気温30度とはどのくらいの暑さ?
気温30度とは体感的にはどのくらいの暑さかというと、汗の掻き方や風にもよります。
殆んどの場合は動くと汗が噴き出してきたり、集中しようにも頭がボーッとする暑さだといえます。
このどのくらいというのは個人差が大きいので、必ずしも同一の気温を誰もが同じように感じるとは限らないです。
理由は代謝による体温であったり、汗の掻きやすさや体の放熱のしやすさなどが体感に影響するからです。
つまり、気温30度でも問題なく過ごせる人もいれば、すぐにバテてしまい動けない人もいるわけです。
少なくとも気温30度を涼しかったり寒く感じる人はいません。
全く汗が出ない人もまずいないでしょう。
気温30度ともなると、犬や猫といった動物ですら積極的に動きたがらない温度です。
そのため、犬や猫もなるべく風通りの良い日陰に移ろうとするはずです。
なお、気温30度の中で過ごそうとすると、必然的に上着を脱いで肌を露出しようとします。
これは誰もが無意識的にする行動ですね。
つまりは上着を着ていると汗の逃げ場がなくなって蒸れてしまうことを意味します。
だからこそ人は気温30度の空間に移動すると無意識に上着を脱いで少しでも涼しくしようとします。
人間の体温は36度前後ですから、6度も差がある気温30度は涼しく感じられると思いがちです。
それから水温の30度は温めに感じるものです。
ですが、気温となると何故か暑く感じてしまいます。
人が快適に過ごせたり集中できる温度は20度台前半といわれています。
それが、気温20度の後半を超えて30度となれば暑いのも当然です。
さらにこれが気温40度ともなればそこは想像を絶する世界となります。
気温40度については下記の記事で詳しく解説しています。
体温と気温は別物ですし、水温も熱の吸着や放出が気温とは異なります。
体温が30度を超える人間であっても気温30度の空間は暑いです。
また日本に限ると、気温30度になる季節は湿度も上がります。
そのため、汗が乾かずベタついて余計に蒸し暑く感じてしまうことになります。
気温30度での服装のおすすめ
気温30度でおすすめの服装は、薄手で肌に密着しない素材や作りのコーディネートです。
室内と室外でも違うわけですが、基本的に下は男性であれば短パン、女性ならスカートのような風通しの良いものがおすすめです。
理由は風が肌に当たりやすく、汗が乾くことで体温の上昇を抑えられることにあります。
一方、上はTシャツやノースリーブのように、腕を露出する服装が良いでしょう。
こちらも理由は同じで、腕も覆う服装だと汗の逃げ場がなくなってしまい、蒸れてベタついたり痒くなるからです。
気温30度の服装は基本的に上下とも1枚です。
しかし、室外で活動する時には、日焼けを防ぐ薄手の上着を1着追加するのもありです。
日焼け止めを塗ればその必要は少なくなります。
ですが、外出の度に塗るのは手間ですから、サッと取り出して羽織れるものを用意しておくことをおすすめします。
羽織れるといえば、冷房の効く室内に移動する際にも、何か1着持ち歩くのが正解です。
特にオフィスの冷房直下や図書館などの公共施設は、気温30度から急に寒く感じることがあるので注意が必要です。
そのため、肌寒く感じてくしゃみが出ることもあるくらいです。
公共施設は全館が一定の温度に保たれますが、設定が低めのことが多いです。
やはり気温30度の室外から入館すると急に寒くなったように感じます。
これでは風邪を引いてもおかしくありません。
また、急激な気温の変化で体調を崩すこともあり得ます。
なので、いつでも羽織れる1着を用意しておくのがおすすめです。
発汗に任せて過ごすことになるわけですから、汗の発散を妨げる格好はNGです。
扇風機やサーキュレーターの風が当たって涼しく感じる薄着にするのが合理的です。
室内と室外で、このように適した格好は異なりますから、過ごす場所に併せて選んだり使い分けましょう。
気温30度での予想される被害の目安
気温30度で予想される被害といえば頭がボーッとしてふらついたり、集中力が低下することが挙げられます。
これは帽子も被らずに炎天下で過ごしたり、水分を補給せずに動き回る場合などに予想される被害です。
汗を掻いても喉の渇きを感じるまでには時間差があります。
そのため、脱水状態になると熱中症になってしまう恐れもあります。
水分補給の目安は喉が渇く前に、汗を掻いたと感じたらこまめに摂ることです。
それと、一定時間活動したら休息を取って体を休めることも熱中症を防ぐことに繋がります。
日が出ている時間帯に散歩をするのは避けましょう。
人が耐えられると感じる気温30度も、地面に近いところで過ごす動物には過酷です。
というのも、道路などのアスファルトは熱を溜めやすく、照り返しと共に放出するので熱風が動物に直撃します。
時に40度どころか50度に達することもあります。
そんな状況の中で散歩をするのは酷ですし、体調の悪化や下痢、嘔吐といった被害が予想されるので注意です。
気温30度の炎天下に駐車される車の中も、ダッシュボードの付近は高温になるので気をつけたいところです。
後部座席で窓から離れたところでも、30度に留まらない温度上昇が発生します。
そんな中で長時間過ごすことは避けるべきです。
室内で高齢者が過ごす場合も、エアコンがあるのとないのでは大違いです。
なお、エアコンが効いていても水分補給は不可欠です。
気温30度での室内と室外の対策の違い
直射日光を遮る屋内と直射日光が直撃する上に路面の照り返しがある屋外では体感温度がかなり違ってきます。
屋内の気温30度は空気によって伝わってくる部分が大半です。
その空気に体が馴染み慣れてしまえば、気温30度でも過ごせなくもないです。
しかし、直射日光も含まれるとなると話は別です。
体の一部分が熱を受けることで、実際の数字よりも暑く感じることになります。
照り返しに限れば部分的に30度を超えることになります。
これも気温30度が決して同じ暑さとはいえない理由の1つになっています。
気温30度で過ごす室内(屋内)と室外(屋外)は同じ気温であっても対策に違いがあります。
その理由は冷房や直射日光の有無などで、汗の掻き方にも差が出るからです。
気温30度での室内の対策
室内(屋内)の気温30度は、直射日光の影響をほぼ受けません。
なので、日差しを気にせずに開放的な格好で過ごすのが良いでしょう。
理想を言えばエアコンを使って室温と湿度を下げ、25度55%くらいの空間を作って過ごせると快適です。
エアコンがなかったり極力使いたくない場合は、最低でも扇風機を使って風の流れを作りたいところです。
無風だと汗の乾きが遅いですし、気化熱が発生しないので体温が上昇して熱中症になりやすいです。
熱がこもりにくくなって熱中症のリスクが下がります。
電気を使わずに体感温度を下げるなら凍らせたペットボトルや大きな氷の塊を用意して扇風機の前に置くことで気化熱による涼しさが得られます。
他にも窓の外にすだれを掛けたり、午前中に打ち水をするといった対策方法もあります。
気温30度での室外の対策
室外(屋外)における気温30度の対策は、風通しの良い薄手の服装が基本です。
しかし、直射日光を受けない上着の追加も検討できます。
室外(屋外)ではなるべく木陰などを選んで歩いたり、直射日光が避けられる屋根のある場所などで休憩するのが基本です。
また体を動かす活動をする時には、予め水かスポーツドリンクのように水分補給に適した飲み物を用意しましょう。
お茶やコーヒーといったカフェイン入りの飲料は、利尿作用があって体内の水分が排出されやすくなります。
喉が渇いたか否かに関わらず、一定間隔ごとにこまめに水分補給をするのが望ましいです。
なるべく汗を掻かないように日傘をさしたり、塩分補給ができる塩飴も用意しておけば安心です。
まとめ|気温30度とはどのくらいの暑さ?
気温30度とはどのくらいの暑さかといえば、汗が止まらないくらいで犬猫もバテてしまうほどです。
気温30度ともなると健康や安全の対策が必要な温度です。
服装は薄手で肌を露出する格好が望ましく、汗の発散を妨げるような厚着は熱中症の恐れを招きます。
気温30度での被害の目安は、脱水症状や熱中症が予想されることです。
具合が悪くなってしまうようであれば要注意です。
気温30度では、健康な成人であってもこまめな水分補給や休息が大事です。
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