金色殿とは何?
金色殿とは上野東照宮の本殿のことです。
一般的には建物の周囲を金箔を張り巡らせた金色の御殿と言う意味合いです。
パワースポットや御朱印もとても人気となっています。
過去には多くの貴族や豪族たちが自分の権力を誇示します。
それとともに、その財力を発揮する場所として作られているものが多いものでした。
しかし、上野東照宮(うえのとうしょうぐう)の金色殿は徳川将軍家ゆかりの神社です。
そのため、様々な面で当時の日本国全体の安定と繁栄を願って1627年に建立されています。
徳川家は代々江戸幕府を300年以上にわたり取り仕切ってきた1族でもあります。
その政治手法にはそれまでの豪族や貴族にはない独特なものがありました。
それは自らの権力を単に誇示するばかりではないです。
一般の市民に対しても幸せを与えるようにするという手法なんです。
そのため上野東照宮の構造は一般の人でもお参りが出来るようなものとなっています。
定期的にお祭りが行われるなどといった非常に開放的な雰囲気のものとなっていました。
大石鳥居を越えたところに本殿が設置されていました。
その建物に金箔が貼られていたことから現在では金色殿と呼ばれています。
上野東照宮は江戸庶民が気軽に訪れる
江戸時代当時は多くの人が自由に訪れることができる場所となっていたという記録も残っています。
上野東照宮は一般庶民が気軽に訪れることができる立地条件ともなっていました。
その反面、主祭神は徳川家康や徳川吉宗、及び江戸幕府最後の将軍である徳川慶喜などが祀られています。
まさに、上野東照宮(うえのとうしょうぐう)は徳川家の象徴とも言える神社です。
一般的にはこのような縁の深い神社は一般庶民が立ち入るものとはなっていませんでした。
ですが、上野東照宮は日光東照宮と並ぶ徳川家ゆかりの神社です。
また、多くの江戸庶民が自由に行き来ができることから非常に親しまれたところでもありました。
そのため、一般の庶民でも気軽に境内などで楽しむことができると言う面を持っていたのが特徴です。
一般の庶民が簡単に金色殿を見ることができるばかりでなく、自由に中で過ごすことができると言う非常に庶民的な空気感をもたらしています。
徳川幕府を多くの庶民にも受け入れさせ、長く反映させたと言う歴史上でも大きな意味合いを持っています。
上野東照宮の金色殿は単なる権力の誇示だけではないです。
庶民とのつながりを保つとともに威厳を保つ非常に重要な存在でした。
これも、徳川幕府の運営の象徴と考えられるものとなっていますね。
金色殿(上野東照宮)の見どころとご利益とは何
金色殿(上野東照宮)の見どころですが、境内を1周するだけでもご利益があります。
その理由は、様々なところから勝利のためのパワーを受け取ることができると考えられているからです。
いまなら(2022年9月・10月)、春のぼたん祭がおすすめとなります。
こちらは、いつもなら上野東照宮境内で4月と5月に毎年開催されている祭典となります。
2020年は中止となったため特別祭典 ダリア綾なす秋の園が行われています。
上野東照宮 特別祭典 ダリア綾なす秋の園
開苑期間:2022年9月23日(木)~10月30日(日)
開苑時間:午前9時30分~午後4時30分(入苑締切)
入苑料 :一般800円 会期入苑券2,000円 小学生以下無料ダリア展開催のお知らせ - 上野東照宮ぼたん苑ダリア綾なす秋の園 開苑期間:2022年9月23日(金)~10月30日(日) 開苑時間:午前9時30分~午後
このように実際には様々な見どころが多く存在しています。
これらが全てご利益である強さや多くの人をまとめると言う意味合いから成り立っていることがわかりますね。
金色殿の見どころの石の灯籠のご利益とは何
金色殿の境内にある参道の脇には様々な石の灯籠がずらりと並んでいます。
そのため、非常に壮観な気持ちにさせられます。
散策する際には、大石鳥居から水舎門をくぐって参道に向かうことになります。
その山道を歩くことが1つのご利益を得ることができる場所と考えられています。
これらは全て全国の大名が徳川家康などを祀るために奉納したものです。
そのため全国各地の大名たちから高い崇拝を受けたことがわかるものとなっています。
そのためこれらは多くの人々から多くの信頼を受けることができるものと考えられています。
金色殿の見どころの銅灯籠のご利益とは何
さらに金色殿(本殿)の入り口となる唐門近くの参道にある銅灯籠も、非常に大きなものでありその威厳を保っているものです。
これも地方の大名が寄贈したものとなっていて、徳川家への信頼の厚さを物語るものとなっています。
金色殿の見どころの唐門の昇り龍と降り龍のご利益とは何
金色に輝く唐門に施されているのは、江戸時代の名工と言われる左甚五郎の「昇り龍」や「降り龍」です。
これは左甚五郎が当時の徳川家の隆盛を龍に例えて作成したものとなっています。
その力強さとともに金色の門に描かれていることから非常に美しいものとなっているのが特徴です。
そこは、強い勢いを感じさせるとともに龍の強さも感じさせるものでもあります。
これも勝つための力を得ることができるというご利益があります。
また、ここは重要なパワースポットにもなっています。
金色殿の見どころの大楠(おおくす)のご利益とは何
金色殿の境内で非常に生命力を感じさせるのが、その樹齢が600年を超えるといわれる大楠(おおくす)です。
単純に樹齢が長いと言うだけではなく、幹の周囲が約8メートル、高さが約25メートルの巨木です。
その生命力は非常に強いものと考えられておりその力を現代にも引き継いでいます。
この場所を訪れることでこれらの力を受け取ることができ健康長寿が叶うといわれています。
金色殿のパワースポットのご利益とは何
金色殿のパワースポットは実は様々なものがあります。
その中でも上野東照宮の金色殿は非常に高い人気となっています。
ここには毎年多くの人が訪れています。
ご利益は何かと言うと勝負強さを招くと言われてるため、受験等の際にも多くの人が訪れています。
上野東照宮のパワースポットは金色殿だけと考えられることが多いです。
これらは全てそのご利益である様々な物事に勝つことができると言う意味合いを持つのも特徴です。
パワースポットは、境内のいたるところに配置されています。
このため、上野東照宮の境内自体が非常に大きなパワースポットと考えられる面もあるんです。
そしてそのご利益がすべて様々な物事に打ち勝つと言う意味合いを含んでいます。
ご利益は何と聞かれたときに必勝と言うキーワードに結びつくことになりますね。
そのために勝利のためのパワーを得られるパワースポットとなっている点にも注目です。
金色殿だけではパワー不足の理由とは何
金色殿を訪れるだけでは十分なパワーを得ることができないと考えている人も多くなっています。
そこで、すべての見どころを一通りめぐることです。
その様々なポイントで高いご利益や満足を得ることができると考えられています。
境内を時間をかけて1周することが重要なこととなっているのも特徴です。
金色殿の境内は徳川家の歴史を感じることができる非常に重要な場所でもあります。
でも、様々な自然の美しさに触れることができる貴重な場所でもあります。
さらに多くのエネルギーを得ることができるパワースポットとなっているのも魅力なんです。
上野東照宮を訪れる際にはこれらの見どころを全て見逃さないことです。
またパワースポットならではの魅力も堪能することもできます。
上野東照宮は観光客にも高い人気の理由とは何
神社を訪れた際に御朱印をいただくことを趣味にしている人も少なくありません。
上野東照宮は単にパワースポットとしてだけではないです。
季節の息吹を感じられる場所として観光客にも高い人気となっています。
春と冬に開催される牡丹(ぼたん)祭りの際には境内に咲き誇るぼたんの花を楽しむことができます。
そのほか、季節によっては様々な山の景色を堪能することができるのも特徴です。
江戸幕府を創設した徳川家の多くの将軍たちが祀られているため、非常に格式高い神社と考えられている風潮もあります。
ですが、江戸時代から多くの江戸庶民に親しまれてきたという面もあるため非常に入りやすくなっています。
このように気軽に楽しめる雰囲気を持っているところも大きな特徴となっていますね。
その中でも非常に美しく目を見張るものがあります。
なので、多くの観光客にとって注目の的となることが少なくありません。
金色殿には、御朱印帳を持って御朱印巡りを楽しむ御朱印ガールも増えています。
神社を訪れた際に御朱印をいただくことを趣味にしている人も少なくありません。
上野東照宮の御朱印は非常に霊験あらたかなものと考えられているケースが多いです。
そのため、多くの人が求めるものとなっています。
通常では非常に力強い筆字で比較的シンプルに描かれているものとなっています。
毎年の牡丹祭りの際には牡丹の花をかたどった御朱印が押印されることになっています。
これをいただくことでさらに高いご利益を得ることができると注目が集まっています。
これは期間限定の物であることから非常に希少価値が高いものとなっている点も特徴です。
金色殿が金色(金ピカ)である理由は何かというと、それには様々なものが考えられています。
未来永劫の繁栄を願った徳川家の権力を示すためのものと考えられています。
その中でも最も有力なのは徳川家康が上野東照宮を建立する際に残した遺言にあると言われています。
この際に家康は自分がその場所に眠るにあたり未来永劫心を休めることができるものを作って欲しいと遺言を残しています。
これに対して最も安定している金属である金を利用してその装飾を行ったと言うのが有力です。
江戸時代から金は非常に貴重なものであると同時に、様々なものが繁栄を継続する象徴と扱われてきた傾向がありました。
木材では時間が経つにつれ腐食しその形を止めなくなってしまいます。
当時、利用されていた鉄も時間とともにサビ等が発生し腐食してしまうことがわかっていました。
しかし反面、金は非常に安定しているものであることが知られていたためです。
この時代には金で作られた様々な器や装飾品なども多数存在しています。
これはすべて美しさを誇ると同時にその安定性を利用したものであることが少なくありません。
金色殿と徳川家康の関係とは何
金色殿が金ピカ(金色)の理由は徳川家康の資金力にも関係しています。
多くの大名などもその意識を強く持っています。
金の茶器などは様々な大名家に伝わるものも非常に多かったのが特徴です。
しかし金が安定しているとは言え、建物1つを全て金色(金ピカ)にするためには膨大な量の金を必要とする事は言うまでもありません。
これは一介の大名などにはなかなかできることではないです。
やはり、多くの大名から崇拝されていた徳川家康ならではの技と言うことなんです。
必要な資金や材料となる金などは多くの大名の寄付によってまかなわれていました。
そのため建築は非常にスムーズに進められたと考えられているのです。
このことからも徳川幕府の勢力の強さや当時の影響力の強さを垣間見ることができますね。
これが現存する金色殿の中でも代表するものとなっています。
金色殿は現在では非常にその価値が高いと考えられています。
その財力や権力を誇示する目的で建立されたと考える人が少なくありません。
しかしその権力を誇示するためではないです。
家康自身が安らかに眠ることができる場所を求めたものです。
結果、徳川家康を崇拝する者たちがその崇拝を形に表すために建立したものとなりました。
家康自身は見た目にこのようなものを望んだわけではないと言うこともわかりますね。
また、徳川家は上野東照宮(うえのとうしょうぐう)の他にも日光の中尊寺に金色堂を建立しています。
この時代には金は宝石としての価値はそれほど大きくはなかったようです。
それよりも物質的な安定性をその他の様々な物事に例えることが多かったです。
このことから、結果的に金色殿のような建物が建立されたと考えられています。
上野東照宮(金色殿)の場所はどこで行き方は
上野東照宮(金色殿)の場所がどこにあるかというと東京都台東区上野公園9-88となります。
なお、駐車場が混雑することもあるので公共交通機関がおすすめです。
JRだと上野駅の公園口から出て、まっすぐ上野公園の中を抜けると歩いても5分~10分ほどで行けますよ。
金色殿とはのまとめ
金色殿とは上野東照宮の本殿のことです。
一般的には建物の周囲を金箔を張り巡らせた金色の御殿と言う意味合いです。
境内の見どころは、石の灯籠や昇り龍、降り龍、大楠(おおくす)など数々のパワースポットです。
また、御朱印も非常に貴重なものとなっていています。
これを求めるために多くの人が毎年訪れる場所となっているのもひとつの特徴です。
そのご利益は何と考えるかは人それぞれですね。
金色(金ピカ)の理由は徳川家の繁栄を示すもので、上野東照宮の様々な見どころからもわかります。
徳川家康が自分の人生を終えたとき安らかに眠ることができる場所を求めた結果の建物です。
上野東照宮の見どころは、なんといってもあの金ピカに光る本殿の金色殿ですね。
行き方は、上野駅の公園口を抜けると歩いても5分から10分くらいです。
なお、徳川家康は決してその権力を誇示するために金色殿を建てたと言うものではありません。
しかし現在では非常に力強く300年もの間日本を統一し続けた徳川家の力を示すものとなっています。
徳川家が300年間も江戸時代に君臨し続けたことから勝負事に勝つと言うご利益を得ることができると考えられています。
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