夫婦別墓とは?
夫婦別墓(ふうふべつぼ)とは文字通り、夫婦で別のお墓に入る選択のことです。
女性の5人に1人が夫婦別墓を希望しているというデータもあります。
このような考え方が増えてきた理由としては夫婦のあり方や価値観の多様化にあるのではないでしょうか。
![夫婦別墓とは](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/ohakabetsu.jpg?resize=500%2C500&ssl=1&quality=100&f=auto)
夫婦で別のお墓に入る選択をしている様子
実際に夫婦別墓についての話し合いは、私も体験したことです。
妻と同じ墓に入ることについて実際に話し合ったことがあります。
私の仕事は自営業ということもあり、妻も事務担当ではありますが一緒に仕事をしています。
しかし、作業時期が限定されている仕事のため、妻はそれ以外の時期は外にパートに出ています。
![パート中の女性の画像](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/1122105232.jpg?resize=640%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
夫婦共働きのためパート中の女性
外で働くという経験もある妻には、家業での価値観とは違う妻の言い分もありました。
また、さらに家族構成といったものもこの話し合いに挙げられています。
私の場合は、両親から家業を継いだため、同居する形での結婚生活となっています。
そのため、親との長い同居生活の中では夫婦の問題以外にも家族との問題もいろいろと出てきます。
![姑と嫁が喧嘩している画像](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/shutome-iya-min.jpg?resize=640%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
義理の母親とケンカしている様子
妻にとっては、この両親との同居生活の中で我慢していたことも多かったということです。
仕事の忙しさにかまけて、そこに気づけなかったことも理由の一つだったことでした。
夫婦別墓とは、私のように妻からすればこうした家族構成が原因となることもあります。
また、似たものに夫婦別姓という夫婦で名前を分ける考え方がありますね。
![夫婦別姓の画像](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/fufubessei.jpg?resize=640%2C424&ssl=1&quality=100&f=auto)
近頃は夫婦別姓が流行っています
それと同じく、夫婦別墓もまた新たな考え方として注目を集めたり話題となっています。
「添い遂げるのが当たり前なのに別々のお墓に入るとは何ごとか」という疑問や意見があるのも当然です。
しかし、実際問題として夫婦別墓を検討する夫婦は少なくないです。
![タカ](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/profile-1.jpg?w=1256&ssl=1&quality=100&f=auto)
そういう価値観を持つ女性や男性が増えたことは間違いないといえるでしょう。
近年は家族葬や一日葬、直葬といった葬儀のあり方も多様化しています。
お墓についてこのような考え方があらわれても不思議なことではないですよね。
一方では、お墓を管理する後継者がいないという問題も少子高齢化が進む日本では無視できませんね。
この問題も含めて夫婦別墓(ふうふべつぼ)を考える意味はあると思われます。
![夫婦別墓を考え込む夫婦の画像](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/a5f9fd9b7328f4558d7b5efe82a08d60.jpg?resize=500%2C500&ssl=1&quality=100&f=auto)
夫婦別墓で悩む夫と妻の様子
従来のお墓のあり方にこだわり過ぎると、結局はお墓の管理が行き届かないっという心配もあります。
この問題は、夫婦別墓も決して無関係ではないです。
いずれにしても、夫婦別墓とはお墓に関するこれからの新たな価値観やテーマではないでしょうか。
現在のところ、夫婦別墓は主に女性の側が望んでいる選択肢となっています。
夫婦別墓とは単純にお墓を分けるだけのことではないです。
これは逝去後は別れたいという死後離婚にも結びつくお墓の入り方とつながります。
![死後離婚について考えてる夫婦の写真](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/shigorikon.jpg?resize=640%2C504&ssl=1&quality=100&f=auto)
死後離婚について悩む夫婦の様子
なので、男性も心中穏やかではいられないのも同じ男性として分かります。
ただ、この世を去っても夫婦関係にこだわる必要があるのかといえば、そこは考え方1つで結論は大きく変わるでしょう。
今は、晩年を自由に過ごす為に熟年離婚を選択する夫婦も珍しくない時代です。
逝去後のあり方も、遺骨を樹木の根本に埋めたり海に撒く海洋葬の自然葬も今では有名です。
お墓についてもこれまでの価値観にとらわれる必要はないといえます。
大切なのはそれぞれが納得できるお墓の入り方を決めることです。
私の体験談から見ても、相手に価値観を押しつけたり強要しないことです。
![押しつけたり強要している画像](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/kachikan.jpg?resize=500%2C500&ssl=1&quality=100&f=auto)
押し付けてる様子
なお、男性の側も女性ほどではありませんが、お墓は別々が良いと考える人も少なくないです。
男女の双方に言い分や希望が存在するわけです。
夫婦別墓に反対でも感情的な反応を示すのではなく、まずは理由を知って考えてみることをおすすめします。
旦那と同じお墓に入りたくない妻の理由
旦那と同じお墓に入りたくない、妻の理由や言い分には様々なものがあります。
代表的な理由の1つは旦那との夫婦仲が良くなく、この世を去ってまで夫と一緒の場所で過ごしたくないというものです。
私が夫婦別墓について妻と話し合ったケースでいえば、子供もに関しての問題もありました。
父親として子供とは相応に接していたと思っていました。
しかし、先にも書いたように仕事にかまけていたことを、妻は長年我慢していたといわれました。
結婚生活は子供がいれば成人するまで子供の為に我慢するという女性も実際に多くいます。
ですが、子供が独り立ちして家に夫婦だけとなれば我慢していた妻たちはその必要性は次第になくなります。
![独り立ちの画像](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/hitoridachi1.jpg?resize=640%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
子供が独り立ちする様子
この為、わがままだったり、子育てに非協力的な夫も、妻にとっては夫婦別墓の対象となります。
このケースも一緒に長年過ごしていた女性は、お墓くらいは自分の好きなようにさせて欲しいと思い始めるのではないでしょうか。
中には熟年離婚を考える人もいますね。
![タカ](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/profile-1.jpg?w=1256&ssl=1&quality=100&f=auto)
私の妻の場合は離婚まではいかなくても同じお墓には入りたくないということでした。
そういった妻の理由や言い分が夫婦別墓を望むための希望に繋がることがあるのも確かです。
妻が同じお墓に入りたくない理由には他にも、姑や旦那、夫家族との仲がイマイチというケースもあります。
こちらもまさに、夫婦別墓について私が妻と話し合ったことの二つ目の問題でした。
私は海上勤務の家業を受け継ぎましたが、両親と必ず同居しないといけないわけではないです。
![航行中のタンカーの画像](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/fune.jpg?resize=640%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
海上勤務のため船で作業中
しかし、結婚当初は私も妻もそこまで深く考えてはおらず、両親との同居生活となっています。
長年こうして大家族でいる中では、夫家族との間に大なり小なり問題が起こるものです。
このように、夫というより義理の家族のお墓に入りたくないという考え方もあります。
夫婦別墓について話し合う場合は、そう考える女性もいることを知る必要があるでしょう。
また、義理の家族との関係に特に問題はなくても、単純に誰かとお墓に入るのが嫌という人もいます。
亡くなった後に入るもので生前には関係ないといえばそうです。
しかし、遺骨がどのように扱われるかが決まります。
生前にしっかりと考えておく必要があるのは間違いないです。
こういう明確な価値観がある反面、曖昧な妻の言い分で一緒の墓入りたくないという人も存在します。
曖昧だと夫どころか義理の家族も夫婦別墓を望む理由を納得できません。
理由が本人の中で定まっていないので、妻自身もまたある意味で納得できていない形です。
このように、言い分が分かる理由が存在するとは限らず、何となく入りたくないというケースもあるわけです。
苦楽を共にしてきたのに晩年になってなぜ?
こう思う男性にとって明確な理由、言い分が存在しなければ納得できずに困ります。
しかし同じお墓に入りたくない妻の理由があるかどうかはケースバイケースです。
理由を説明するように迫ったところで納得のいく答えが引き出せるとは限らないです。
離婚はしなくても夫婦別墓を望む女性が多くを占めます。
結婚生活中は一緒に過ごしても逝去後くらいは自由になって1人で過ごしたい。
そんな価値観も夫婦別墓を望む後押しする理由、言い分の1つになっています。
今は女性の社会進出が進んだり個人主義の価値観が広まりました。
旧来の家制度に疑問を抱く人が増えたことも、夫婦別墓が広まり始めた理由だといえるでしょう。
妻と同じ墓に入りたくない夫の理由
妻と同じお墓に入りたくない男性は、女性ほどではないものの確かに存在していました。
妻と同じ墓に入りたくない夫の理由も基本的には妻のケースと近いです。
しかし、実家のお墓に入れたくないというものが決定的な違いに挙げられます。
女性は夫や義理の家族と同じお墓が嫌で入りたくないと考えます。
ですが、男性は仲の良くないパートナーを両親や兄弟姉妹の入るお墓に入れたくないと考えます。
この点が似ているようで異なる点となります。
夫婦によって立場が違えば理由や言い分も違ってくることが分かる好例だといえます。
![タカ](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/profile-1.jpg?w=1256&ssl=1&quality=100&f=auto)
しかし、ここまで嫁に拒否反応を示す男性は限られます。
そのため、女性(妻)よりも夫婦別墓を望む男性(夫)は多くないわけです。
夫婦別墓と同様にお墓そのものを要らないという言い分も増えています。
嫁と同じ墓に入りたくないという夫の言い分もまた、多様化する意見の1つに過ぎないです。
そういう経緯が夫婦別墓(ふうふべつぼ)を望む切っ掛けになっているケースもあります。
つまり、最初は夫婦で一緒にお墓に仲良く入るはずだったのに!
それを拒否されたことで怒りや憎しみといった感情が強まったた例もあります。
結果として拒絶に近い形で同じ墓に入りたくないと言うパターンです。
一見すると双方の希望が合致するので結果的に問題がないように思われます。
しかし、問題なのは考えが変わっても同じ墓に入りにくくなることです。
夫の理由は、妻の理由や言い分よりも実家の支持を受けやすいです。
このように最初から夫婦別墓(ふうふべつぼ)を望むケースばかりではないです。
経緯があって最終的に夫婦別墓を希望するパターンもあります。
結局のところ、死後に関する考え方は人それぞれです。
形が残る物質的なものを嫌う人もいます。
パートナーを嫌っているわけでも、必ずしもこの世を去ってからは別々が良いと思っているとも限らないです。
男性の場合は、実は明確な理由がある方は少ないようです。
![タカ](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/profile-1.jpg?w=1256&ssl=1&quality=100&f=auto)
女性と違って夫婦別墓について、大半は何となく嫌と考えている傾向でした。
理由がなければいけないというわけでもないので、理由なしで夫婦別墓を選択する人達もいます。
お墓問題の言い分の有無とお互いが納得できるかどうかは別です。
理由のあるなしに関わらず、じっくりと逝去後のことをどうするか話し合う必要があるのは確かでしょう。
夫婦別墓が流行っている理由
夫婦別墓が流行っている理由は価値観が家族から個人へとシフトしたことにあるのではないでしょうか。
そのため、多様な価値観が認められるようになった時代の変化がその1つです。
また、逝去後は夫婦で同じお墓に入るのが当たり前。
![夫婦別墓が流行っている理由](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/sofu-sobo.jpg?resize=640%2C460&ssl=1&quality=100&f=auto)
死後は夫婦で同じお墓に入るのが当たり前と思っている夫婦
こうした古い価値観を拒絶したい人達が増えたことも流行っている理由であって原因だと考えられます。
何が夫婦別墓(ふうふべつぼ)を考える切っ掛けになるかは様々です。
最近は、墓じまいと共にメディアで度々取り上げられるようになりました。
夫婦別墓について、目にしたり耳にする機会が増えたことも流行っている理由です。
情報に触れる機会が減って夫婦別墓(ふうふべつぼ)を希望する人達の割合は減ると推測されます。
ところが夫婦で同じお墓に一緒に入りたくないという人達の割合は、減るどころかむしろ年々増加しています。
![タカ](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/profile-1.jpg?w=1256&ssl=1&quality=100&f=auto)
お墓を分けることは単なる一過性の流行りではないようです。
新しいお墓の考え方や価値観として定着しつつあることが窺えます。
ネットで夫や妻の愚痴を発言したり共感を得やすくなったことも、流行っている原因の1つと考えることが可能です。
昔は気軽に夫の悪口を口に出すことができず、相談できる人も限られる時代が長く続いたといえます。
夫婦別墓が流行っている理由はSNSの普及にもある
夫婦別墓が流行っている理由にはSNSの普及も少なからず影響しているのではないでしょうか。
今や匿名で不特定多数の相手に対し愚痴を言ったり、簡単に共感が得られるようになっています。
![SNSを見ている女性の画像](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/sns-tsuito.jpg?resize=680%2C458&ssl=1&quality=100&f=auto)
SNSでいいねをしようとしている女性
これについては私もいろいろSNSで調べてみました。
やはり亡くなってまで夫婦で同じ墓には入りたくないという意見が結構ありました。
共感が共感を呼ぶことで、自分の考えが正しいという気持ちが強くなることも少なくありません。
それが夫婦別墓(ふうふべつぼ)を望む後押しする要因になっている場合もあるようです。
女性の五人に一人は夫と同じ墓に入りたくないらしい。
一番多い理由が死んでまで夫や姑とは一緒に眠るのが嫌だとか💧#笑顔相続 #相続診断士#笑顔相続サロン #一橋香織— 一橋香織 (@egaosouzoku) August 19, 2019
私も、誰も参ってくれなくて孤独でも、夫と同じ墓だけは絶対に嫌ですっ!!
— つっぴ (@tukipiii) October 13, 2019
このパターンでは、例え夫に対する不満が些細なものでもネットでの発言を切っ掛けに増幅されていく場合もあります。
やがてそれが、明確に亡くなった後まで一緒に居たくない。
ましてや、同じお墓には入りたくないとの考えに至るケースも中にはあります。
![タカ](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/profile-1.jpg?w=1256&ssl=1&quality=100&f=auto)
そう考えるとネットが夫婦仲の悪さを再確認するツールになっているともいえますね。
SNSを利用して様々な人達の意見に触れている人ほど、夫婦別墓の希望に繋がりやすい傾向ではないでしょうか。
愚痴がストレス解消に向かえばそういう結論に至るとは限りません。
しかし、ネットが不満を増幅させる装置として働いてしまう場合もあります。
こうなると、ストレスが解消されるばかりか逆にイライラが募ります。
以前は、誰にも言えないまま我慢に我慢を重ねて愚痴を口に出さずお墓まで持っていく人もいました。
今は、不満が爆発して離婚というケースも以前に比べ増えてきたのではないでしょうか?
さらには、お墓を分けるケースも目立ち始めています。
男女ともに、以前より我慢しなくても良くなったこと、自らの権利を主張しやすくなったこと。
これも、現在のお墓に関する新しい流れの一因になったといえるでしょう。
夫婦別墓の問題点
夫婦別墓(ふうふべつぼ)の問題点は、費用の負担を誰がどういった割合にするかです。
私と妻が、夫婦別墓について話し合った時にはここの問題も出ました。
費用の負担となると夫婦の意見だけでなく家族の意見にも耳を傾けて結論を出さなくてはいけないハードルです。
![夫婦別墓の問題点](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/fufubetsubo-mondaiten.jpg?resize=586%2C500&ssl=1&quality=100&f=auto)
夫婦別墓について悩む夫婦
費用の負担は現実問題として、お墓を購入するだけでも高額な費用が掛かります。
お寺も別々が良いとなれば新たにお世話になるお寺を探す必要が出てきます。
合理的に考えるなら、費用の負担は夫婦別墓を言い出した方が負うべきでしょう。
また、夫婦は財産を共有しているわけですから相手の納得や了承が必要不可欠です。
結婚前に蓄えたお金があるなら、それでまかなえるかもしれません。
ただし個人の財産が限られていれば、夫婦で築いたお金の中からお墓代を工面することになります。
夫婦別墓で家族の意見を聞いてみた
夫婦別墓の問題点には、反対意見の家族を説得しなければいけないことにあります。
夫婦別墓は法律制度的には問題はなく、夫婦で同じお墓に入るかどうかは慣習によるところが大きいです。
私の場合も夫婦別墓については、家族の意見も聞きましたが反対されています。
しかし、意見を無視して強引に夫婦別墓の道を選んでしまうと、家族の賛同が得られなくなったりします。
結果、遺恨(いこん)を残す恐れもあります。
だからこそ説得が不可欠ですし、円満に収める為には誰もが納得する形で結論を出すことが欠かせないです。
上の世代の人は特に、女性であってもお墓は夫婦で入るもの、そういう価値観が根強いので説得は困難を極めます。
勿論、中には柔軟な考えで新しい価値観を受け入れたり、夫婦別墓をポジティブに捉えて賛同する人もいるでしょう。
問題は、家族に夫婦別墓の希望を打ち明けたり話をしてみないことには相手の価値観や考え方が分からないことにあります。
価値観が正反対だと考えも逆ですから、意見をすり合わせるのは難しいです。
夫婦で入るお墓なら夫婦の意見で決めれば良いと言う人もいるでしょう。
ですが、そうはいっても納得したり考えを受け入れるのは家族にとっては簡単ではないです。
家族の意見には子供や両親、兄弟姉妹も関わってきます。
全ての意見をまとめて円満に夫婦別墓の道を選ぶのは実質的に不可能に思われます。
では、夫婦別墓(ふうふべつぼ)は実際に可能なのか?
そこがやはり夫婦別墓(ふうふべつぼ)の大きな問題点でネックになりそうですね。
夫婦別墓でお坊さんの意見を聞いてみた
先祖代々お世話になっているお寺がある場合は、そのお寺のお坊さんの意見も無視できないです。
夫婦の意見がまとまっても、夫婦別墓についてはお坊さんの意見も尊重したいところです。
夫婦別墓は、仏教的には問題はないと解釈されます。
しかし、個人的なお坊さんの意見としては夫婦別墓に反対する人も多いと思われます。
実際に私が檀家となっているお寺のお坊さんの見解も夫婦別墓には基本反対でした。
また、私の所属するお寺の場合は、遺骨自体に魂が宿っているわけではないと言われております。
![タカ](https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/idobata1.com/wp-content/uploads/2021/09/profile-1.jpg?w=1256&ssl=1&quality=100&f=auto)
こちらのお寺では、遺骨は遺品としてとらえるとのことでした。
このように長い付き合いのあるお坊さんほど、家族同様に説得が難しいのではないでしょうか。
跡継ぎやお金の問題については墓に訪れる人がいる場合は墓石は管理してくれるということでした。
このようにお坊さんの意見も加わるわけなので、夫婦別墓の選択は茨の道だといえるでしょう。
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