藤川川球児児とは?読み方と由来の意味!投手が打たれたときの使い方?

藤川川球児児とは?何のことなのかお分かりでしょうか。

 

藤川川球児児の読み方と由来の意味なども気になるところですね。

 

野球好きの方には、試合後にSNSや5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)を閲覧する方も多いかと思います。

 

これらを閲覧していると、しばしば「藤川川球児児」という言葉を見かけることがあります。

 

藤川川球児児とは、主に投手が打たれたときに使われる言葉なのです。

 

具体的な意味や使い方が分からないという方は少なくないでしょう。

 

また、そもそもどのような読み方をすれば良いのかが分からない方も多いかと思います。

 

そこで、ここでは藤川川球児児の由来の意味から、どのように読むのか?

 

どのように使うのかといった基本的なことについて解説していきますね。

 

なお、藤川球児投手(40)が今季限りで現役を引退することが発表されましたね。

藤川川球児児とは

藤川川球児児とは、基本的に藤川球児投手が打ち込まれてしまったケースで使用されるネットスラングのことです。

 

2010年のある試合で起こった出来事に由来しています。

 

それは、阪神タイガースのファンのみならず、多くのプロ野球ファンの間で大きな話題となったものでした。

 

インターネット上で使用されるスラング(隠語、略語、俗語)には様々なものがあります。

 

それには、野球を語源としたものも少なくありません。

 

野球に限らず一般的な話題のときにも使用されることが多く失敗したときに文末に付けて使用する「~ンゴ」

 

相手に何かをして欲しいときに使用する「クレメンス」

 

画像を貼ってほしい際に使用する「ハラデイ」

 

金本知憲元選手が由来でアニキを意味する「ニキ」といったものもあります。

 

これらは2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の掲示板のひとつであるなんJが発祥のスラングと言われています。

 

なんJとは、何でも実況J(ジュピター)の略で、様々なジャンルの実況や雑談が行われている掲示板です。

 

ここでは野球に関するものが多いという特徴があります。

 

藤川川球児児も、なんJで生み出されたネットスラングで、現阪神タイガースの藤川球児(ふじかわきゅうじ)投手を語源としています。

藤川川球児児の読み方と由来の意味

藤川川球児児の読み方は、そのままふじかわかわきゅうじじとなります。

 

このようなスラングが誕生した理由や由来は2010年の9月30日に甲子園で行われた横浜ベイスターズ(現横浜DeNAベイスターズ)戦とされています。

 

2010年の藤川球児投手は、開幕から16試合連続無失点を記録するなどシーズン序盤は非常に好調でした。

 

ですが例年よりも回跨ぎの登板が多く、その疲れからかシーズン終盤は制球が定まらない場面が多々見られます。

 

このような不安定な投球を見せることが少なくありませんでした。

 

そのような状態の中で行われた9月30日の横浜ベイスターズ戦は、2019年より阪神タイガースの監督を務めている矢野燿大(当時輝弘)元選手の引退試合となっていました。

 

この試合で矢野燿大元選手は9回ツーアウトから出場することが予定されていました。

 

矢野燿大元選手は、1998年に中日ドラゴンズから移籍してきたキャッチャーです。

 

正捕手として2003年と2005年の阪神のリーグ優勝に大きく貢献した選手であったため、多くの阪神ファンは矢野燿大元選手の引退試合を楽しみにしていました。

 

そして、その試合は8回が終了した時点で阪神が3対1でリードした展開となっており、9回は当然ながら藤川球児投手が登板しました。

 

しかし、ツーアウトを奪う前に、現読売ジャイアンツの二軍コーチを務める村田修一元選手に逆転3ランホームランを打たれてしまいます。

 

このため、矢野燿大元選手の出場は幻に終わってしまったのです。

 

ちなみに、村田修一元選手は、2020年から広島カープの監督に就任した佐々岡真司元投手の引退試合でもホームランを打ったことから、しばしば引退試合クラッシャーとしてネタにされています。

 

そして、この出来事は阪神タイガースファンだけでなく、多くのプロ野球ファンにとって大きなインパクトを与えるものでした。

 

当時のなんJでも大きな話題となりました。

 

藤川川球児児は、この中で生み出されたネットスラングで、その後は投手が打たれた際に「〇川〇児」という形で使用されるようになっています。

 

ただし、このネットスラングは、球界を代表するセットアッパー・クローザーである藤川球児投手が由来です。

 

なので、主にセットアッパーやクローザーを務める投手が炎上した際に使われることが多いという特徴があります。

 

また、基本的な意味合いとしてはファン目線からの「何やってんだ」・「しっかりしろ」・「頑張れ」といったものや、第三者目線からの「やっちゃった」・「爆死」といったものが含まれています。

投手が打たれたときの藤川川球児児の使い方と例

藤川川球児児はネットスラングで、基本的には投手が打たれたときに使用するスラングです。

 

打たれた投手の名前をもじって「〇川〇児」という形で使用されています。

 

例えば、現在ロサンゼルス・エンゼルスに所属している大谷翔平投手が打ち込まれてしまった場合は、「大川翔児」となります。

 

ニューヨーク・ヤンキースに所属する田中将大投手が大炎上してしまったとしたら、「田川将児」となります。

 

このように、基本的には苗字の最後の文字と名前の最後の文字をそれぞれ川と児に置き換えることで使用することが多いものの、例外も多数存在します。

 

例えば、仮にシカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が不甲斐ない投球をしてしまった場合は、「ダル川ビッシュ児」といったように使用します。

 

マエケンの愛称で親しまれるミネソタ・ツインズの前田健太投手であれば、「マエ川ケン児」といった感じでした。

 

本名の間に川と児を挿入したり、本名ではなくニックネームが使用されるケースも多々見られます。

 

なお、投手の名前をもじって使用するのが「〇川〇児」です。

 

では、このネットスラングの由来となった藤川球児投手自身が炎上してしまったときはどうするのか?

 

この場合、本名とは区別するために、川と児の字をダブらせて藤川川球児児と使用されているされているというわけです。

 

また、藤川川球児児ではなく、「藤川川児」と表現されることもあるようです。

 

「〇川〇児」は基本的に投手が打たれたとき、特にセットアッパーやクローザーが炎上したときに使用するのが基本です。

 

しかし、優勝争いをしている中での試合など、注目度の高い重要な試合で打たれたときに頻繁に目にするという特徴があります。

 

さらに、稀ではあるものの、投手に限らず試合を左右するような決定的なエラーをしてしまった野手に対して使用されるケースもあります。

 

このように、明確な使い方のルールが存在しないのはネットスラングの特徴と言えるでしょう。

 

加えて、ネットスラングの特徴のひとつとして、使用されていくうちに次第に意味や使い方が変化していくというものがあります。

 

野球が由来のネットスラングで、使われていくうちに意味や使い方が変化していったものの代表例は「~ンゴ」でしょう。

 

「~ンゴ」は、JC・JK流行語大賞2017のコトバ部門にランクインするなど、当時若い世代の人たちの間で流行しました。

 

その由来は2008年に楽天イーグルスに所属していたドミンゴ・グスマンという投手とされています。

 

発祥した経緯は藤川川球児児と非常によく似ています。

 

ドミンゴ・グスマン元投手は、2008年の開幕戦をクローザーで迎え、9回裏イーグルスが2点リードした場面で登板しました。

 

結局は1アウトも取れずに逆転負けを喫してしまいます。

 

そして、その2日後にも同じように逆転負けを喫してしまったことから、なんJでは大きな話題となります。

 

その中でドミンゴの名前をもじった「~ンゴ」というスラングが生み出されました。

 

当初は、自虐したり嘲笑したりする場合に、語尾に付けて使用するスラングでした。

 

ですが、ネット上やSNS上で使用されていくうちに次第に本来の意味を失って幅広い場面で使用されるスラングとなりました。

 

このように、「~ンゴ」は使用されていくうちに本来の意味が変化していったネットスラングの代表例と言えます。

 

「~ンゴ」と同じく投手が打たれたという出来事が由来で誕生した「〇川〇児」も、今後は使用されていくうちに少しずつ意味合いが変化していくかもしれませんね。

 

藤川球児投手は、野球好きの方なら当然知っている選手かと思います。

 

藤川川球児児の由来や使い方などの前に、まずは藤川球児投手の基本的な経歴を確認しておきましょう。

藤川球児投手のプロフィール

藤川球児投手は1980年生まれの所謂「松坂世代」を代表する投手の一人です。

 

1998年に高知市立高知商業高等学校からドラフト1位で阪神タイガースに指名されました。

 

入団当初は先発起用されることが多かったものの、2004年に中継ぎ転向してからはタイガースの主力投手の一人となります。

 

2005年には、ジェフ・ウィリアムス元投手・久保田智之元投手とともに勝利の方程式「JFK」を形成してリーグ優勝に大きく貢献しました。

 

2005年と2006年には最優秀中継ぎ投手のタイトルと獲得してしており、球界を代表するセットアッパーとなりました。

 

2007年からは本格的に抑えに転向し、その後は2007年と2011年の計2回最多セーブ投手のタイトルを獲得しています。

 

そして、2013年には念願であったメジャーリーグ挑戦を実現します。

 

シカゴ・カブスへの移籍を果たすものの、シーズン開幕直後に肘を故障してしまいます。

 

そのため、トミー・ジョン手術を受けたため、メジャーリーグでの登板数は限られたものでした。

 

2015年にはテキサス・レンジャーズと契約したもののシーズン途中に自由契約となってしまいます。

 

地元である高知県を本拠地とする四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスへの入団を発表。

 

その翌年の2016年からは古巣の阪神タイガースに復帰しています。

 

その後は、主に中継ぎとして場合によっては抑え投手として起用されます。

 

2020年で40歳を迎えるものの藤川球児投手は未だにプロ野球の第一線で投げ続けています。

 

このような経歴のある藤川球児投手ですが、その代名詞は火の玉ストレートと形容されるストレートです。

 

その威力はプロのバッターがストレートを狙っていても、ことごとく空振りしてしまうほどです。

 

2006年のオールスターゲームでは、当時のパリーグを代表するスラッガーであったアレックス・カブレラ元選手に対してのエピソードがあります。

 

これは投球前に全球ストレートを投げ込むことを予告した上で、一度もバットに当てさせることなく空振り三振に取っています。

 

続く小笠原道大元選手に対しても全てストレート勝負を挑んで空振り三振を取りました。

 

このような威力抜群のストレートを投げ込む藤川球児投手ですが、場合によっては打ち込まれてしまうケースもあります。

藤川川球児児とは?読み方と由来の意味!投手が打たれたときの使い方?のまとめ

今回は、ネットスラングの一種である藤川川球児児の読み方や由来の意味、具体的な使い方について解説しました。

 

藤川川球児児とは、ふじかわかわきゅうじじと読み、主に投手が打たれたときに使用するネットスラングです。

 

2010年の横浜ベイスターズ戦で藤川球児投手が逆転ホームランを打たれたことにより、その試合が引退試合であった矢野燿大元選手の出場が実現しなかったという出来事に由来しています。

 

また、打たれた投手の名前をもじって「〇川〇児」といった形で使うのが基本的な使い方です。

 

場合によっては本名ではなくニックネームが使用されることもあります。

 

加えて、現在は「何やってんだ」・「しっかりしろ」・「頑張れ」・「やっちゃった」・「爆死」といった意味で使用されています。

 

今後の使われ方次第によっては意味が変化していく可能性もあります。

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