冬が乾燥するのはなぜなんだろうと気になったことありませんか?
お恥ずかしい話ですが無知な子供時代の私が思っていたのはなぜ太陽熱も弱く寒いこの時期に乾燥するの変でしょ。
マジでこう思っていたので真実を知ったときにはちょっと衝撃でしたね。
今思うとこのころから、少しづつ科学や物理、雑学なんかにも興味がわいてきたんだと思います。
話がそれましたが今日は、この冬が乾燥する原因や対処方法、おすすめの対策グッズなんかも詳しく紹介していきますね。
冬が乾燥するのはなぜなのかその原因
冬の空気が乾燥する主な原因は、空気に含むことのできる水分量が低下するからなんです。
いわゆる湿気は空気中に含まれる水分のことですが、この量には上限値があって、気温が下がるごとに低下する特徴を持ちます。
つまり、なぜ冬になると空気が乾燥するかと問われれば、空気中の水分量が減ったからだと答えられます。
湿気を表す湿度には、絶対湿度と相対湿度の2種類があります。
一般的には相対湿度が幅広く活用されています。
温湿度計が示す数字は主に相対湿度です。
現在の気温で空気が含むことのできる水分の内、何%にあたる水分量かを示すものです。
結果として単位は%に指定されています。
実際に含まれている空気中の水分量、その重さまでを知ることはできないです。
一方で絶対湿度は、単位が1kgの乾燥空気中の水分量で、重さを表すものとなっています。
例えば20℃と30℃で同じ相対湿度だとしても、肌の周りにある空気の水分量は異なるわけです。
絶対湿度は気温が下がれば下がるほど減ります。
季節が冬になったり寒さが増すと相対湿度が同じ数字でも空気は乾燥します。
それこそが冬の乾燥の正体で、なぜなのかという疑問に対応する答えとなります。
冬は気温が低いので、その分空気が持てる水分量は小さくなり、相対湿度が上がっても乾いていると感じがちです。
その感覚は間違いではなく、肌が白く粉を吹いてカサつきます。
また、目と喉に鼻といった粘膜が痛くなったりします。
水分の蒸発は温度と相関があるので、洗濯物などは冬よりも夏の方が早く乾きます。
しかし、人間は常に35℃以上の体温を保っています。
乾燥した空気に触れる肌の表面では、夏のように水分が奪われます。
洗濯物は発熱しないので温度が周囲の温度と同じになり空気が乾いていても中々カラッとしないです。
そこが人間と元における水分蒸発の違いで洗濯物は乾かないのに肌がカサカサになる原因でもあります。
原因が分かれば対処法にも気がつけます。
誰もが頭の中で想像したイメージは恐らく正解に近いはずです。
冬でもお風呂場はジメッとするので居室との違いが想像できれば、乾燥対策も容易なものとなるでしょう。
当然のことながら、冷たい空気が強く吹き抜ける外気と、あまり変動がない室内では後者の方がより早く水分を奪う傾向です。
ただしこれは人間と犬猫の動物といった、恒温動物(こうおんどうぶつ)全般に当てはまります。
洗濯物は気温の高い室内の方が乾きやすいです。
早く乾かしたい時は外に干すよりも部屋の中が理想的です。
逆にいえば、人間や動物は室内にいると肌が乾燥しやすく外に出ても体温を保っています。
どちらにしても肌がカサカサになります。
防寒をすると余計に肌の周りの温度が高く保たれます。
そこに掻いた汗が加わることで蒸れたり、痒くなるような結果に至ります。
また、化繊(かせん)を代表する強い繊維の衣類を身に着けている。
この場合、肌に細かな傷がついて表面積が増え、更に肌の水分が奪われる悪循環に陥ります。
主要な原因は1つですが、間接的な原因もまたいくつか存在します。
なぜそうなるのかを理解した上で、効果的な対策を行いたいところです。
空気が乾いていると、ウイルスが活発化するので、水分が奪われ弱った粘膜から感染しやすくなります。
ウイルスは軽く風が起こると舞い上がりますが、高湿度下では水分に妨げられて早く落下します。
ところが、乾いた空気中では長時間滞空するので、吸い込んでしまいやすく感染の恐れも強まります。
静電気が発生するデメリットも加わりますから、部屋の湿度には意識的に目を向けて、肌の水分が乾き過ぎないように保つことをおすすめします。
原因は明らかですから、効果的かつ現実的な対処法で解決することが可能です。
冬の乾燥を防ぐ室内の対処方法
冬の乾燥を防ぐ室内における対処方法は、意識的に水分量を増やして湿度を上げるのが基本です。
外から隙間風が入り込む環境だと、常に湿気が奪われるのでカラッとします。
このため、水分量が減ってしまい極端な低湿度状態になります。
その為、部屋の隙間を防いで気密性を高めると、水分が逃げにくくなるので乾燥が防げます。
比較的設計の新しいマンションであれば、高気密なので対策は不要です。
しかし、木造住宅などの隙間が多い部屋では対策が必要です。
薪ストーブのような暖房器具を使っていると、余計に乾燥を加速させてしまうので気をつけましょう。
部屋の水分を補うという意味では、燃焼した燃料と同じ分の水分が発生する石油ストーブの方が乾燥を防ぐ目的に合致します。
灯油を使う暖房器具であれば、石油ストーブだけでなく石油ファンヒーターも同様です。
勿論、締め切った部屋で使うと空気が汚れますから、定期的に窓を開けたり換気扇を回す必要があります。
もっと乾燥への対処方法を強化したい場合は、お湯を沸かせるストーブを用意しましょう。
その上に水を入れたヤカンを置くのが効果的です。
ただ、現代的な気密性の高い住宅では反対に湿度を高め過ぎてしまいます。
カビやダニが発生する原因になるので要注意です。
湿度を最適に保ち管理する目的を考えれば、いわゆる加湿器を使うのが無難で安全だといえるでしょう。
加湿器は、室内の湿度を測定して最適な水分補給を行ってくれます。
これにより、冬の室内の空気を適度に湿らせてくれます。
あまりお金を掛けたくない時は、観葉植物を室内に置くと湿度が高まるので魅力的な対処方法になりますよ。
室内空間が埋まったり世話をする手間はあります。
それでも電気や燃料は不要ですから、経済的に活用すること可能です。
必要なのは水やり程度なので、定期的に水分を与えてあげればそれで湿度が良好に保てます。
大量に置くと却って湿度が上がり過ぎてしまいます。
そこは気をつける必要があるものの適量を置けば悩みが解消される上に目で見て楽しめるメリットが得られます。
他にも、入浴後にしばらく風呂のドアを開けっ放しにしておきます。
こうして湿度が上がったらドアを閉めて換気扇を回す方法があります。
長時間のドアの開放はカビの発生に繋がります。
なので、短時間であれば屋内全体の空気に水分が供給できます。
洗濯物を干したり、水槽で熱帯魚を飼うのも有効です。
大きな容器にお湯を張って置いておくだけでも違うでしょう。
冬にできる対処方法は数多くあります。
乾いた空気を放置しないで対応するのがおすすめです。
冬の乾燥を防ぐ肌の対処方法
冬の乾燥の内、肌の乾燥を防ぐ対処方法としては、部位によって違ったやり方があります。
手足や体は面積が広く水分が奪われやすいので乳液やクリームを使って蒸発を防ぐのが有効です。
タイミングはやはり入浴後の体温が高まる状況で、なるべく早く肌を乾かして塗り拡げるのが理想的です。
下着は繊維が強いと乾燥を促進しますから、綿100%などの優しいものを選びましょう。
顔はカサついたり炎症を生じやすいので、化粧水で十分に水分を補給してから保湿に進みます。
早く乾かそうと、ドライヤーを使ったりストーブの前にいると、折角の水分が飛んでいってしまう
そのため、このような対処方法は禁物です。
また全身に化粧水をつけるのは難しいですし、保湿を行うとなると手間が掛かります。
入浴の段階で乾燥対策をするやり方も選べます。
それは入浴後にオイルを使う方法で、桶に溜めたお湯にオイルを数滴落とし、全身に掛けてから上がるやり方です。
入浴後のタイミングで保湿が行なえますし、比較的手間が掛からず簡単なのでおすすめできます。
オイルはホホバや馬油に椿など、いずれも肌に優しく相性が良いです。
好みで好きなタイプが選べますから、そういった点でも魅力的です。
しかし、どれだけ肌の保湿を心掛けても、目や鼻といった粘膜は守るのが難しいものです。
鼻は呼吸に必要で息を止めるわけにはいきませんからマスクで乾燥を防ぐのが無難だといえます。
マスクは隙間をきっちりと覆うものを選び、正しい装着方法で使用することが大事です。
装着時に湿らせておけば、乾ききるまでの間は簡易的な加湿器になります。
冬に鼻の奥が痛くなってしまう人に朗報です。
更に、保湿性のあるワセリンを綿棒などで粘膜に塗ったり、ドライノーズ用の市販商品で保湿を行うのもありです。
口は口呼吸で水分が奪われてしまうので、鼻の対策をした上で鼻呼吸を心掛けるのが良いでしょう。
目は恐らく対処方法が最も少なく、他の部位に比べると決定打となる方法がない部分だと思われます。
直接的な対処方法は保湿性の高い目薬です。
後は暖房器具による温風の直撃を避けたり室内の湿度を上げる対策が現実的となります。
部屋の湿度を上げるやり方は、肌にも粘膜にも有効ですから、室内においてはこの方法で取り組むのが原則です。
冬に必要となる対処方法は、顔のスキンケアと同じく保水と保湿です。
その両方に効果的な対処ができるやり方であれば、室内における全身の対応もバッチリです。
冬の乾燥を防ぐおすすめの対策グッズ
冬に乾燥する空気に悩まされる人は多いことから、対策グッズもまた充実しています。
机に置いておける気化型の簡易的な加湿器は、手頃な大きさや可愛らしいデザインで人気です。
水を入れて置いておく手軽さですし、価格的に手頃なアイテムなので、乾燥を防ぐのにおすすめしやすい対策グッズです。
スキンケアでは、保湿成分が肌に残る米ぬかタイプの石鹸がおすすめとなります。
自然派なので体にも環境にも優しいです。
普段使っている石鹸やボディソープを置き換えるだけなので簡単です。
美味しそうな香りには期待できませんが、ナチュラルでシットリと仕上がる洗い上がりが楽しめます。
保湿といえばやはりオイルは定番中の定番で、肌に優しかったりカサつきが改善できる有力なものが選べます。
定評のあるオイルは安定性が高いです。
直ぐに品質が劣化してしまう恐れは小さく、安心して毎日使うことができます。
入浴後や外出先でも肌に水分を供給したいのであれば、ミストタイプの化粧水をおすすめします。
スプレー容器なのでサッと取り出して使えますし数プッシュして吹きかければそれで対策が完了です。
手間がなく必要な時間も僅かですから手軽な乾燥対策グッズになります。
頻繁に使うことがないとしても、乾燥しやすい場所で持っていれば心強いので、お守り代わりとしても役立つでしょう。
オフィスのような開放的な場所ではなく、室内でより広範囲に乾燥の恐れがある時もあります。
このようなときは、電気で強力に湿度が上げられる加湿器が狙い目です。
小型で経済性に優れる製品が登場しています。
小さくて置き場所に困ったりせず、電気代もほぼ気にならずに使えます。
空気が乾くのを防ぐ目的の製品なので、冬場にこそ必要性が高いと考えられます。
ただ、暖房器具に灯油を使うものを導入している場合は、2重に加湿し過ぎてしまうので、加湿器の導入は必要ないです。
言い換えれば、石油ストーブを暖房器具に選んで使用します。
それだけで対策グッズとしても効果を発揮することを意味します。
これだと短時間でも大量の灯油を燃焼します。
燃焼した分がそのまま水分に変わりますから加湿効果は単体の加湿器よりも優れます。
室内の対策をいくら頑張っても、一歩外に出ると吹きつける乾いた風から身を護るのは困難です。
できることを挙げるとしたら、外出前に全身のスキンケアを徹底的に済ませることです。
そして、メガネやマスクを装着して外に出ることです。
マスクをしてメガネをかけると眼鏡が曇ることがあるので何かにぶつかったり転倒しないよう注意が必要です。
メガネをしたときのメガネの付け方については下記の記事でも詳しく書いてみましたので参考にしてくださいね。
マスクは古くからある対策グッズで、今も毎年冬になると売れ行きが上がります。
このように有力なアイテムとして期待できることが分かります。
結び
冬が乾燥するのはなぜなのかについての記事はいかがでしたでしょうか?
また、その原因や対処方法についてやおすすめできる対策グッズもご紹介してみました。
なお、この章では記事全体をまとめ重要な部分の要約を載せていますので活用してみてくださいね。
冬に乾燥する原因は空気中の水分量で、気温が変わると同じ相対湿度でも絶対量が変化します。
冬は気温が低く、空気が持てる水分量が減ってしまいます。
その分人間や動物の肌から水分を奪う形となります。
洗濯物は冬になると乾きにくいです。
なぜ肌は乾燥しやすいのかといえば、それは人間や動物は体温が高いからです。
体温は35℃くらいと高いです。
肌の表面も30℃以上を保っているので、表面的に水分が奪われやすい状況となっています。
これがまさに乾燥が進むメカニズムで、対処方法を知る切っ掛けにもなります。
具体的な対処方法は、加湿器や暖房器具に観葉植物などで室温を上げ、空気中の水分を増やすのが基本です。
肌は入浴後に化粧水や乳液を使用したり、クリームなどで全身を保湿する必要があります。
ホホバを始めとしたオイルで油分を補うのもありです。
外出時は鼻や目の粘膜が乾きやすいです。
マスクを使い鼻と口を覆い、目はメガネで保護をするのが良いでしょう。
保湿性が優れる目薬は対策グッズとしておすすめで、自宅でも外出先でも使えるのが魅力です。
スプレータイプの化粧水も、潤いが欲しい時に取り出して使えます。
こういう携帯性のある対策グッズを用意しておくと安心ですね。
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