心得ておきましょう。
また、様々な方法論やノウハウに触れてみたものの、あまり効果が感じられなかった場合もあいます。
このようなときは、一旦、立ち止まって自分の進むべき方向を見定めることも大切です。
自己啓発で失敗しないで続けるコツ
自己啓発を失敗せずに続けるにはいくつかのコツがあります。
まず、ひとつめのコツは先にも少し書きましたが「続けられることから始める」ことです。
当たり前のように聞こえますが、自己啓発を始める人の多くはそこに気づいていません。
自分の人生を変えたかったり、向上させたいという強い欲求を持っていることがほとんどです。
そのため、ついついあれもこれも一気に始めてしまいたいという気持ちに駆られがちです。
しかしこれでは準備運動もなしに全力疾走するようなものです。
まずは一度気持ちを落ち着けて、今の自分でもできそうなことから始めることです。
ただし、ひとつずつ始めることが大事です。
人は2週間同じことを続ければ習慣化できるとも言われています。
ひとつのことを2週間ほど続けて慣れてきたら、また次にできそうなことを足していくことです。
ふたつめのコツは、あくまで私のいったことです。
もちろん「ある程度のお金をかける」ということも大事なことです。
書店で書籍を立ち読みしたりネット上のブログなどで知識を得ることはできます。
もちろんこれらも自己啓発を学ぶにあたり、有効な方法のひとつではあるのです。
しかし、お金を出して書籍を購入したりセミナーに参加することも大切です。
その理由として、有料のものはそれだけ質が高いので効率よく知識を吸収できるということもあります。
意外なポイントとして「お金をかけると本気になれる」ということがあります。
投資をするからには回収したいという気持ちは思った以上にモチベーションを維持してくれる効果がありますのでおすすめの方法です。
そして、最後のコツは「自己啓発は万能薬でも特効薬でもないことを理解する」ことです。
時に何かのきっかけで、その人の人生を思いもよらないほど進展させたり改善させることがあります。
そしてそのようなエピソードが売り文句として紹介されることも少なくありません。
もちろん、自己啓発には人の人生を劇的に変化させるだけの力があります。
ただ、成功する人はそれに見合うだけの努力を積み重ねていることには間違いありません。
自己啓発はあくまでそこに少しのきっかけを与えただけにすぎないとも言えます。なので、過度な期待は禁物です。
結び
自己啓発といっても種類はひとつではなくあげるときりがないです。
書店に行ってみるとその書籍数の多さや、細かいジャンルにまで細分化されていることに驚きます。
「自分が人生においてどのようなものを求めているのか」
価値のあるこの先の人生を過ごすためにはとにかく、あなた自身がどういったものを期待しているのかについて自覚することが重要です。
自己啓発の中でどういったやり方で望んでいるものを探したらいいのか。
「今すぐに自己啓発の必要性を感じていない」
このような人には根本的な人生の指針を話題にしても、心に響かないばかりか説教臭いと思いこんでしまう恐れもあるでしょう。
自己啓発を失敗することなくやり続ける!
現在の自分自身でも可能なことからトライしてみることも大切です。
また、「自己啓発は万能薬でも特効薬でもない」ということをしっかり肝に銘じておくことです。
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