秋の土用入りの日はいつからいつまで
秋の土用入りの日は10月20日で、期間は11月6日までです。
これは、年に4回ある土用のうちの一つとなります。
いつからいつまでという日程は、五行由来の暦の雑節で決まります。
秋の土用入りの日は毎年10月20日前後で、この日から約18日が期間となります。
冬や春夏の土用も同様に、入りの日はほぼ決まっていて、日数からおおよその明けの日にちの見当がつきます。
冬は1月18日からで、春は4月16日、夏は7月19日が土用入りの日です。
日数はそれぞれ17日間と18日間、19日間とばらばらですが、約18日間というのは外れていないです。
土用明けの翌日は、立春や立夏と季節の節目(ふしめ)を迎えますから、新しい季節の前に土用の期間があると捉えられます。
また、節目の18日くらい前に土用期間に入ると理解しておけば、日常生活の過ごし方を気をつけることができます。
いつからいつまで、それを把握することも大切です。
まずは、この期間の前後で季節が大きく変わり、生活にも変化が起こると念頭において置くことが大事です。
土用がいつから始まるか分からないと、季節の変わり目を逃してしまいがちです。
体感の変化で季節の変わり目に気がつくようだと、準備不足や対応の遅れによって、様々なリスクや問題が生じてしまうでしょう。
夏の土用は、毎年うなぎの販売が盛んに行われます。
これは商品の予約告知などで気がつくことができます。
しかし、他の季節の土用は夏の土用ほど大々的に販売される商品はあまりないのです。
そのため、暦を意識しないと入りの日を逃してしまう恐れがあります。
近年は気候が変化して、急に気温が下がって寒くなったり逆に上がって暑く感じることが増えています。
つまり気温で季節の境目を捉えるのは難しくなってきます。
暦を確認して正確な日にちを確認する重要性が高まったといえるでしょう。
秋の土用の期間の過ごし方
秋の土用の期間は体調が変化しやすいので、長時間外に居るよりも家でおとなしくするのが理想的な過ごし方です。
急に冷え込んだり気温の上下に追いつけず体調を崩してしまうこともあります。
暖かくしてゆっくりと家で過ごすことをおすすめします。
湯冷めには注意ですが、少しぬるめのお湯に長く浸かるのも良いでしょう。
精神面は傷つきやすく、悲しい気持ちに支配されることもあり得ます。
人間関係の悩みなどを引きずったり長引かせないようにしたいところです。
思い切って挑戦するよりも、じっくりと時間を掛けて物事を考えたり、土用明けに備えて今後の計画を立てるのが賢明です。
考えをまとめるだけでなく、身の回りの整理をして新しい季節に備えるのもありです。
衣替えは実用的で新しい季節のためにもなります。
なので、タンスの中を整理したり掃除に励むのが良いです。
土用は方位に向き不向きがあるので、旅行などの遠出は慎重に計画することが必要です。
新しいスタートに向きませんし、冷静な考えや集中力を要することにも向かないので、大事なことは先送りにしましょう。
身体が重く疲れやすく、油断すると風邪を引いてしまいますから、睡眠を長めに取るのがおすすめです。
カフェインなどを摂ると眠りが浅くなるので、これらも控えめにするのが得策です。
ただ、体調不良や気分の沈みが発生しても季節のせいにできますから、その意味だと悪いことばかりではないです。
疲れを感じたり落ち込んだ場合は、あまり深く考えずにベッドに入り、眠って疲れや心を癒やすのが正解です。
秋は冬を迎える前で、気温が大きく低下したり再び暖かくなることもあります。
そのため、何も考えずに元気に過ごす方が難しく、過ごし方に気をつける必要があるのは当然です。
秋の土用に体力を消費すると、風邪を引いて療養でこの期間を過ごすことになります。
逆に、約18日の期間を何事もなく過ごすことができれば、しっかりと準備して新しい季節のスタートが切れるでしょう。
秋の土用の期間に避けること
秋の土用の期間は特に、気温の変化による大著の変化が心配なものです。
外で体力を使う活動をするのは避けたいものです。
精神的な落ち込みも無視できませんから、勇気を要したり決断が必要なことも避けることです。
例えば仕事の大きい契約などは、精神的な負担になったり心労を増やすので、秋に限らず土用の期間には不向きです。
土用の間は土の神様が支配するといわれているので、土いじりは控えましょう。
草むしりなどにも適しませんから、やはり室内でおとなしく過ごすのが無難です。
当然ですが、家の工事にも向かない期間なので基礎工事や地鎮祭の時期もずらした方が良いです。
土を掘り返すような作業を行えば、土の神様を怒らせることになります。
迷信で済むなら良いですが、何か良くないことが起こってしまえば、平静ではいられなくなるでしょう。
土用は新しいことに向かないとされていて、新居の購入や引っ越しも避けることといわれてきました。
就職や転職も避けることが原則で、結婚や結納も待った方が良いと思われます。
お店の開業や開店も同様に、この期間は避けることと念頭に置いておきましょう。
実は出張にも不向きですから、ずらしたり回避できるのであれば、避けた方が良いのはいうまでもないです。
秋は植物の整理をしたり、次の季節に備えて準備したくなる傾向があります。
ところが、土に触れなくても土に関連する植物に触れるのは微妙です。
枯れて回収したものから種を取り出したり、植木鉢を室内に移動する程度に留めるのがベターです。
本来は事前に済ませておいたり、植物のことについて何も考えなくても良いように準備しておくのが理想的です。
土に空いた穴を埋めるだけでも、花壇の囲いを作るだけでも神様を怒らせかねないので、土に関しては何もしないのが常識です。
ただし間日は例外ですから、土いじりをする必要がある時は間日が狙い目です。
秋の土用の日の由来
秋の土用の日は他の土用と同じく五行が由来で、1年に4回ある内の1つです。
五行では各季節に気が割り当てられていて、秋は金気で知られています。
春の木気と夏の火気、冬の水気によって土気が残り、土気は季節の変わり目に割り当てられることになりました。
それこそがまさに土用で、土の神様を怒らせることから土いじりをしてはいけない理由にもなっています。
五気はそれぞれ性質が大きく異なり、自然の変化だけでなく人間の体調にも影響を与えます。
このように新しい季節に備える期間として土用の期間が設けられました。
土旺用事は土の気が盛んになって事を用うるの意味で、文字通り土の気が活発になる期間を指します。
土用は土旺用事の旺と事が省略され、更に土旺がなまって現在の形になりました。
元々五行は古代中国の思想で、日本に伝わる間にも変化していますから、今と昔でも当然ながら違いはあるでしょう。
それでも、五行が由来という部分は変わっていませんし、土に関することは避けるべきとの思想も守られています。
言葉がなまって変化して定着したものでも、後から意味が変わってしまうことはなく、土用の日は現在も変わらず年に4回です。
秋の金気は金属のことで、土中で光り輝く鉱物を表します。
五行においては冷徹や堅固、確実といった性質を持つもので、同時に収穫を象徴しています。
土気は、植物が地中から芽を出し万物を育てたり保護する性質を担うものです。
そこから転じて季節の変わり目の象徴になり、年4回で1回あたり約18日間の期間を迎えることになっています。
土用の名前は土旺用事由来で各季節に割り当て残った土気が分割され1つが秋の土用になったものです。
なので、季節の変わり目の土用の日も土気が元の立派な五気というわけです。
秋の土用入りの日はいつからいつまで?期間の過ごし方や由来!のまとめ
秋の土用入りの日はいつからといえば、毎年10月20日前後が目安です。
一方、いつまでかというと土用の期間は約18日になります。
日数は17日ですが、土用は毎年いつからいつまでという日にちと期間が異なるので、17日間でもおかしくはないです。
土用の期間中は土いじりが不向きなので、間日と呼ばれる日を除いて、地面を掘ったり庭を触るのは避けるべきです。
体調が優れなかったり、精神的に落ち込むことが多くなるので、体力を温存したり土用明けに備えましょう。
秋の土用入りの日の由来は古代中国の思想の五行で、土用は土旺用事が変化してなまってできた言葉です。
五行の五気の内、土気が季節の変わり目に割り当てられたので、土の神様が支配する期間だったり、土いじりに向かないとされています。
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